次の方法で共有


手動テストの記録と再生

手動テスト作業を行う場合として、次のような状況が考えられます。

  • テストを複数回実行する。

  • 共通のステップを含むさまざまな手動テストを実行する。

  • 手動テストを使用して、バグが修正されたことを確認する。

このような状況では、テストのステップを記録し、後でそれを再生することにより、テストをより短時間で実行できます。 これを行うには、テスト ランナーで操作の記録を作成します。 この操作の記録を使用することで、手動テストの一部のステップを高速で実行できます。 たとえば、バグが修正されたことを確認するために再度実行する必要があるテストで、特定のステップまで早送りできます。

操作の記録には、アプリケーションや Web サイトへのログインなど、テストの実行中にテスト ステップにより使用されるデータを含めることができます。 操作の記録が停止した位置からテストを続行できます。

テスト A の実行時に操作の記録を作成した場合、テスト B を実行するときにそれを再生することはできません。 ただし、テスト A とテスト B の一連の共有ステップを作成し、テスト A の実行中にこれらの共有ステップの操作の記録を作成した場合は、テスト A、テスト B、またはプロジェクト内で同じ共有ステップを使うその他のテストで、操作の記録を再生できます。

作成した操作の記録は、テスト中に呼び出すことができます。 操作の記録を実行すると、記録したステップが自動的に再生されます。

テストの設定を構成して操作の記録を実行するときに収集する診断情報の種類を指定できます。 詳細については、「コンピューターの設定およびテストの設定を使用した診断情報の収集」を参照してください。

注意

テストを実行する前に、ラボ センターで Test Settings Manager を使用してテストの設定を作成し、その設定をテストに関連付けることをお勧めします。 詳細については、「コンピューターの設定およびテストの設定を使用した診断情報の収集」を参照してください。

主なタスク

タスク

関連するトピック

操作の記録の作成: 手動テスト ケースを複数回実行することが必要になると予想される場合は、テスト ランナーでテストを実行するときに操作の記録を作成できます。 同様に、テストでの共有ステップ用に作成した操作の記録を、他のテストで使用することもできます。

テスト対象アプリケーションでのデータ パラメーターの UI コントロールへのマップ: 異なるデータを使用して手動テスト ケースを複数回実行する場合でも、テスト ケースのコピーを複数作成する必要はありません。 テスト ケースの任意のテスト ステップについて、操作または期待される結果にパラメーターを追加できます。

操作の記録の再生によるテストの高速実行: テストが完了し、テスト結果を含む操作の記録が作成されると、操作の記録に記録されている任意のステップまたはすべてのステップを再生できます。再生すると、記録中に行われたステップが自動的に実行されます。 ステップは、テキスト形式でプレビューすることもできます。

操作の記録がサポートされている構成とプラットフォーム: 操作の記録の作成および再生がサポートされている構成とプラットフォームを確認します。

関連するタスク

コンピューターの設定およびテストの設定を使用した診断情報の収集

テストを実行する前に、ラボ センターで Test Settings Manager を使用してテストの設定を作成し、その設定をテストに関連付ける方法 これにより、テストの実行時にテストの設定を指定する必要がなくなります。 ここには、トレース情報やシステム情報など、テスト結果と共に保存されるさまざまな診断情報を収集する方法についての情報も含まれています。

テスト ランナーを使用した手動テストの実行

ドキュメントやスクリーン ショットの添付、手動テスト実行中のバグ送信などを行う手動テストの作成方法と実行方法の概要

参照

概念

テスト ランナーを使用した手動テストの実行