Lab Management の初めての構成
更新 : 2011 年 4 月
Visual Studio Lab Management を使用して一連の仮想マシンを仮想環境として管理するには、まず Lab Management を構成する必要があります。 各環境は、アプリケーションに必要なロールごとに 1 つ以上の仮想マシンで構成されます。 その後、Lab Management を使用してアプリケーションをこれらの環境に配置し、テストを実行できます。 Lab Management の詳細については、「アプリケーションのライフサイクルでの仮想ラボの使用」を参照してください。
次の図に、Hyper-V、SCVMM、および Lab Management が連携して動作するように構成して、これらの環境を作成できるようにする方法を示します。 この図は、単純なセットアップと、各コンピューターに適用される手順を示しています。
SCVMM、Hyper-V、ライブラリ サーバー、および Team Foundation Server に別個のコンピューターを使用した複雑なセットアップも作成できます。
注意
ライブラリ サーバー (既定のライブラリ サーバーを持つ SCVMM コンピューターを含む) および Hyper-V ホストとして使用するコンピューターは、一般的なネットワーク スイッチに接続されたギガビット ネットワーク上に存在する必要があります。 仮想マシンをホストに配置する場合、また仮想マシンをホストのライブラリに保存する場合は、ネットワークの速度が速いほどパフォーマンスが向上します。
前提条件
Team Foundation Server 管理者は、Lab Management を構成する前に Team Foundation Server を設定して構成する必要があります。 Team Foundation Server を設定および構成する方法の詳細については、『Team Foundation Server インストール ガイド』を参照してください。 Team Foundation Server を構成し、既定のチーム プロジェクト コレクションを作成した後、次の情報があることを確認してください。
TfsMachine: Team Foundation Server を実行しているコンピューターの名前。
domain: すべてのコンピューターで使用される Active Directory ドメイン。
tfssvc: Team Foundation Server の実行に使用されるアカウント。
注意
Team Foundation Server のインスタンスで複数のコンピューターを使用して論理アプリケーション層を実行し、Visual Studio 2010 の Lab Management 機能を使用する場合は、NetworkService アカウントを Team Foundation Server のサービス アカウントとして使用しないでください。 新しいアプリケーション層コンピューターごとに NetworkService アカウントを各物理ホスト コンピューターのローカルの Administrator グループに追加する必要があるので、NetworkService アカウントを使用すると、仮想環境の物理ホスト コンピューターの手動で行う保守作業が多くなります。 たとえば、20 台の物理ホストを持つラボを実行し、アプリケーション層コンピューターを追加するかまたは置き換える場合、20 台のホスト コンピューターそれぞれを新しいアプリケーション層コンピューターの名前で更新し、許可を割り当てる必要があります。 NetworkService アカウントを使用する代わりに、TFSservice アカウントの標準ドメイン ユーザー アカウントおよびパスワードを使用します。 これを行うことによって、物理ホストの初期構成時にドメイン ユーザー アカウントが 1 回追加され、後続の各アプリケーション層コンピューターで同じアカウントが使用されます。 NetworkService アカウントの制限事項の詳細については、「NetworkService Account (NetworkService アカウント)」を参照してください。
domain\tfsadmin: Team Foundation Server 管理者のアカウント。
注意
既定のチーム プロジェクト コレクションではなく特定のチーム プロジェクト コレクションを使用する場合、まずそのチーム プロジェクト コレクションを作成する必要があります。
システム要件
次の表では、Lab Management で使用するコンピューターのハードウェアおよびソフトウェアの最小要件および推奨要件の概要を示します。 前の図にある単純なセットアップでは、HyperVHost コンピューター、VmmMachine、および LibraryMachine に対して同じ物理マシンを使用できます。 より複雑なセットアップを使用している場合、Hyper-V、SCVMM、および次の表で定義されたシステム要件を持つライブラリ サーバーに別個のコンピューターを使用できます。
システム |
プロセッサ |
サポートされるオペレーティング システム |
RAM (最小/ 推奨) |
ハード ディスク (最小/推奨) |
---|---|---|---|---|
HyperVHost |
64 ビット、ハードウェアの仮想化が有効 |
Windows Server 2008 R2 with Hyper-V 64 ビット (Standard、Enterprise、Datacenter Edition) Windows Server 2008 R2 - Server Core インストール (Standard、Enterprise、Datacenter Edition) Windows Server 2008 with Hyper-V 64 ビット (Standard、Enterprise、Datacenter Edition) Service Pack 2 Windows Server 2008 - Server Core インストール (Standard、Enterprise、Datacenter Edition) Service Pack 2 Hyper-V サーバー 2008 R2 |
4 GB/8 GB |
100 GB/200 GB |
VmmMachine |
64 ビット |
Windows Server 2008 R2 64 ビット (Standard、Enterprise、Datacenter Edition) Windows Server 2008 (Standard、Enterprise、Datacenter Edition) Service Pack 2
メモ
Hyper-V サーバー 2008 R2 オペレーティング システムには SCVMM をインストールできません。Hyper-V Server 2008 は、Windows Hypervisor、winsvr08_r2 ドライバー モデル、および仮想コンポーネントのみを含む専用のスタンドアロン製品です。Hyper-V Server 2008 R2 オペレーティング システムの詳細については、この Microsoft Web ページを参照してください。
|
2 GB/4 GB |
200 GB |
LibraryMachine |
64 ビット |
Windows Server 2008 R2 64 ビット (Standard、Enterprise、Datacenter Edition) Windows Server 2008 (Standard、Enterprise、Datacenter Edition) Service Pack 2 |
2 GB/4 GB |
200 GB/500 GB |
TfsMachine |
