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Office ソリューションを配置するための必須コンポーネント

すべての Office ソリューションには、ソリューションを実行する前にインストールしておくことが必要な必須コンポーネントがあります。 さらに、各ソリューションには、配置が必要な必須コンポーネントがあります。 ソリューション コンポーネントをインストールする前に必須コンポーネントが存在するかどうかをチェックするセットアップ プログラムを作成できます。

対象: このトピックの情報は、Microsoft Office 2010 および 2007 Microsoft Office system のドキュメント レベルのプロジェクトおよびアプリケーション レベルのプロジェクトに適用されます。 詳細については、「Office アプリケーションおよびプロジェクト タイプ別の使用可能な機能」を参照してください。

Office ソリューションの必須コンポーネント

エンド ユーザーのコンピューターには、以下のソフトウェアをインストールする必要があります。

  • ソリューションが対象とする .NET Framework のバージョン。 詳細については、「Office ソリューションのデザインと作成」を参照してください。

  • Visual Studio 2010 Tools for Office Runtime。 Microsoft Office 2010 には、.NET Framework 3.5 を対象とするソリューションの実行に必要な Visual Studio 2010 Tools for Office Runtime コンポーネントが含まれています。 ソリューションが .NET Framework 4 を対象としている場合、または .NET Framework 3.5 を対象としており、2007 Microsoft Office system のアプリケーションによって読み込まれる場合、Visual Studio 2010 Tools for Office Runtime を必須コンポーネントとしてソリューションと共に配置する必要があります。 詳細については、「Visual Studio Tools for Office ランタイムのインストール シナリオ」を参照してください。

    注意

    .NET Framework 4 を対象とする Microsoft Office 2010 プロジェクトの場合、ソリューションの配置に ClickOnce を使用するには、[必須コンポーネント] ダイアログ ボックスで [Microsoft Visual Studio 2010 Tools for Office Runtime (x86 and x64)] (Microsoft Visual Studio 2010 Tools for Office Runtime (x86 および x64)) オプションをオンにする必要があります。 Microsoft Office 2010 プロジェクトでは、このオプションは既定でオフになっています。 詳細については、「方法: Office ソリューションを実行するための必須コンポーネントをエンド ユーザーのコンピューターにインストールする」を参照してください。

  • .NET Framework 4 を対象とするプロジェクトで参照するユーティリティ アセンブリ。 Office プロジェクトで使用するユーティリティ アセンブリの詳細については、「Visual Studio Tools for Office Runtime のアセンブリ」を参照してください。

  • ソリューションを実行できる Office アプリケーション。 詳細については、「異なるバージョンの Microsoft Office でのソリューションの実行」を参照してください。

    注意

    Microsoft Office Starter 2010 では、Visual Studio 2010 を使用して作成した Office ソリューションを実行できません。

  • インストールされている Office のバージョンのプライマリ相互運用機能アセンブリ (PIA)。

    注意

    .NET Framework 4 を対象とするソリューションの場合、PIA は必須ではありません。 詳細については、「Office ソリューションのデザインと作成」を参照してください。

必要なソリューション コンポーネント

すべての ClickOnce Office ソリューションは次のコンポーネントで構成されます。

  • コンパイル済みのカスタム コードを含むアセンブリ、および依存アセンブリ (リソース、サテライト、ヘルパー ライブラリなど)

  • アプリケーション マニフェスト

  • 配置マニフェスト

  • ドキュメント (ドキュメント レベルのソリューションの場合のみ)

配置するために必要なコンポーネントのパッケージ化

インストールする必要があるコンポーネントを選択できます。また、セットアップ プログラムは、すべての Office ソリューションが動作するように、インストールの開始前に必須コンポーネントがインストールされていることをチェックします。 ただし、エンド ユーザーが .vsto 配置マニフェスト ファイルを開くことによってソリューションをインストールする場合、必須コンポーネントはチェックされません。

必須コンポーネントをエンド ユーザーのコンピューターにインストールする方法として、次のいずれかを選択できます。

  • 必須コンポーネントをセットアップ プログラムに含める。

  • 必須コンポーネントを Web サイトまたはネットワーク共有からダウンロードしてインストールする。

必須コンポーネントを Microsoft ダウンロード センターからダウンロードすることも、サーバー上に必須コンポーネント用の場所を作成することもできます。 必須コンポーネントとそのインストール方法を選択する方法の詳細については、「方法 : ClickOnce アプリケーションと共に必須コンポーネントをインストールする」を参照してください。

参照

処理手順

方法: Office ソリューションを実行するための必須コンポーネントをエンド ユーザーのコンピューターにインストールする

概念

Office ソリューションの配置

Office ソリューションのセキュリティ保護