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Visual Studio Tools for Office Runtime のアセンブリ

Office プロジェクトを作成すると、Visual Studio によって、そのプロジェクトの種類およびプロジェクトの対象 .NET Framework に使用する Visual Studio Tools for Office Runtime アセンブリへの参照が自動的に追加されます。 .NET Framework 4 用の Office 拡張機能と .NET Framework 3.5 用の Office 拡張機能には異なるアセンブリが含まれています。 Office 拡張機能の詳細については、「Visual Studio Tools for Office Runtime の概要」を参照してください。

.NET Framework 4 用の Office 拡張機能のアセンブリ

.NET Framework 4 用の Office 拡張機能に含まれるアセンブリを次の表に示します。 これらのアセンブリに含まれる名前空間および種類の詳細については、「マネージ参照 (Visual Studio での Office 開発)」を参照してください。

[アセンブリ名]

説明

Microsoft.Office.Tools.Common.dll

次の種類が用意されています。

  • リボンのカスタマイズおよびスマート タグを作成するための種類。

    メモメモ
    スマート タグは、Excel 2010 および Word 2010 では使用されていません。詳細については、「スマート タグの概要」を参照してください。
  • ドキュメント レベルのカスタマイズ内の操作ウィンドウおよびアプリケーション レベルのアドイン内のカスタム作業ウィンドウを作成するための種類。

Microsoft.Office.Tools.Excel.dll

Excel プロジェクト用のホスト項目とホスト コントロールを表すインターフェイス、およびサポート型が用意されています。 詳細については、「拡張オブジェクトによる Excel の自動化」を参照してください。

Microsoft.Office.Tools.Outlook.dll

Outlook アドインのカスタム フォーム領域の作成に使用できる種類が用意されています。

Microsoft.Office.Tools.Word.dll

Word プロジェクト用のホスト項目とホスト コントロールを表すインターフェイス、およびサポート型が用意されています。 詳細については、「拡張オブジェクトによる Word の自動化」を参照してください。

Microsoft.Office.Tools.v4.0.Framework.dll

次の種類が用意されています。

  • Visual Studio Tools for Office ランタイムによってスローされる例外。 

  • Outlook フォーム領域の作成に使用できる属性。

Microsoft.Office.Tools.dll

Visual Studio Tools for Office ランタイム インフラストラクチャに属する種類が用意されています。コードから直接使用するためのものではありません。

Microsoft.VisualStudio.Tools.Applications.Runtime.dll

次の種類が用意されています。

  • CachedAttribute 属性および ICachedType インターフェイス。ドキュメント レベルのカスタマイズのデータ オブジェクトをキャッシュするために使用できます。 詳細については、「キャッシュされたデータ」を参照してください。

  • IAddInPostDeploymentAction インターフェイス。Office ソリューションの ClickOnce インストーラーの最後の手順として追加のインストール手順を実行するために実装できます。 詳細については、「高度な Office ソリューションの配置」を参照してください。

  • Visual Studio Tools for Office ランタイムによってスローされる例外。

  • Visual Studio Tools for Office ランタイム インフラストラクチャに属するその他の種類。コード内で直接使用することを目的としないクラスです。

Microsoft.VisualStudio.Tools.Applications.ServerDocument.dll

次の種類が用意されています。

.NET Framework 4 を対象とするプロジェクトの場合は、次のアセンブリも参照します。これらのアセンブリは、Visual Studio Tools for Office Runtime の再頒布可能パッケージには含まれていません。 これらは、ソリューションと共に配置する必要のある依存アセンブリです。 既定では、プロジェクトのビルド出力フォルダーにコピーされます (これらのアセンブリの [ローカル コピー] プロパティは True に設定されています)。 ClickOnce を使用してプロジェクトを配置すると、生成されたパッケージにこれらのアセンブリが含まれます。

[アセンブリ名]

説明

Microsoft.Office.Tools.Common.v4.0.Utilities.dll

アプリケーション レベルのプロジェクトに生成された ThisAddIn クラスおよびすべてのプロジェクトに生成されたリボン クラスの基本クラスが用意されています。

