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Visual Studio Agents、テスト コントローラー、およびビルド コントローラーのインストールと構成

更新 : 2010 年 8 月

このトピックでは、Microsoft Visual Studio Agents 2010 ソフトウェアを使用してエージェントとコントローラーをインストールする方法について説明します。 Visual Studio Lab Management の機能を有効にするために、場合によっては、ビルド コントローラーとビルド エージェントをインストールする必要があります。 このトピックでは Visual Studio Lab Management でのインストール手順について説明しますが、アプリケーションをビルドするためのビルド コントローラーとビルド エージェントのインストールに関する情報は含まれていません。 詳細については、「アプリケーションのビルド」を参照してください。 テスト エージェントとテスト コントローラーの必要性に関する詳細については、「テスト コンピューターでのテストの実行またはデータの収集の設定」を参照してください。

テスト コントローラーおよびテスト エージェントをインストールする前に、特定の要件を満たす必須のハードウェアとソフトウェアがあることを確認する必要があります。 テスト コントローラーおよびテスト エージェントのハードウェア要件とソフトウェア要件の詳細については、「テスト コントローラーおよびテスト エージェントの要件」を参照してください。

特定の物理マシンまたは仮想マシンで必要となるコンポーネントのみをインストールする必要があります。 タスクに必要なコンポーネントを次の表に示します。

タスク

テスト エージェント

テスト コントローラー

ラボ エージェント

ビルド エージェント

ビルド コントローラー

Microsoft Visual Studio 2010 を使用した自動テストのリモートでの実行

X

X

Microsoft テスト マネージャーを使用した自動テストの実行

X

X

Microsoft テスト マネージャーを使用した手動テストの実行およびリモートでのデータ収集

X

X

Visual Studio Lab Management を使用したアプリケーションのビルドと配置

X

X

X

Visual Studio Lab Management を使用したアプリケーションのビルド、配置、およびテスト

X

X

X

X

X

ヒント

Microsoft Visual Studio Agents 2010 ソフトウェアは CD から入手できる追加ソフトウェアですが、ダウンロードすることもできます。

テスト コントローラーおよびテスト エージェントは、Microsoft Visual Studio 2010 の次のクライアント エディションで使用できます。

  • Visual Studio Test Professional 2010

  • Visual Studio 2010 Ultimate

  • Visual Studio 2010 Premium

ビルド エージェントは、Team Foundation Server で使用したり Visual Studio Lab Management のワークフロー機能の一部として使用したりすることができます。 ラボ エージェントは Visual Studio Lab Management でのみ使用できます。

ここでは、Microsoft Visual Studio Agents 2010 ソフトウェアのコンポーネントを物理マシンまたは仮想マシンにインストールおよび構成する手順について説明します。 また、Visual Studio Lab Management で使用するビルド コントローラーまたはビルド エージェントをインストールする手順も記載されています。

注意

ラボ エージェント、テスト エージェント、およびビルド エージェントをインストールして仮想マシンを準備する必要がある場合、これらのエージェントをすばやくインストールできるパワー ツールを使用できます。 エージェントと共にインストールされた後、この仮想マシンからテンプレートを作成することもできます。 詳細については、次の Microsoft Web サイトを参照してください。

テスト コントローラー、テスト エージェント、またはラボ エージェントをインストールするには、"Microsoft Visual Studio Agents" というラベルの付いた CD を所有しているか、使用する ISO イメージをダウンロードしておく必要があります。 Visual Studio Agents ISO のダウンロード ページにアクセスするには、Microsoft Web サイト をご利用ください。

Microsoft Visual Studio 2010 を使用して自動テストのみを実行するには、チュートリアル「チュートリアル: Visual Studio 自動テスト用のテスト コントローラーおよびテスト エージェントのインストール」を使用してテスト コントローラーとテスト エージェントをインストールし、テストの設定をセットアップします。

