次の方法で共有


AfxMessageBox

画面にメッセージ ボックスを表示します。

int AfxMessageBox(
   LPCTSTR lpszText,
   UINT nType = MB_OK,
   UINT nIDHelp = 0 
);
int AFXAPI AfxMessageBox(
   UINT nIDPrompt,
   UINT nType = MB_OK,
   UINT nIDHelp = (UINT
) -1 
);

パラメーター

  • lpszText
    メッセージ ボックスに表示されるメッセージを持つ CString オブジェクトまたは NULL で終わる文字列へのポインター。

  • nType
    メッセージ ボックスのスタイル。 ボックスには任意のメッセージ ボックス スタイル が適用できます。

  • nIDHelp
    メッセージのヘルプ コンテキスト ID。0 の場合、アプリケーションの既定のヘルプ コンテキストが使用されることを示します。

  • nIDPrompt
    ストリング テーブル内の文字列を参照するために使う一意の ID。

戻り値

メッセージ ボックスを表示するために十分なメモリがなかった場合は 0 を返します。それ以外の場合は次の値のいずれか 1 つを返します。

  • IDABORT   [中止] がクリックされました。

  • IDCANCEL   [キャンセル] がクリックされました。

  • IDIGNORE   [無視] がクリックされました。

  • IDNO   [いいえ] がクリックされました。

  • IDOK   [OK] がクリックされました。

  • IDRETRY   [再試行] がクリックされました。

  • IDYES   [はい] がクリックされました。

メッセージ ボックスに [キャンセル] がある場合は、Esc キーを押すか、または [キャンセル] をクリックすると、IDCANCEL 値が返されます。 メッセージ ボックスに [キャンセル] がない場合は、Esc キーを押しても影響しません。

メッセージ ボックスに表示するテキストをフォーマットするには、AfxFormatString1 関数と AfxFormatString2 関数が便利です。

解説

オーバーロードされた関数の最初の形式は、lpszText が指すテキスト文字列をメッセージ ボックスに表示し、nIDHelp を使用してヘルプ コンテキストを記述します。 ヘルプ コンテキストは、ユーザーがヘルプ キー (通常は F1 キー) を押して関連するヘルプ トピックにジャンプするために、使用されます。

2 番目の形式ではメッセージ ボックスに表示するメッセージに nIDPrompt で指定された ID を持つ文字列リソースを使います。 関連する [ヘルプ] ページは nIDHelp の値を使って検索されます。 nIDHelp の既定値 (-1) が使用されている場合は、ヘルプ コンテキストに nIDPrompt で指定した文字列リソース ID を使います。 ヘルプ コンテキストの定義の詳細については、「テクニカル ノート 28: 状況依存のヘルプのサポート」を参照してください。

使用例

// A simple message box, with only the OK button.
AfxMessageBox(_T("Simple message box."));

// A message box that uses a string from a string table
// with yes and no buttons and the stop icon.
// NOTE: nStringID is an integer that contains a valid id of
// a string in the current resource.
AfxMessageBox(nStringID, MB_YESNO|MB_ICONSTOP);

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

参照

CWnd::MessageBox

概念

MFC マクロとグローバル