32 ビット x86 64 ビット x64 |
Team Foundation Server でサポートされているすべてのオペレーティング システム (ドメインに参加していないオペレーティング システムを除く) が Visual Studio Lab Management でサポートされています。 |
2 GB/4 GB |
120 GB/230 GB |
ControllersMachine |
32 ビット x86 64 ビット x64 |
Team Foundation Server でサポートされているすべてのオペレーティング システム (ドメインに参加していないオペレーティング システムを除く) が Visual Studio Lab Management でサポートされています。 |
2 GB/4 GB |
120 GB/230 GB |
構成手順
次の表に、Hyper-V、SCVMM、および Lab Management 構成を行うのに必要な手順と、必要なアクセス許可を示します。 単純なセットアップでは、HyperVHost コンピューター、VmmMachine、および LibraryMachine に対して同じ物理マシンを使用できます。
注意
Lab Management に使用するすべてのコンピューターは、同じドメイン、またはドメイン間に双方向の信頼関係があるドメインに参加している必要があります。
手順番号 |
手順 |
詳細 |
手順におけるコンピューター名 |
[必要なアクセス許可] |
完了した手順 |
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1 |
Hyper-V ホストの設定と構成 |
Hyper-V では、仮想マシンとそのリソースを管理できます。 |
HyperVHost |
HyperVHost の管理者 |
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2 |
SCVMM のインストールと構成 |
SCVMM は、仮想マシンとテンプレートを管理し、それらを格納する場所と方法を管理するのに役立ちます。 |
VmmMachine
メモ
別個のコンピューターを LibraryMachine として使用し、仮想マシンを格納するためのライブラリ共有に使用できます。
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VmmMachine の管理者 |
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3 |
Team Foundation Server の構成による Lab Management の有効化 |
TFS を構成して、作成した仮想マシンとテンプレートにアクセス許可を付与します。 |
TfsMachine |
Team Foundation Server 管理者 |
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4 |
Microsoft テスト マネージャーを使用した構成の検証 |
チーム プロジェクトに接続し、Microsoft テスト マネージャー を使用して Lab Center にアクセスできることを確認します。 |
DesktopClient |
コンピューターに追加されている任意のユーザー アカウント |
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5 |
ビルド コントローラーとテスト コントローラーのインストール |
Team Foundation ビルドを使用してアプリケーションをビルドおよび配置し、テストを実行する場合、ビルド コントローラーとテスト コントローラーが必要です。 |
TfsMachine
メモ
別個のコンピューターを ControllersMachine として使用してテスト コントローラーをインストールすることをお勧めします。
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チーム プロジェクト コレクションの管理者 |
Hyper-V ホストの設定と構成
Hyper-V を設定するには、次のいずれかの操作を実行します。
Windows Server 2008 がインストールされているコンピューターで Hyper-V の役割を有効にします。 HyperVHost コンピューターで Hyper-V の役割が有効になっていない場合、まず各 Hyper-V ホストでサーバー マネージャーを使用して有効にし、次の手順に従って仮想マシンを作成および管理できるようにする必要があります。 Hyper-V の詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。
HyperVHost に Hyper-V サーバー 2008 R2 をインストールします。 Hyper-V サーバーとそのインストール方法の詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。
Windows Server 2008 を使用する各 Hyper-V ホストで Hyper-V の役割を有効にするには
Hyper-V ホストで、管理者としてログオンします。
[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[サーバー マネージャー] をクリックします。
サーバー マネージャーの左ペインで [役割] を右クリックし、[役割の追加] をポイントします。
役割の追加ウィザードに従います。 ウィザードの以下のページ以外のすべてのページでは、[次へ] をクリックするだけでかまいません。
[サーバーの役割の選択] ページで、[Hyper-V] をクリックし、[次へ] をクリックします。
[仮想ネットワークの作成] ページで、アクティブなネットワーク アダプターをクリックし、[次へ] をクリックする必要があります。
注意
アクティブなネットワーク アダプターを調べるには、ipconfig コマンドを使用して IP アドレスが割り当てられているネットワーク アダプターを表示します。 ウィザードで、仮想ネットワークの作成に使用するネットワーク アダプターを選択します。 ラボ内の他のコンピューターと同じネットワークに接続されているアダプターを選択する必要があります。 複数のアダプターがある場合は、Lab Management によって作成された仮想マシンを接続するアダプターを選択します。
[インストール オプションの確認] ページで、[インストールする] をクリックします。
[インストールの結果] ページで、[閉じる] をクリックします。
[今すぐ再起動しますか?] ダイアログ ボックスで、[はい] をクリックします。
コンピューターが再起動し、構成の再開ウィザードに進みます。
[インストールの結果] ページに、"Installation succeeded" というメッセージが表示されます。 [閉じる] をクリックします。
この Microsoft Web サイトで説明されている更新プログラムをイントールします。 この更新プログラムは、仮想環境のネットワーク分離機能をサポートしています。
注意
異なるバージョンの Windows Server 2008 が実行された Hyper-V の複数のホストを使用している場合は、この修正プログラムが必要になる可能性があります。 この修正プログラムが必要かどうかを判断するには、「A Hyper-V differencing disk that you create in Windows Server 2008 R2 cannot be used in Windows Server 2008 (Windows Server 2008 R2 で作成した Hyper-V 差分ディスクは、Windows Server 2008 では使用できません)」で詳細を確認してください。