必要なコンポーネントのインストールおよび構成の手順については、次のリンクを参照してください。

  • サポートされているオペレーティング システム

  • ワークグループおよび複数ドメインの要件

  • テスト コントローラーのインストール

  • テスト コントローラーおよびテスト エージェントのセキュリティの設定

  • ラボ エージェントのインストール

  • テスト エージェントのインストール

このインストールには、Team Foundation Server のインストール DVD を使用する必要があります。

  • ビルド コントローラーまたはビルド エージェントのインストール

次の各セクションは、これらのインストールで発生する可能性がある問題に対処するときに役立ちます。

  • テスト コントローラーとテスト エージェントのコネクション ポイント

  • トラブルシューティング

インストール後のテスト エージェントとテスト コントローラーの管理方法の詳細については、「テスト コントローラーおよびテスト エージェントの管理」を参照してください。

注意

テスト エージェントは、Team Foundation Server が実行されているサーバーにはインストールしないでください。

必要条件

これらのコンポーネントでは、次のオペレーティング システムがサポートされます。

  • Windows Server 2008 の最初のリリース以降のバージョン

  • Windows Server 2003 SP2 以降のバージョン

  • Windows 7 の最初のリリース以降のバージョン

  • Windows Vista SP2 以降のバージョン

  • Windows XP Professional SP3 以降のバージョン

ワークグループおよび複数ドメインの要件

テスト コントローラーとテスト エージェントを、単一のドメインではなくワーク グループ内のコンピューターや、双方向の信頼関係がない異なるドメインで稼動しているコンピューターで実行する場合、インストール プロセスの一環として次の手順に従う必要があります。

  1. テスト コントローラーまたはテスト エージェントをインストールするコンピューターごとに、Administrators グループのメンバーであるローカル ユーザー アカウントを作成します。 各コンピューターで同じアカウントとパスワードを使用します。

  2. このユーザー アカウントを使用して、テスト コントローラーをインストールおよび構成します。

  3. このアカウントをテスト コントローラー コンピューターの TeamTestAgentService グループに追加します。

    ヒント

    グループにこのユーザー アカウントを追加するとき、ローカル コンピューターの名前は含めないでください。 たとえば、ユーザー アカウントを <machine name>\<username> として追加しないでください。 グループのユーザー アカウントとして <username> だけを追加します。

  4. この同じアカウントを使用してテスト エージェントをインストールおよび構成します。

重要

これらの手順は、Visual Studio Lab Management で作成するネットワーク分離環境には適用されません。 ネットワーク分離環境の場合、Visual Studio Lab Management は、ラボ サービス アカウントを使用するテスト コントローラーによってネットワーク分離環境のテスト エージェントを自動的に構成します。 ネットワーク分離環境の詳細については、「方法: ネットワーク分離環境を作成して使用する」を参照してください。

注意

ワークグループ内の Windows XP Professional コンピューターからコントローラーに接続するユーザーについては、インストール時に簡易ファイル共有が自動的に無効になります。 これを確認するには、Windows エクスプローラーを開き、[ツール][フォルダー オプション] をクリックします。[次へ] をクリックします。[表示] タブをクリックし、[簡易ファイルの共有を使用する (推奨)] をクリックします。

テスト コントローラーのインストール

エージェントが実行する必要があるタスクに関する情報をテスト エージェントに送信して、単一のテスト コントローラーで 1 つまたは複数のテスト エージェントを管理します。 テスト コントローラーを使用すると、テスト エージェントがインストールされている任意のコンピューター上でテストを実行できます。 さらに、テスト コントローラーによって診断データ アダプターが使用可能になり、テストの実行時にデータを収集したり、テスト コンピューターの設定を変更したりできます。 テストは、同時に複数のコンピューター上で実行できます。 診断データ アダプターの詳細については、「コンピューターの設定およびテストの設定を使用した診断情報の収集」を参照してください。

