CMFCShellTreeCtrl クラス

CMFCShellTreeCtrl クラスは、シェル項目の階層を表示するように CTreeCtrl クラスの機能を拡張します。

class CMFCShellTreeCtrl : public CTreeCtrl

メンバー

パブリック メソッド

[名前]	説明
CMFCShellTreeCtrl::EnableShellContextMenu	ショートカット メニューを有効または無効にします。
CMFCShellTreeCtrl::GetFlags	IShellFolder::EnumObjects に渡されたフラグの組み合わせを返します。
CMFCShellTreeCtrl::GetItemPath	項目のパスを取得します。
CMFCShellTreeCtrl::GetRelatedList	エクスプローラーのようなウィンドウを作成するために、この CMFCShellTreeCtrl オブジェクトと共に使用される CMFCShellListCtrl クラス オブジェクトへのポインターを返します。
CMFCShellTreeCtrl::OnChildNotify	このウィンドウで処理する必要のある通知メッセージを親ウィンドウが受け取ったとき、親ウィンドウから呼び出されます。 (CWnd::OnChildNotify をオーバーライドします)。
CMFCShellTreeCtrl::OnGetItemIcon
CMFCShellTreeCtrl::OnGetItemText
CMFCShellTreeCtrl::Refresh	現在の CMFCShellTreeCtrl オブジェクトを更新して再描画します。
CMFCShellTreeCtrl::SelectPath	指定された PIDL または文字列パスに基づく適切なツリー コントロール項目を選択します。
CMFCShellTreeCtrl::SetFlags	ツリー コンテキストをフィルター処理するフラグを設定します (IShellFolder::EnumObjects により使用されるフラグに似ています)。
CMFCShellTreeCtrl::SetRelatedList	現在の CMFCShellTreeCtrl オブジェクトと CMFCShellListCtrl オブジェクトの間の関係を設定します。

解説

このクラスは、プログラムのツリーに Windows シェル項目を追加できるようにすることにより、CTreeCtrl クラスを拡張します。 このクラスを CMFCShellListCtrl オブジェクトと関連付けることで、まさにエクスプローラーのようなウィンドウを作成できます。 この状態でツリーの項目を選択すると、関連付けられた一覧に Windows シェル項目の一覧が表示されます。

継承階層

CObject

   CCmdTarget

      CWnd

         CTreeCtrl

            CMFCShellTreeCtrl

必要条件

**ヘッダー:**afxshelltreeCtrl.h

使用例

次の例は、CMFCShellTreeCtrl クラスのオブジェクトを作成する方法を説明しています。 このコード スニペットは、「エクスプローラのサンプル:MFC Windows Explorer アプリケーション」の一部です。

    CMFCShellTreeCtrl   m_wndShellTree;


...


    // const int idTree = 1
    CRect rectDummy (0, 0, 0, 0);
    const DWORD dwViewStyle =   WS_CHILD | WS_VISIBLE | TVS_HASLINES | 
                                TVS_LINESATROOT | TVS_HASBUTTONS;

    // The this pointer points to CFolderBar class which extends the CDockablePane class
    m_wndShellTree.Create (dwViewStyle, rectDummy, this, idTree);

参照

参照

階層図

CTreeCtrl クラス

CMFCShellListCtrl クラス

その他の技術情報

MFC クラス