WinRM の信頼性の向上
Windows リモート管理 (WinRM) は、SCVMM で Hyper-V ホストと通信するために使用されます。 WinRM の既定の構成設定に次の変更を加える必要があります。 これらの設定に変更を加えることで、WinRM の信頼性を向上できます。これは、Lab Management によって、Hyper-V の一般的な運用シナリオで実行される場合よりも多くの操作が Hyper-V ホストで実行されるためです。 WinRM 設定に対するこれらの変更は、ライブラリ共有に使用されるコンピューターでも行う必要があります。
Windows リモート管理の構成設定を変更するには
[スタート] ボタンをクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。
注意
このコンピューターの Administrators グループに追加されているドメイン ユーザーである必要があります。
コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。
winrm set winrm/config @{MaxTimeoutms = "1800000"}
次のコマンドを使用してホスト上の winrm サービスおよび SCVMM エージェントを再起動します。
net stop winrm
net start winrm
net start vmmagent
ホスト OS が Windows Server 2008 の場合:
次のコマンドを実行します。
winrm set winrm/config/Service @{MaxConcurrentOperations="200"}
次のコマンドを使用してホスト上の winrm および SCVMM エージェントを再起動します。
net stop winrm
net start winrm
net start vmmagent
Hyper-V の設定の検証
Hyper-V が正しくインストールされて動作していることを確認するには
Hyper-V を使用して仮想マシンを作成し、その仮想マシンを起動できることを確認します。
HyperVHost に対して Hyper-V の役割を有効にしている場合、MicrosoftWeb サイトの情報に基づいて仮想マシンを作成します。
注意
必要に応じて仮想マシンの設定を変更できます。 ハード ディスクのサイズとメモリを更新できます。 これらの設定の詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。
Hyper-V サーバーを使用している場合、MicrosoftWeb サイトの『Hyper-V Server Getting Started Guide (Hyper-V サーバー ファースト ステップ ガイド)』の情報に基づいて仮想マシンを作成します。
注意
Hyper-V コンピューターに複数のハード ディスク ドライブがある場合、仮想マシンのパスを構成して大きいディスクにしないと、ディスク容量が足りずに仮想マシンを作成できなくなる可能性があります。
Hyper-V の詳細については、「Hyper-V の概要」を参照してください。
注意
仮想マシンを作成または起動するときには、ウイルス対策ソフトウェアが原因で問題が発生することがあります。 詳細については、次の Microsoft Web サイトを参照してください。
SCVMM のインストールと構成
Lab Management から Hyper-V を使用して作成した仮想マシンにアクセスするには、System Center Virtual Machine Manager R2 をインストールして構成する必要があります。System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) は、中央のコンソールから Hyper-V ホスト コンピューターを管理するためのツールです。 Lab Management は、仮想マシンとテンプレートを使用して環境を作成できるように、SCVMM と通信します。
注意
スタンドアロンの Hyper-V サーバー 2008 R2 オペレーティング システムを使用している場合は、別の VmmMachine に SCVMM をインストールする必要があります。 HyperVHost コンピューターは使用できません。 Hyper-V Server 2008 R2 のユニークな特性の詳細については、次の Microsoft Web サイトを参照してください。
VmmMachine に SCVMM サーバーおよび SCVMM 管理者コンソールをインストールするには
VmmMachine で、そのコンピューターの管理者でもあるドメイン ユーザーとしてログオンします。
System Center Virtual Machine Manager をインストールするには、setup.exe を実行します。
SCVMM サーバーをインストールするには、[セットアップ] で [VMM サーバー] をクリックします。 [この使用許諾契約書に同意します] をクリックします。 次に、ウィザードの以下のページ以外のすべてのページで [次へ] をクリックします。
[SQL Server の設定] ウィザード ページで、[SQL Server 2005 Express Edition SP3 のインストール] をクリックして、[次へ] をクリックします。
注意
SQL の既存のインスタンスを使用する場合は、[サポートされているバージョンの SQL Server を使用する] を選択します。
[ライブラリ共有の設定] ウィザード ページで、[新しいライブラリ共有の作成] を選択します。
注意
ライブラリ共有の既定の名前と場所を受け入れるか、別の場所を入力できます。
[インストール設定] ウィザード ページでは、既定のポート番号と VMM サービス アカウントを受け入れるか、別の値を入力できます。
[設定の概要] ウィザード ページでは、[インストール] をクリックします。
[インストール] ウィザード ページでは、[閉じる] をクリックします。
Virtual Machine Manager 管理者コンソールをインストールするには、[セットアップ] で [VMM 管理者コンソール] をクリックします。 [この使用許諾契約書に同意します] をクリックします。 次に、ウィザードの以下のページ以外のすべてのページで [次へ] をクリックします。
[設定の概要] ウィザード ページでは、[インストール] をクリックします。
[インストール] ウィザード ページでは、[閉じる] をクリックします。
System Center Virtual Machine Manager 2008 のスタートアップ ページで、[終了] をクリックします。
この Microsoft Web サイトで説明されている更新プログラムをイントールします。 この更新プログラムは、仮想環境のネットワーク分離機能をサポートしています。
SCVMM の構成
Hyper-V ホスト コンピューターをホスト グループに追加し、必要に応じて他のライブラリ共有を追加するように SCVMM を構成する必要があります。
注意
ホスト グループを使用すると、ホスト コンピューターの目的に基づいて Hyper-V ホスト コンピューターをわかりやすい方法でグループ化できます。 たとえば、一連のホスト コンピューターが社内の特定の部署に属する場合があります。
SCVMM を構成するには