テスト コントローラーは次のような場合に使用します。

  • Microsoft テスト マネージャーを使用して環境を作成する場合

  • Microsoft Visual Studio 2010 を使用し、テストをリモートで実行して診断およびデータをリモート収集するためのロールを割り当てる場合

環境およびロールの詳細については、「テスト コンピューターでのテストの実行またはデータの収集の設定」を参照してください。

それぞれのテスト コントローラーは、テスト エージェント ソフトウェアがインストールされているコンピューターのセットを管理するサービスとして実行されます。 エージェントを使用できるかどうかに応じて、同じテスト コントローラーで実行される複数の環境を作成できます。 たとえば、1 つのテスト コントローラーをインストールした後、このテスト コントローラーを使用して物理マシンまたは仮想マシンに 9 個のテスト エージェントをインストールおよび登録できます。 次に、それぞれ 3 個のロールを持つ 3 個の環境を作成し、これらの 9 個のテスト エージェントのコンピューターのうち、適切なコンピューターをロールに割り当てることができます。

ヒント

ドメイン コントローラーでもあるコンピューターにテスト コントローラーをインストールして実行する必要はありません。

必要なアクセス許可

テスト コントローラーをインストールするには、コンピューターの Administrators セキュリティ グループのメンバーである必要があります。

重要

テスト コントローラーを Team Foundation Server プロジェクト コレクションに登録する場合は、テスト コントローラー サービスに使用するアカウントが [プロジェクト コレクション]\プロジェクト コレクション テスト サービス アカウント グループのメンバーであるか、またはテスト コントローラー構成ツールの実行に使用するアカウントがプロジェクト コレクション管理者グループのメンバーである必要があります。

テスト コントローラーをインストールするには

  1. Microsoft Visual Studio Agents 2010 のインストールをまだ行っていない場合は、"Microsoft Visual Studio Agents" CD かダウンロード済みの ISO イメージを読み込み、ルート フォルダーにある setup.exe を起動します。

    [Visual Studio Agents 2010 セットアップ] ページが表示されます。

  2. [Visual Studio Test Controller 2010 のインストール] をクリックします。

    [Microsoft Visual Studio Test Controller 2010 のインストール] ページが表示されます。

  3. [次へ] をクリックします。

    [開始] ページが表示されます。

  4. ライセンス条項を読み、この条項に同意する場合は、[同意する] を選択し、[次へ] をクリックします。

    [オプション] ページが表示されます。

  5. (省略可能) インストール先を変更するには、[参照] をクリックし、別のインストール フォルダーを選択します。

  6. [インストール] をクリックしてインストールを開始します。

    [コンポーネントのインストール中] ページが表示されます。 インストールが完了すると、[完了ページ] が表示されます。

  7. インストールしたテスト コントローラーを構成するには、[テスト コントローラーを今すぐ構成] を選択します。 次に、[構成] をクリックしてテスト コントローラー構成ツールを起動します。

    [テスト コントローラーの構成] ダイアログ ボックスが表示されます。

    注意

    このツールを実行すると、テスト コントローラーをいつでも再構成できます。 [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。 [Microsoft Visual Studio 2010] をポイントし、[Microsoft Visual Studio Test Controller 2010 構成ツール] をクリックします。

  8. テスト コントローラー サービスのログオン アカウントとして使用するユーザーを選択します。

    注意

    ユーザー アカウントに null パスワードは使用できません。

  9. (省略可能) 物理環境または仮想環境でこのコントローラーを使用する場合は、使用している環境を含むチーム プロジェクトのコントローラー プロジェクト コレクションに、コントローラーを登録する必要があります。 [チーム プロジェクト コレクションへ登録] をオンにします。 チーム プロジェクト コレクションを見つけるには、[参照] をクリックし、必要に応じて [追加] をクリックしてサーバーを追加します。 または、[テスト コントローラーを次のチーム プロジェクト コレクションへ登録] に名前を入力します。 名前を入力する場合は、完全なパスを入力します。 たとえば、「http://<server name>:8080/tfs/DefaultCollection」のように入力します。

