データベースのコードとデータのリファクタリング

データベース リファクタリングを使用することで、データベース プロジェクトを繰り返し変更するときに必要な作業量とエラーの可能性を減らすことができます。 たとえば、テーブルの名前やテーブルが属しているスキーマを変更するときに、何百ものインデックス、制約、およびプロシージャの更新が必要になる場合があります。 Visual Studio Premium に用意されている種類のリファクタリングを使用すると、このような反復タスクの一部を実行できます。 また、他の種類のリファクタリング用に独自のツールを作成することも、多様なファイル形式を扱うように既存の種類のリファクタリングを拡張することもできます。

一般的なタスク

次の表に、リファクタリングによって支援される一般的なタスクの説明と、そのためにリファクタリングがどのように役立つかに関する詳細な情報へのリンクを示します。

タスク

関連する参照先

データベース オブジェクトの名前を変更する: リファクタリングを使用すると、データベース プロジェクト全体でデータベース オブジェクトへのすべての参照を変更できます。 プロジェクトを配置するときに、変更の意図をリファクタリング ログに保持できます。

サーバーまたはデータベースへのすべての参照の名前を変更する: リファクタリングを使用すると、データベース間参照で、サーバー、データベース、または SETVAR 変数の名前を自動的に更新できます。

データベース オブジェクトを別のスキーマに移動する: リファクタリングを使用すると、データベース オブジェクトを別のスキーマに移動し、データベース プロジェクト全体でそのオブジェクトへのすべての参照を自動的に更新できます。 プロジェクトを配置するときに、変更の意図をリファクタリング ログに保持できます。

データベース オブジェクトの名前を完全修飾する: リファクタリングを使用して、データベース プロジェクト内のデータベース オブジェクトの名前を完全修飾できます。 それらの名前を完全修飾することで、あいまいな参照を回避できます。

SELECT ステートメントでワイルドカード文字を展開する: リファクタリングを使用すると、データベース プロジェクトのビュー、プロシージャ、およびスクリプトで使用されるワイルドカード文字を展開できます。

実習を行う: チュートリアルに従って作業すると、他の種類のリファクタリングに加え、データベース オブジェクトを別のスキーマに移動する方法を習得できます。 入門編のチュートリアルを完了すると、データベース開発ライフ サイクルの一部としてリファクタリングを使用する方法も理解できます。

問題をトラブルシューティングする: データベース リファクタリングに関する一般的な問題をトラブルシューティングする方法についてさらに詳しく学習できます。

参照

概念

データベースのビルドおよび分離開発環境への配置

データベースのビルドとステージング環境または稼動環境への配置

データベース コードの記述と変更