Virtual Machine Manager 管理者コンソールを開きます。
[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[Microsoft System Center]、[Virtual Machine Manager 2008 R2] をポイントし、[Virtual Machine Manager 管理者コンソール] をクリックします。
[サーバーに接続] ダイアログ ボックスで、「localhost:<ポート番号>」または「<SCVMM サーバーの名前>:<ポート番号>」と入力し、[接続] をクリックします。
注意
サービスが実行されていないために接続できないことを示すエラー メッセージが表示された場合、services.msc を実行し、Virtual Machine Manager サービスが実行されていることを確認します。
SCVMM で HyperVHost コンピューターをホスト グループに追加するには、操作ウィンドウで [ホストの追加] をクリックします。 ウィザードの以下のページ以外のすべてのページでは、[次へ] をクリックします。
ホストの追加ウィザードの [ホストの場所の選択] ウィザード ページでは、Hyper-V ホストの管理者の資格情報を入力します。
[ホスト サーバーの選択] ウィザード ページでは、SCVMM に追加するホストのコンピューター名 (「HyperVHost」など) を入力し、[追加] をクリックします。
[概要] ウィザード ページでは、[ホストの追加] をクリックします。
注意
チーム プロジェクト コレクションごとに異なるホスト グループを構成することをお勧めします。 たとえば、Team Foundation Server 内の 2 つのプロジェクト コレクションに Lab Management を構成する場合は、System Center Virtual Machine Manager で 2 つのホスト グループを作成し、各ホスト グループにホストを割り当てます。
(省略可能) 既定では、SCVMM はインストールされたコンピューターをライブラリ サーバーとして機能するように構成します。 また、既定のライブラリ共有をコンピューターに設定します。 ライブラリ サーバーまたは共有を追加し、パフォーマンスを向上させることができます。
新しいライブラリ サーバーを SCVMM に追加するには、右側の操作ウィンドウで [ライブラリ サーバーの追加] をクリックし、ウィザードの指示に従います。
新しいライブラリ共有を SCVMM に追加するには、最初にライブラリ サーバーに Windows のファイル共有を作成します。 その後、SCVMM 管理者コンソールの [ライブラリ] タブでライブラリ サーバーを選択し、右側の操作ウィンドウで [ライブラリ共有の追加] をクリックします。
注意
チーム プロジェクト コレクションごとに異なるライブラリ共有を構成することをお勧めします。
各 SCVMM ライブラリ サーバー上に、この Microsoft Web サイトで説明されている更新プログラムをイントールします。 この更新プログラムは、仮想環境のネットワーク分離機能をサポートしています。
仮想マシンが短時間で起動し、ホスト サービスおよびどのネットワーク エージェントもタイムアウトにならないようにするには、最低限のメモリ容量が HyperVHost マシンに必ず予約されるように設定します。 ホスト マシン上の既定のメモリ予約容量が、仮想マシンが必要とする長い起動時間に対して少なすぎる設定になっている場合があります。
SCVMM 管理者コンソールで [ホスト] をクリックします。
[すべてのホスト] ペインでホスト コンピューターの名前をクリックして、[プロパティ] をクリックします。
[すべてのホストのホスト グループ プロパティ] ダイアログ ボックスで [ホスト予約] タブをクリックします。
[メモリ] ボックスに「1024」 と入力または選択し、[OK] をクリックします。 Hyper-V ホストに最低限必要なメモリ容量の詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。
手順 b. ~ 手順 d. を 各ホストに対して繰り返します。
重要
2 台の SCVMM サーバーを使用しており、両方とも特定の Team Foundation Server が存在する Lab Management で使用されるように構成されている場合、一意の MAC 範囲を使用するように各 SCVMM サーバーを構成する必要があります。 MAC 範囲を構成するには、Virtual Machine Manager 管理者コンソールの左下のナビゲーション ウィンドウで [管理]、[ネットワーク] の順にクリックし、[グローバル静的 MAC アドレスの範囲] をダブルクリックします。 MAC 範囲の構成方法の詳細については、Microsoft Web サイト を参照してください。
SCVMM が正しくインストールされ、動作していることを確認するには
Virtual Machine Manager 管理者コンソールの左側の操作ウィンドウで、[新しいバーチャル マシン] をクリックします。 ウィザードの以下のページ以外のすべてのページでは、[次へ] をクリックします。
[ソースの選択] ウィザード ページで、[空の仮想ハード ディスクを使用して新しいバーチャル マシンを作成する] をオンにします。
[バーチャル マシン ID] ウィザード ページの [バーチャル マシン名] に、「blank」と入力します。
[保存先の選択] ウィザード ページで、[バーチャル マシンをホストに配置する] をオンにします。
[ホストの選択] ウィザード ページで、評価を確認し、[次へ] をクリックします。
Lab Management に使用するすべての HyperVHost コンピューターが表示される必要があります。 また、そのすべてにプラスの星評価が付いている必要があります。 そうでない場合は、問題の修正が必要な場合があります。 HyperVHost コンピューターが SCVMM での使用に適していない理由については、[評価の説明] を確認します。
[概要] ウィザード ページで、[作成] をクリックします。
"blank" という名前の新しい仮想マシンが正常に作成され、SCVMM の [バーチャル マシン] タブに表示されます。 SCVMM がブート ボリュームを検出できないという警告が表示される場合があります。 これは予想されることであり、無視してかまいません。
Virtual Machine Manager 管理者コンソールで、[バーチャル マシン] をクリックし、一覧に表示された仮想マシンを右クリックして [開始] をクリックします。 仮想マシンが開始しない場合は、次のサイトにある情報を調べて、問題の原因を明らかにします。
VM の [状態] が [実行中] になった後、VM を右クリックし、[停止] をクリックします。
これにより、Hyper-V ホストが正しく構成されたことが確認されます。
仮想マシンをライブラリに保存するには、VM を右クリックし、[ライブラリに保存] をクリックします。
[ライブラリ サーバーの選択] ウィザード ページで、ライブラリ共有のいずれかをクリックします。
[パスの選択] ウィザード ページで、Team Foundation Server でチーム プロジェクト コレクションに使用する予定のライブラリ共有のパスを参照します。
終了したら、"blank" という名前の仮想マシンが、SCVMM 管理者コンソールの [ライブラリ] ペインに表示されることを確認します。
これにより、ライブラリ共有が正しく構成されたことが確認されます。
VM 転送のパフォーマンスの向上