    ヒント

    同じドメインのテスト コントローラー: テスト コントローラーを Team Foundation Server プロジェクト コレクションに登録する場合は、テスト コントローラー サービスに使用するアカウントが [プロジェクト コレクション]\プロジェクト コレクション テスト サービス アカウント グループのメンバーであるか、またはテスト コントローラー構成ツールを実行するために使用するアカウントがプロジェクト コレクション管理者グループのメンバーである必要があります。

    異なるドメインまたはワークグループのテスト コントローラー: Team Foundation Server のドメインに双方向の信頼関係がないワークグループまたは異なるドメインに属するテスト コントローラーを登録する場合、Team Foundation Server コンピューターとテスト コントローラー コンピューターに同じユーザー名とパスワードを持つローカル ユーザー アカウントも作成する必要があります。 また、このローカル ユーザー アカウントは、Team Foundation Server グループである [プロジェクト コレクション]\プロジェクト コレクション テスト サービス アカウントのメンバーとして追加する必要があります。 これにより、テスト コントローラー構成ツールを実行するときに、このローカル ユーザー アカウントを使用してテスト コントローラーを登録できます。

    注意

    環境の詳細については、「テスト コンピューターでのテストの実行またはデータの収集の設定」を参照してください。

  10. (省略可能) ロード テスト用にテスト コントローラーを構成するには、[ロード テストの構成] をオンにします。

    ロード テストの詳細については、「アプリケーションのパフォーマンスおよびストレスのテスト」、「テスト コントローラーおよびテスト エージェントを使用した複数のテスト コンピューターへのロード テストの分散」、および「テスト コントローラーとテスト エージェントを使用したロード テスト」を参照してください。

    1. [次の SQL Server インスタンスにロード テスト結果のデータベースを作成] に SQL Server のインスタンスを入力します。

      注意

      SQL Server がインストールされていない場合は、SQL Express を使用できます。 SQL Express をダウンロードおよびインストールする方法の詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。 ユーザー数に関する考慮事項の詳細については、「テスト コントローラーとテスト エージェントを使用したロード テスト」を参照してください。

    2. テスト コントローラーを使用してロード テストの仮想ユーザー ライセンスを管理するには、[仮想ユーザー ライセンスの管理] をクリックします。

      [仮想ユーザー ライセンスの管理] ダイアログ ボックスが表示されます。 必要に応じて、ライセンス キーを追加および削除します。

      注意

      これらの仮想ユーザー ライセンスは別個に購入する必要があります。 仮想ユーザー ライセンスを管理する方法の詳細については、「テスト コントローラーによるロード テスト用の仮想ユーザー ライセンスの管理」、「ロード テストのためのテスト コントローラーおよびテスト エージェントの構成」、および「方法: ロード テストの仮想ユーザー ライセンス キーを追加する」を参照してください。

      注意

      Visual Studio 2010 Load Test Feature Pack は、MSDN サブスクライバーを持つアクティブな Microsoft Visual Studio Ultimate 2010 に、無制限の仮想ユーザーを生成する一意の Visual Studio Load Test Virtual User Pack 2010 ライセンス キーを提供します。

      MSDN サブスクライバーだけが利用できるこの Feature Pack をダウンロードするには、「MSDN サブスクライバー ダウンロード」を参照してください。 Feature Pack の詳細については、「Microsoft Visual Studio 2010 Load Test Feature Pack」を参照してください。

  11. [設定の適用] をクリックして、変更内容を適用します。

    [構成の概要] ダイアログ ボックスが表示されます。 ここには、テスト コントローラーを構成するために必要な各手順の状態が表示されます。

  12. [構成の概要] ダイアログ ボックスを閉じるには、[閉じる] をクリックします。 もう一度 [閉じる] をクリックして、テスト コントローラー構成ツールを閉じます。

    [Visual Studio Agents 2010 セットアップ] ダイアログ ボックスが表示されます。 ここでは、このコンピューターで必要となるその他のコンポーネントをインストールできます。