Microsoft.Office.Tools.Excel.v4.0.Utilities.dll

次の種類が用意されています。

  • Excel のドキュメント レベルのプロジェクトに生成された ThisWorkbook クラスおよび Sheet クラスの基本クラス。

  • Excel プロジェクトのワークシートで使用できる Windows フォーム コントロール。

Microsoft.Office.Tools.Outlook.v4.0.Utilities.dll

Outlook プロジェクトに生成された ThisAddIn クラスおよびフォーム領域クラスの基本クラスが用意されています。

Microsoft.Office.Tools.Word.v4.0.Utilities.dll

次の種類が用意されています。

  • Word のドキュメント レベルのプロジェクトに生成された ThisDocument クラスの基本クラス。

  • Word プロジェクトの文書で使用できる Windows フォーム コントロール。

.NET Framework 3.5 用の Office 拡張機能のアセンブリ

.NET Framework 3.5 用の Office 拡張機能に含まれるアセンブリを次の表に示します。 これらのアセンブリに含まれる名前空間およびクラスの詳細については、Visual Studio 2008 ドキュメントの参照セクション https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=160658 を参照してください。

[アセンブリ名]

説明

Microsoft.Office.Tools.Common.v9.0.dll

次の種類が用意されています。

  • アプリケーション レベルのアドイン用の Microsoft.Office.Tools.AddIn 基本クラス。

  • リボンのカスタマイズおよびスマート タグを作成するためのクラス。

    メモメモ
    スマート タグは、Excel 2010 および Word 2010 では使用されていません。詳細については、「スマート タグの概要」を参照してください。
  • ドキュメント レベルのカスタマイズ内の操作ウィンドウおよびアプリケーション レベルのアドイン内のカスタム作業ウィンドウを作成するためのクラス。

  • Microsoft.Office.Tools.Excel.ExcelLocale1033Attribute クラス。Excel ソリューションで、Excel オブジェクト モデルへのカルチャに依存したすべての呼び出しに使用されるロケール ID (LCID) の制御に使用されます。 詳細については、「さまざまな地域設定を使用した Excel のデータの書式設定」を参照してください。

Microsoft.Office.Tools.Excel.v9.0.dll

Excel ソリューション用のホスト項目およびホスト コントロールが用意されています。 詳細については、「拡張オブジェクトによる Excel の自動化」を参照してください。

Microsoft.Office.Tools.Outlook.v9.0.dll

Outlook アドインのカスタム フォーム領域の作成に使用できるクラスが用意されています。

Microsoft.Office.Tools.Word.v9.0.dll

Word ソリューション用のホスト項目およびホスト コントロールが用意されています。 詳細については、「拡張オブジェクトによる Word の自動化」を参照してください。

Microsoft.Office.Tools.v9.0.dll

次の種類が用意されています。

  • Microsoft.VisualStudio.Tools.Office.RemoteBindableComponent クラス。ドキュメント レベルのカスタマイズに含まれるホスト コントロールにデータ バインディング機能を提供します。

  • Visual Studio Tools for Office ランタイム インフラストラクチャに属するその他の種類。コード内で直接使用することを目的としないクラスです。

Microsoft.VisualStudio.Tools.Applications.Runtime.v9.0.dll

次の種類が用意されています。

  • Microsoft.VisualStudio.Tools.Applications.Runtime.CachedAttribute 属性および Microsoft.VisualStudio.Tools.Applications.Runtime.ICachedType インターフェイス。ドキュメント レベルのカスタマイズのデータ オブジェクトをキャッシュするために使用できます。 詳細については、「キャッシュされたデータ」を参照してください。

  • Visual Studio Tools for Office ランタイムによってスローされる例外。

  • Visual Studio Tools for Office ランタイム インフラストラクチャに属するその他の種類。コード内で直接使用することを目的としないクラスです。

Microsoft.VisualStudio.Tools.Applications.Runtime.v10.0.dll

Microsoft.VisualStudio.Tools.Applications.Deployment.IAddInPostDeploymentAction インターフェイスが用意されています。Office ソリューションの ClickOnce インストーラーの最後の手順として追加のインストール手順を実行するために実装できます。 詳細については、「高度な Office ソリューションの配置」を参照してください。

Microsoft.VisualStudio.Tools.Applications.ServerDocument.v10.0.dll

次の種類が用意されています。

Microsoft.VisualStudio.Tools.Office.Runtime.v10.0.dll

次の種類が用意されています。

  • Microsoft.VisualStudio.Tools.Office.Runtime.Security.AddInSecurityEntry クラスおよび Microsoft.VisualStudio.Tools.Office.Runtime.Security.UserInclusionList クラス。ユーザーの信頼のリストにエントリを追加して Office ソリューションに信頼を付与するために使用できます。 詳細については、「信頼のリストによる Office ソリューションへの信頼の付与」を参照してください。

  • Visual Studio Tools for Office ランタイム インフラストラクチャに属するその他の型。コード内で直接使用することを目的としないクラスです。

参照

概念

Visual Studio Tools for Office Runtime の概要

その他の技術情報

Visual Studio Tools for Office ランタイムのインストール シナリオ