次の手順に従って、SCVMM ライブラリ共有からホストに仮想マシンを転送するパフォーマンスと、仮想マシンを SCVMM ライブラリ共有に保存するパフォーマンスを向上できます。 パフォーマンスの向上により暗号化されなくなるため、イメージが暗号化されずにネットワークで送信された場合は、セキュリティに影響があります。
VM 転送のパフォーマンスを向上させるには
ライブラリ サーバーで暗号化されていないファイルの転送を有効にします。
SCVMM 管理者コンソールで [ライブラリ] タブをクリックします。 [ライブラリ サーバー] ツリーで各ライブラリ サーバーを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[暗号化されていないファイルの転送を許可する] をオンにします。
[OK] をクリックし、ダイアログ ボックスを閉じます。
ホスト グループで暗号化されていないファイルの転送を有効にします。
SCVMM 管理者コンソールで [ホスト] タブをクリックします。 [ホスト] ツリーで各ホスト グループを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[暗号化されていないファイルの転送を許可する] をオンにします。
[OK] をクリックし、ダイアログ ボックスを閉じます。
Team Foundation Server の Lab Management の構成
Team Foundation Server が SCVMM サーバーと通信できるようにするには、TfsMachine が VmmMachine として使用しているコンピューターとは異なる場合、このコンピューターに SCVMM 管理者コンソールもインストールする必要があります。
<TfsMachine> に SCVMM 管理者コンソールをインストールするには
TfsMachine に domain\tfsadmin としてログオンします。
Virtual Machine Manager 管理者コンソールをインストールするには、Virtual Machine Manager の setup.exe を実行します。
System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 のスタートアップ ウィザード ページでは、[セットアップ] の [VMM 管理者コンソール] をクリックします。
ウィザードの以下のページ以外のすべてのページでは、[次へ] をクリックするだけでかまいません。
[設定の概要] ウィザード ページでは、[インストール] をクリックします。
[インストール] ウィザード ページでは、[閉じる] をクリックします。
注意
Team Foundation Server の配置に 1 台または複数のアプリケーション層コンピューターがある場合は、前の手順を繰り返して各アプリケーション層コンピューター上に SCVMM 管理者コンソールをインストールします。
Team Foundation Server の Lab Management の構成
重要
Team Foundation Server の構成前に、Lab Management の最新の更新プログラムがインストールされていることを確認してください。 最新の更新プログラムを確認するには、「Update for Microsoft Visual Studio 2010 Lab Management (Microsoft Visual Studio 2010 Lab Management の更新プログラム)」および Microsoft Web ページを参照してください。
Team Foundation Server で Lab Management を構成する必要があります。構成すると、仮想マシンおよび Microsoft テスト マネージャー で作成するテンプレートにアクセスできるようになります。これらの仮想マシンまたはテンプレートを使用すると、仮想環境を作成してライブラリ共有に保存できます。 そのためには、Team Foundation Server で使用する SCVMM サーバーを選択する必要があります。
Team Foundation Server の Lab Management を構成するには
TfsMachine で、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[Microsoft Team Foundation Server 2010] をポイントし、[Team Foundation 管理コンソール] をクリックします。
注意
TfsMachine に domain\tfsadmin としてログオンする必要があります。
管理コンソールの [アプリケーション層] ノードで [Lab Management] をクリックします。
[Lab Management の構成] をクリックします。
[Lab Management の設定] ダイアログ ボックスが表示されます。
[Virtual Machine Manager] タブの [SCVMM サーバー名] に、VmmMachine (Virtual Machine Manager が実行されており、仮想マシンの管理に使用するサーバー) の名前を入力します。
[テスト] をクリックして、Visual Studio Team Foundation Server が SCVMM サーバーと通信できるかどうかを確認します。
Team Foundation Server サービス アカウントに、指定された SCVMM での適切なアクセス許可がない場合、ユーザー名とパスワードを求めるダイアログ ボックスが表示されます。
SCVMM 管理者ロールを持つ既存のメンバーの資格情報を指定します。 このユーザー名とパスワードを使用することで、Team Foundation Server サービス アカウントが SCVMM 管理者ロールに追加されます。
Team Foundation Server から SCVMM サーバーに接続できない場合は、赤い x 印とエラー メッセージが表示されます。 インストールの問題をトラブルシューティングする方法の詳細については、「Lab Management に関するトラブルシューティング」を参照してください。
Visual Studio Lab Management でネットワークの分離を使用すると、コンピューター名の競合やドメイン ネーム システム (DNS) 登録の競合などのネットワークの競合を避けて、1 つのラボ環境の複数のコピーを同時に実行できます。 ネットワークの分離の詳細については、「方法: ネットワーク分離環境を作成して使用する」を参照してください。 [ネットワーク分離] タブで、次の手順を実行します。
[IP ブロック] に、分離ネットワークの作成時に環境内の仮想マシンに割り当てるインターネット プロトコル (IP) アドレスの範囲を入力します。
Classless Inter-Domain Routing (CIDR) 表記法を使用して IP ブロックを入力する必要があります。 CIDR 表記法は、IP アドレス、スラッシュ (/)、およびプレフィックスのサイズで構成されています。 たとえば、192.168.0.0/24 のようになります。
指定したアドレスは仮想マシン間の内部ルーティングにのみ使用され、環境の境界を越えて公開されることはありません。 そのため、パブリック ネットワーク内で使用されていない任意のアドレス範囲を指定できます。 ほとんどの場合、既定の範囲である 192.168.23.0/24 を使用できます。
[DNS サフィックス] で、分離ネットワークの作成時に環境に割り当てるドメイン名のサフィックスを入力します。