    テスト コントローラーは、インストールされたコンピューター上で Windows サービスとして実行されます。 サービスのプロパティを表示するには、コントロール パネルを使用します。 [コントロール パネル][管理ツール] をクリックし、[サービス] をクリックします。 テスト コントローラー サービスの名前は、Visual Studio Test Controller です。 このコントローラー サービスは、Windows の他のサービスと同様に開始したり停止したりできます。

    注意

    テスト コントローラーがチーム プロジェクトに登録されている場合は、テスト コントローラーおよび登録されたテスト エージェントを、Microsoft テスト マネージャー の [ラボ センター][テスト コントローラー マネージャー] を使用して構成および監視できます。 テスト コントローラーがチーム プロジェクトに登録されていない場合に、テスト コントローラーと登録されているエージェントを構成および監視するには、Microsoft Visual Studio 2010 で [テスト] をクリックし、[テスト コントローラーの管理] をポイントします。 適切なアクセス許可が必要です。 詳細については、このトピックのセキュリティに関するセクションを参照してください。

注意

テスト コントローラーをコンピューターにインストールすると、そのコンピューターでレジストリ エントリ HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control が設定されます。 この値により、サービス コントロール マネージャーのタイムアウトの設定が通知なしに 30 秒から 10 分に変更され、テスト コントローラーが Team Foundation Server サービスとの通信を開始する際に待機する時間が長くなります。 詳細については、「Windows Server 2003 でサービスが開始されずイベント 7000 および 7011 が記録される」を参照してください。

ユーザー アカウント制御 (UAC: User Account Control) 機能を備えたオペレーティング システムを実行するコンピューターにテスト コントローラーをインストールする場合、レジストリ キー HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\system\ LocalAccountTokenFilterPolicy の値は 1 に設定されます。 これにより UAC のリモート制限が無効になり、テスト エージェントがローカル アカウントを使用するように構成されている場合、リモート認証を行うことができます。 詳細については、次の Microsoft Web サイトを参照してください。

テスト コントローラーおよびテスト エージェントのセキュリティの設定

テスト コントローラーのセットアップにより、ユーザー グループとサービスが作成されます。これらは共に、環境のセキュリティを確保するために役立ちます。 次のグループがテスト コントローラーのセットアップ中に作成され、ユーザーの認証に使用されます。

ユーザー グループ

インストール時に作成

アクセス許可

TeamTestControllerUsers

テスト コントローラー

このグループのユーザーは、以下の操作を実行できます。

  • テストの実行を開始する。

  • 結果を表示する。

TeamTestControllerAdmins

テスト コントローラー

このグループのユーザーは、以下の操作を実行できます。

  • TeamTestControllerUsers と同じタスクを実行する。

  • 任意のテストの実行を一時停止、延期、または削除する。

  • テスト エージェントの状態を追加、削除、および変更する。

  • 環境を作成する。

TeamTestAgentService

テスト コントローラー

このグループのユーザーは、以下の操作を実行できます。

  • テスト コントローラーに接続する。

メモメモ
テスト エージェント ユーザーは、テスト コントローラーがインストールされているコンピューターのこのグループに追加する必要があります。

テスト エージェントをテスト コントローラーに接続すると、テスト コントローラーは、テスト エージェント サービスのユーザーがこれらのグループのメンバーであることを確認します。 ユーザーがこれらのどのグループのメンバーでもない場合は、接続が拒否されます。

Team Foundation Server に登録されているテスト コントローラーの管理

テスト コントローラーがチーム プロジェクト コレクションに登録されている場合は、テスト コントローラーのユーザー アカウントをこれらのユーザー グループに追加してテスト コントローラーを管理する必要はありません。 プロジェクト コレクション テスト サービス アカウントのメンバーまたは Team Foundation Server のプロジェクト コレクション管理者グループのメンバーは、テスト コントローラーを管理できます。

