方法 : 値エディターを作成する
WPF Designer for Visual Studio の機能拡張モデルにより、デザイン時に [プロパティ] ウィンドウ内のプロパティ値に対して値エディターを提供できます。 値エディターには、インライン値エディターと拡張値エディターの 2 種類があります。 インライン値エディターが [プロパティ] ウィンドウ自体の中に表示されるのに対して、拡張値エディターは編集用の新しいウィンドウを開きます。 どちらの種類の値エディターも、全体的な作成手順は同じです。
値エディターを作成するには
編集対象のプロパティにバインドする DataTemplate クラスを作成します。 データ テンプレートを作成する方法の詳細については、「データ テンプレートの概要」を参照してください。
値エディターをカプセル化する新しいクラスを作成します。 インライン値エディターの場合、このクラスは PropertyValueEditor から継承します。 拡張値エディターは ExtendedPropertyValueEditor から継承します。
値エディター クラスのコンストラクター内で、値エディターのテンプレートを設定します。 インライン値エディターの場合は、InlineEditorTemplate プロパティを、このプロパティのテンプレートへの参照に設定します。 拡張値エディターの場合は、ExtendedEditorTemplate プロパティを設定します。 拡張値エディターの場合は、InlineEditorTemplate プロパティを設定することにより、関連するインライン値エディターのテンプレートを提供することもできます。
IProvideAttributeTable インターフェイスを実装するクラスを作成し、カスタム コントロールの .Design 名前空間に配置します (この操作がまだ行われていない場合)。 詳細については、「デザイン時メタデータの提供」を参照してください。
手順 4. で作成したメタデータ クラスで、値エディター クラスを登録し、プロパティ値と新しい値エディターの関連付けを作成します。 詳細については、「チュートリアル: カスタムのデザイン時メタデータの提供」を参照してください。