Team Foundation Server は、ネットワーク分離環境内の各仮想マシン用の DNS を使用した一意の外部名を登録したときに入力したサフィックスを使用します。 DNS エイリアス レコードを使用すると、コンピューターおよび分離ネットワーク外のその他のオブジェクトが分離ネットワーク内でコンピューターと通信できるようになります。 Team Foundation Server は、DNS ゾーンに移行してエイリアス レコードを登録するため、Team Foundation が実行されているサービス アカウントには、特定の DNS ゾーンでのエイリアス レコードの追加と削除のための権限がある必要があります。
Team Foundation Server の配置に複数のアプリケーション層があり、各アプリケーション層が別のサービス アカウントで実行している場合、各アプリケーション層のサービス アカウントは、他のアプリケーション層で作成された DNS エイリアス レコードを編集するためのアクセス許可が必要です。
[テスト] をクリックし、Visual Studio Team Foundation Server でこのサフィックスが使用できるかどうかを確認します。
サフィックスが有効な場合、緑色のチェック マークが表示されます。 [OK] をクリックします。
サフィックスが有効でない場合、赤い x 印とエラー メッセージが表示されます。 続行するには、エラーを解決する必要があります。
(省略可能) ワークフロー機能が失敗する場合、ビルド エージェントでビルド コントローラーとの通信用に正しい URL が使用されていない可能性があります。 この問題を解決するには、[詳細設定] タブの [ラボ URL] に正しい URL を入力します。 URL には、Team Foundation Server の完全修飾ドメイン名を含める必要があります。 たとえば、「http://<tfs server name>.<domain name>.com:8080/tfs」のように入力します。 ワークフロー機能の詳細については、「ビルド コントローラーとテスト コントローラーのインストール」を参照してください。
Team Foundation Server の配置に 1 台または複数のアプリケーション層コンピューターがある場合、次の手順を別のアプリケーション層コンピューターごとに繰り返します。
Team Foundation 管理コンソールで、[アプリケーション層] ノードに移動し、[Lab Management]、[Lab Management の再構成] の順にクリックします。
[Lab Management の設定] ダイアログ ボックスが表示されます。
[Virtual Machine Manager] タブ、[テスト] の順にクリックし、アプリケーション層が SCVMM と通信できるかどうかを試します。
Team Foundation Server サービス アカウントに、指定された SCVMM での適切なアクセス許可がない場合、ユーザー名とパスワードを求めるダイアログ ボックスが表示されます。SCVMM 管理者ロールを持つ既存のメンバーの資格情報を入力します。 このユーザー名とパスワードを入力し、[OK] をクリックすると、このアプリケーション層の Team Foundation Server サービス アカウントが SCVMM 管理者ロールに追加されます。
各チーム プロジェクト コレクションの Lab Management の構成
SCVMM から、各チーム プロジェクト コレクションで使用するホスト グループとライブラリ共有を構成する必要があります。 たとえば、チーム プロジェクト コレクションごとに 1 つのホスト グループを割り当てて、仮想マシン リソースを均等に分割することができます。
Team Foundation ビルドのビルド定義からワークフロー機能を使用して、アプリケーションを配置したり、仮想環境でテスト コントローラーを使用してテストを実行するには、テスト エージェントまたはビルド エージェントによって使用されるドメイン ユーザー アカウントを追加する必要があります。
注意
この手順では、チーム プロジェクト コレクションを既に作成している必要があります。
各チーム プロジェクト コレクションの Lab Management を構成するには
仮想マシン、テンプレート、および仮想環境の保存に使用するライブラリ共有を選択するには、[アプリケーション層] の下の [チーム プロジェクト コレクション] をクリックします。
重要
Lab Management 用に構成するチーム プロジェクト コレクションごとにライブラリ共有を選択する必要があります。
右側のペインで、プロジェクト コレクションの一覧から適切なチーム プロジェクト コレクションをクリックします。
[Lab Management] タブをクリックし、[ライブラリ共有の構成] をクリックします。
[Lab Management の設定] ダイアログ ボックスが表示されます。
[ライブラリ共有] タブの [追加と検証] をクリックします。
[ライブラリ共有の選択] ダイアログ ボックスが表示されます。
[ライブラリ共有の選択] ダイアログ ボックスで、このチーム プロジェクト コレクションで使用する 1 つ以上の SCVMM ライブラリ共有をクリックし、[追加] をクリックします。
検証プロセスで、Visual Studio Team Foundation Server からライブラリ共有に接続できることが確認されるようになります。 検証が失敗すると、ログが生成されます。 ログを表示して、問題を特定および解決できます。 問題を解決したら、[検証] をクリックして、Team Foundation Server からライブラリ共有に接続できることを確認できます。
チーム プロジェクト コレクションの各チーム プロジェクトにライブラリ共有を追加するには、ライブラリ共有の [自動プロビジョン] を選択します。
注意
ライブラリ共有の自動プロビジョンを選択すると、このチーム プロジェクト コレクション内のすべてのチーム プロジェクトに対して、Team Foundation Server が自動的にライブラリ共有を追加するようになります。 まだ作成されていないチーム プロジェクトに対しては、新しいチーム プロジェクト ウィザードでのプロジェクトの作成時にライブラリ共有が追加されます。 このチーム プロジェクト コレクション内に既に作成されているチーム プロジェクトに対しては、これらの設定の保存時にライブラリ共有が追加されます。 [自動プロビジョン] をオフにすると、チーム プロジェクト コレクションに追加した新しいチーム プロジェクトにはライブラリ共有が追加されなくなります。
チーム プロジェクト コレクションに使用するホスト グループを選択するには、[ホスト グループ] をクリックします。
重要
Lab Management 用に構成するチーム プロジェクト コレクションごとにホスト グループを選択する必要があります。
[ホスト グループ] タブの [追加と検証] をクリックします。
[ホスト グループの選択] ダイアログ ボックスで、このチーム プロジェクト コレクションで使用する 1 つ以上の SCVMM ホスト グループをクリックし、[追加] をクリックします。
検証プロセスで次の点が確認されるようになります。
Team Foundation Server サービス アカウントがホスト グループ内の選択した各ホストに追加され、Team Foundation Server がホスト グループ内のホストと直接通信できるようになっていること。
仮想マシン用のネットワーク アダプター。