Team Foundation Server に登録されていないテスト コントローラーの管理

テスト コントローラーがインストールされた後、コントローラーへのアクセスは、セットアップ中に作成された TeamTestControllerUsers グループと TeamTestControllerAdmins グループのメンバー、および Administrators グループに制限されます。 適切なユーザー、グループ、またはその両方をこれらのグループに追加して、これらがテスト コントローラーにアクセスできるようにします。

ラボ エージェントのインストール

Team Foundation Server は、ラボ エージェントを使用して、Visual Studio Lab Management 用に構成され、Microsoft テスト マネージャー を通じてアクセスできる仮想マシンを管理します。

ラボ エージェントは仮想マシンにのみインストールできます。

必要なアクセス許可

ラボ エージェントをインストールするには、コンピューターの Administrators セキュリティ グループのメンバーである必要があります。

ラボ エージェントをインストールするには

  1. Microsoft Visual Studio Agents 2010 のインストールをまだ行っていない場合は、"Microsoft Visual Studio Agents" CD かダウンロード済みの ISO イメージを読み込み、ルート フォルダーにある setup.exe を起動します。

    [Visual Studio Agents 2010] ページが表示されます。

  2. [Visual Studio Lab Agent 2010 のインストール] をクリックします。

    [Microsoft Visual Studio Lab Agent 2010 のインストール] ページが表示されます。

  3. [次へ] をクリックします。

    [開始] ページが表示されます。

  4. ライセンス条項を読み、この条項に同意する場合は、[同意する] を選択し、[次へ] をクリックします。

    [オプション] ページが表示されます。

  5. (省略可能) [参照] をクリックし、別のインストール フォルダーを選択します。

  6. [インストール] をクリックしてインストールを開始します。

    [コンポーネントのインストール中] ページが表示されます。 インストールが完了すると、[完了] ページが表示されます。

  7. [完了] をクリックしてインストールを終了します。

    この仮想マシンを仮想環境の一部として使用できるようになります。

    [Visual Studio Agents 2010 セットアップ] ダイアログ ボックスが表示されます。 ここでは、この仮想マシンで必要となるその他のコンポーネントをインストールできます。

テスト エージェントのインストール

テスト エージェントは以下の方法でインストールできます。

  1. サービスとして

  2. 対話型プロセスとして

デスクトップと対話するテスト (コード化された UI テストなど) を実行する場合は、これらのテストを対話型のプロセスとして実行するテスト エージェントをインストールする必要があります。 インストール プロセスの一部としてテスト エージェントを構成するときに、エージェントをどのように実行するかを選択できます。 テスト エージェントをプロセスとして実行する方法の詳細については、「方法: テスト エージェントを設定して、デスクトップと対話するテストを実行する」を参照してください。

必要なアクセス許可

テスト エージェントをインストールするには、コンピューターの Administrators セキュリティ グループのメンバーである必要があります。

テスト エージェントをテスト コントローラーに登録するように構成する場合は、テスト コントローラー コンピューターの Administrators セキュリティ グループのメンバーでもある必要があります。

注意

テスト エージェントのサービスまたはプロセスを起動するために選択したユーザーが現在のユーザーである場合、このユーザーをテスト コントローラー コンピューターに追加するには、このコンピューターからログオフするかコンピューターを再起動する必要があります。

テスト エージェントをインストールするには

  1. Microsoft Visual Studio Agents 2010 のインストールをまだ行っていない場合は、"Microsoft Visual Studio Agents" CD かダウンロード済みの ISO イメージを読み込み、ルート フォルダーにある setup.exe を起動します。

