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データベース オブジェクトの名前の完全修飾

データベース オブジェクトへのすべての参照を完全修飾することで、データベース コードの設計を改善し、他の人にとって理解しやすくすることができます。 また、データベース プロジェクト間など、ある場所から別の場所にコードをコピーしたときにエラーが発生するのを防ぐことができます。 たとえば、Customer という名前のテーブルがあるデータベース内のストアド プロシージャのコードを、[CustomerData] という名前のスキーマにコピーするとします。 このスキーマの名前を列への参照に含めた場合、参照は [CustomerData].[Customer] になります。 これらの参照を完全修飾することで、そのコードをコピーしたときに別のスキーマの Customer テーブルを間違って参照する可能性が低くなります。

各参照を手動で完全修飾する代わりに、データベース リファクタリングを使用すると、コード ブロックまたはデータベース プロジェクト全体のすべてのオブジェクトの名前を自動的に更新できます。 その後、データベース プロジェクトに適用する前に個々の変更をプレビューできます。

配置

リファクタリングを使用すると、運用データベースではなく、データベース プロジェクトのみが更新されます。 この方法により、バージョン コントロールやチーム開発など、データベース プロジェクトのすべての利点を利用できます。 変更を配置するときに、データベース プロジェクトに対する変更の意図をリファクタリング ログ ファイルに保持できます。

詳細については、「データベースのビルドおよび分離開発環境への配置」を参照してください。

注意

チーム環境では、アプリケーション単体テストおよびデータベース単体テストを実行してから、変更を運用サーバーに配置する必要があります。 詳細については、「データベースのチーム開発の開始」を参照してください。

一般的なタスク

次の表に、このシナリオをサポートする一般的なタスクの説明と、それらのタスクを正常に完了する方法の詳細へのリンクを示します。

タスク

関連する参照先

実習を行う: チュートリアルに従って作業すると、他の種類のリファクタリングに加え、リファクタリングを使用してデータベース オブジェクトの名前を完全修飾する方法を習得できます。

チュートリアル: データベース リファクタリング手法の適用

データベース オブジェクトの名前を完全修飾する: リファクタリングを使用して、データベース プロジェクト内のデータベース オブジェクトの名前を完全修飾できます。 リファクタリング操作の一部として、適用前に変更をプレビューできます。

方法: データベース オブジェクトの名前を完全修飾する

リファクタリング操作を元に戻す: リファクタリング操作を元に戻す必要がある場合は、Visual Studio の現在のセッションのリファクタリング操作を元に戻すことができます。

方法: データベース リファクタリング操作を元に戻す

データベース リファクタリングの変更を配置する: データベース プロジェクトをリファクタリングした後、対象データベースに変更を配置する必要があります。 通常、バージョン コントロールにチェックインする前に、分離開発環境に変更を配置してテストします。

方法 : データベース リファクタリングの変更を配置する

問題をトラブルシューティングする: データベース リファクタリングに関する一般的な問題をトラブルシューティングする方法についてさらに詳しく学習できます。

リファクタリングに関する問題のトラブルシューティング

関連するシナリオ

データベース オブジェクトへのすべての参照の名前変更

サーバーまたはデータベースへの参照の名前変更

方法: 別のスキーマにデータベース オブジェクトを移動する

SELECT ステートメントでのワイルドカード文字の展開

参照

概念

データベースのコードとデータのリファクタリング

データベース プロジェクトとサーバー プロジェクトの概要