Team Foundation Server サービス アカウント (domain\tfssvc) がこれらのホスト グループ内の 1 つ以上のホストで管理者グループに追加されていない場合、ユーザー名とパスワードの入力を求めるダイアログ ボックスが表示されます。
- このコレクションに追加するホスト グループ内のすべての物理ホストに対する管理者のアクセス許可を持っているアカウントのユーザー名とパスワードを入力します。 これらの資格情報は、選択したホスト グループ内のホストの Administrator グループに Team Foundation Server サービス アカウントを追加するために使用されます。 [OK] をクリックします。
複数のネットワーク アダプターを備えた 1 つ以上の Hyper-V ホストを使用しており、仮想マシンへの接続に使用する必要があるアダプターを Team Foundation Server で判別できない場合、これらのホストごとに [複数のネットワーク アダプター] ダイアログ ボックスが表示されます。 使用するネットワークの場所に対応するネットワーク アダプターをドロップダウン リストから選択します。
注意
検証が失敗すると、ログが生成されます。 ログを表示して、問題を特定および解決できます。 問題を解決したら、[検証] をクリックして、すべてが正しく動作していることを確認できます。
チーム プロジェクト コレクションの各チーム プロジェクトにホスト グループを追加するには、ホスト グループの [自動プロビジョン] を選択します。
注意
ホスト グループの自動プロビジョンを選択すると、このチーム プロジェクト コレクション内のすべてのチーム プロジェクトに対し、Team Foundation Server でホスト グループが自動的に追加されるようになります。 まだ作成されていないチーム プロジェクトに対しては、新しいチーム プロジェクト ウィザードでのプロジェクトの作成時にホスト グループが追加されます。 このチーム プロジェクト コレクション内に既に作成されているチーム プロジェクトに対しては、これらの設定の保存時にホスト グループが追加されます。 自動プロビジョンを解除すると、チーム プロジェクト コレクションに追加した新しいチーム プロジェクトにホスト グループが追加されなくなります。
テスト エージェントおよびビルド エージェント間とテスト コントローラーおよび Team Foundation Server 間のそれぞれの通信に使用するユーザー アカウントを選択するには、[サービス アカウント] をクリックします。
ヒント
追加するサービス アカウントは、ドメイン アカウントである必要があります。 セキュリティ上の理由から、このアカウントの特権は制限されています。 必ず、管理アクセス許可のないアカウント、または信頼されたサービスにより使用されるアカウントを使用してください。 これには、ビルド コントローラーとテスト コントローラーが含まれます。
このサービス アカウントに使用するアカウントを 2 つ作成することをお勧めします。 これらの 2 つのアカウントを切り替える方法と、サービス アカウントを使用して既存の環境を更新する方法の詳細については、「方法: テストおよびワークフローの統合用のサービス アカウントを構成する」を参照してください。
[サービス アカウント] タブで、[アカウント名] ボックスにサービス アカウントに使用するアカウントの名前を入力し、[パスワード] ボックスにこのアカウントのパスワードを入力します。
ユーザー アカウントが有効であることを検証するには、[テスト] をクリックします。
重要
Lab Management 用に構成するチーム プロジェクト コレクションごとにユーザー アカウントを選択する必要があります。
[OK] をクリックします。
Team Foundation Server の配置に 1 台または複数のアプリケーション層コンピューターがある場合、次の手順を別のアプリケーション層コンピューターごとに繰り返します。
Team Foundation 管理コンソールで、[アプリケーション層] ノードを展開し、[チーム プロジェクト コレクション]、[Lab Management] タブの順にクリックします。
[Lab Management] タブで [ホスト グループの構成] をクリックします。
[Lab Management の設定] ダイアログ ボックスが表示されます。
[ホスト グループ] タブの [確認] をクリックします。
確認プロセスは、このアプリケーション層の Team Foundation Server サービス アカウントがホスト グループ内で選択した各ホストに追加され、ホスト グループ内のホストと直接通信できるようになっていることを確認します。 このプロセスは、仮想マシンにどのネットワーク アダプターが使用されるかも確認します。
Team Foundation Server サービス アカウントがこれらのホスト グループ内の各ホスト上で管理者グループに追加されていない場合、ユーザー名とパスワードの入力を求めるダイアログ ボックスが表示されます。 このコレクションに追加するホスト グループ内のすべての物理ホストに対する管理者グループのメンバーのアカウントの資格情報を入力します。 このユーザー名とパスワードを入力し、[OK] をクリックすると、Team Foundation Server サービス アカウントが選択されたホスト グループ内のホストの管理者グループに追加されます。
Microsoft テスト マネージャーを使用した構成の検証
この時点で Lab Management が正しく設定されていることを検証するには、次のことを行う必要があります。
チーム プロジェクト コレクション内に少なくとも 1 つのチーム プロジェクトを作成します。 詳細については、「チーム プロジェクトの作成」を参照してください。
Visual Studio Test Professional または Visual Studio 2010 Ultimate をクライアント コンピューターにインストールして、Microsoft テスト マネージャーを使用できるようにします。
Microsoft テスト マネージャーを使用してチーム プロジェクトに接続するには
Microsoft テスト マネージャー がインストールされているクライアント コンピューターで、domain\tfsadmin として、またはチーム プロジェクトのコントリビューターであるユーザーとしてログオンします。
Lab Management 用に構成されたチーム プロジェクトに接続します。
[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Visual Studio 2010] の順にクリックし、[Microsoft テスト マネージャー] をクリックします。
Team Foundation Server の追加を求められた場合は、TfsMachine の名前を入力し、[追加] をクリックします。
矢印をクリックし、チーム プロジェクト コレクションのチーム プロジェクトの一覧を表示し、一覧からチーム プロジェクトを選択して、[今すぐ接続] をクリックします。
センターのドロップダウン リストで [ラボ センター] をクリックします。または、Team Foundation Server を追加する必要がある場合は、[プロジェクトの変更] の下の [ラボ センター] をクリックします。
[続行] をクリックして、選択されたチーム プロジェクトのラボ センターに接続します。
注意
チーム プロジェクト コレクションにチーム プロジェクトが表示されない場合は、コレクションの管理者がプロジェクトを作成していない可能性があります。 プロジェクトが表示されても、[サポートされていません] と表示される場合は、コレクションの管理者が、そのチーム プロジェクトに対するライブラリ共有とホスト グループをプロビジョニングしていない可能性があります。
ラボ センターが開き、[環境] ビューが表示されたら、プロジェクト コレクションは Lab Management に対して正しく構成されています。
ビルド コントローラーとテスト コントローラーのインストール
Lab Management を使用すると、アプリケーションを自分の環境に配置し、その環境でテストを実行することもできます。 これらの機能は、それぞれ Lab Management のワークフロー機能およびテスト機能と呼ばれます。
ワークフロー機能を使用してアプリケーションを配置するには、Team Foundation ビルドを使用してアプリケーションをビルドするか、既にビルドされているアプリケーションを配置します。 次に、自分の環境の各仮想マシンにアプリケーションを配置するワークフローを含むビルド定義を作成します。 これには、ビルド コントローラーが必要です。 その後、テストの設定で選択したロールでテストを実行できます。 これには、テスト コントローラーが必要です。 テストの設定と環境を使用してテストを実行する方法の詳細については、「テスト コンピューターでのテストの実行またはデータの収集の設定」を参照してください。
ワークフロー機能: チーム プロジェクト コレクション用に設定するには、次のいずれかを実行する必要があります。
ビルド コントローラーをインストールして、チーム プロジェクト コレクションに登録します。
チーム プロジェクト コレクションに登録された既存のビルド コントローラーを使用します。
テスト機能: チーム プロジェクト コレクション用に設定するには、次のいずれかを実行する必要があります。
テスト コントローラーをインストールして、チーム プロジェクト コレクションに登録します。
チーム プロジェクト コレクションに登録された既存のテスト コントローラーを使用します。
コントローラーをインストールしたら、エージェントを既存の仮想マシンに追加するか、エージェントがインストールされた仮想マシンを作成することによって、インストールを検証できます。 その後、環境内のロールでそれらの仮想マシンを使用する機能を備えた仮想環境を作成します。 この詳細については、このトピックの「次のタスク」セクションを参照してください。
重要
ビルド コントローラーとテスト コントローラーを構成プロセスの一部としてインストールすることができるようになりました。また、後で環境にワークフロー機能とテスト機能が必要になってから、この手順を完了することもできます。
ビルド コントローラーまたはテスト コントローラーをインストールする必要がある場合、以下の手順に従います。 これらは TfsMachine とは別のコンピューターにインストールすることをお勧めしますが、最小セットアップでは TfsMachine にインストールできます。
ビルド コントローラーとテスト コントローラーをインストールするには
ControllersMachine または別のコンピューターにビルド コントローラーをインストールします。 ビルド コントローラーをインストールするには、Team Foundation Server のインストール DVD を使用する必要があります。 ビルド コントローラーのインストール方法の詳細については、「Visual Studio Agents、テスト コントローラー、およびビルド コントローラーのインストールと構成」を参照してください。
注意
Lab Management に使用しているチーム プロジェクト コレクションにビルド コントローラーを登録する必要があります。
ControllersMachine または別のコンピューターにテスト コントローラーをインストールします。 テスト コントローラーをインストールして構成する方法については、「Visual Studio Agents、テスト コントローラー、およびビルド コントローラーのインストールと構成」を参照してください。
注意
Lab Management に使用しているチーム プロジェクト コレクションにテスト コントローラーを登録する必要があります。
次のタスク
以下のどのタスクでも、Lab Management を使用できるようになりました。
タスク |
関連するトピック |
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仮想マシンから仮想環境をすばやく作成する: チーム プロジェクト コレクションに対して作成した仮想ラボを使用できます。 Lab Management を使用した作業を開始するために使用する既存の仮想マシンからそのチーム プロジェクト コレクション用の環境を構築できます。 |
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ラボ管理で使用できるように仮想マシンを準備する: 既存の仮想マシンを準備することも、作成した仮想ラボで使用できる新しい仮想マシンを作成することもできます。 これらの仮想マシンに必要なエージェントをインストールし、Lab Management で使用できるようにする必要があります。 |
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必要に応じて環境の作成方法を決定する: 環境の複数のコピーを同時に作成できます。 Lab Management を使用してこれを実行するためのさまざまな方法があります。 加えて、必要に応じて環境を作成するときに、テスト機能とワークフロー機能を有効にすることもできます。 |
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アプリケーションを仮想環境に配置する: ワークフロー機能を使用して、アプリケーションのビルド後にアプリケーションを環境に配置できます。 その場合、環境を使用してテストを実行したり、ユーザーが内部リリースをテストすることができます。 |
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仮想環境を使用して手動テストを実行する: アプリケーションのバック エンド層に仮想環境を使用することで、Microsoft テスト マネージャー を使用して手動テストを実行できます。 |
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仮想環境を使用して自動テストを実行する: テスト計画の一部として環境を選択したり、[テストの実行] ビューからテストを実行する場合、環境を使用して Microsoft テスト マネージャー から自動テストを実行できます。 |
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ワークフロー機能とテスト機能を使用して、定期的にアプリケーションをビルド、配置、およびテストする: ワークフロー機能とテスト機能を使用することで、アプリケーションのビルド、アプリケーションの配置、自動テストの実行をスケジュールして、ビルドの品質をチェックできます。 |
参照
その他の技術情報
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
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2011 年 4 月 |
SCVMM のインストールに関するセクションに、[インストール設定] ウィザード ページで既定のポート番号またはサービス アカウントを変更する手順を追加しました。 |
カスタマー フィードバック |