    [Visual Studio Agents 2010] ページが表示されます。

  2. [Visual Studio Test Agent 2010 のインストール] をクリックします。

    [Microsoft Visual Studio Test Agent 2010 のインストール] ページが表示されます。

  3. [次へ] をクリックします。

    [開始] ページが表示されます。

  4. ライセンス条項を読み、この条項に同意する場合は、[同意する] を選択し、[次へ] をクリックします。

    [オプション] ページが表示されます。

  5. (省略可能) [参照] をクリックし、別のインストール フォルダーを選択します。

  6. [インストール] をクリックしてインストールを開始します。

    [コンポーネントのインストール中] ページが表示されます。 テスト エージェントのインストールでは、テストを実行したときにパフォーマンス データを収集するためのパフォーマンス ツールをインストールする必要があります。 インストールが完了すると、[完了ページ] が表示されます。

  7. インストールしたテスト エージェントを構成するには、[テスト エージェントを今すぐ構成] を選択します。 次に、[構成] をクリックしてテスト エージェント構成ツールを起動します。

    [テスト エージェントの構成] ダイアログ ボックスが表示されます。

    注意

    このツールを実行すると、テスト エージェントをいつでも再構成できます。 [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。 [Microsoft Visual Studio 2010] をポイントし、[Microsoft Visual Studio Test Agent 2010 構成ツール] をクリックします。

  8. テスト エージェントを実行するための 2 つのオプションが提示されます。

    [サービス]   デスクトップと対話する自動テスト (コード化された UI テスト、テスト実行時のビデオ記録の作成など) を実行する必要がない場合は、[テスト エージェントの実行モード][サービス] を選択します。 テスト エージェントがサービスとして起動されます。 [次へ] をクリックします。

    ここで、テスト エージェントをサービスとして起動するときのユーザーに関する詳細を入力できます。

    1. [ユーザー名] に名前を入力します。

    2. [パスワード] にパスワードを入力します。

      ユーザー アカウントに関する重要な情報

      • ユーザー アカウントに null パスワードは使用できません。

      • IntelliTrace コレクターまたはネットワーク エミュレーションを使用するには、ユーザー アカウントが Administrators グループのメンバーである必要があります。

      • エージェント ユーザーの名前が TeamTestAgentService グループのメンバーでない場合は、テスト コントローラー コンピューターに対するアクセス許可が必要な TeamTestAgentService グループに追加されます。

      • 対話型プロセスのユーザーは TeamTestAgentService セキュリティ グループのメンバーである必要があり、メンバーでないと、プロセスはコントローラーによって割り当てられるテストを実行できません。

    [対話型プロセス]   デスクトップと対話する必要がある自動テスト (コード化された UI テスト、テスト実行時のビデオ記録の作成など) を実行する場合は、[対話型プロセス] を選択します。 テスト エージェントは、サービスではなく対話型プロセスとして起動されます。 [次へ] をクリックします。

    ここで、テスト エージェントをプロセスとして起動するときのユーザーに関する詳細を入力したり、その他のオプションを選択したりできます。

    1. [ユーザー名] に名前を入力します。

    2. [パスワード] にパスワードを入力します。

      注意

      現在アクティブなユーザーではない別のユーザーを使用して対話型のプロセスとして実行するようにテスト エージェントを構成した場合、エージェントを起動するには、コンピューターを再起動し、この異なるユーザーとしてログオンする必要があります。

      ユーザー アカウントに関する重要な情報

      • ユーザー アカウントに null パスワードは使用できません。

      • IntelliTrace またはネットワーク エミュレーション データ診断アダプターを使用するには、ユーザー アカウントが Administrators グループのメンバーである必要があります。 テスト エージェントを実行するコンピューターで Windows Vista 以降のバージョン、または最小特権のユーザー アカウントを持つ OS が使用されている場合は、(昇格した) 管理者としてテスト エージェントを実行する必要があります。

      • エージェント ユーザーの名前が TeamTestAgentService グループのメンバーでない場合は、テスト コントローラー コンピューターに対するアクセス許可が必要な TeamTestAgentService グループに追加されます。

      • テスト エージェント サービスのユーザーは、TeamTestAgentService セキュリティ グループのメンバーである必要があり、メンバーでないと、サービスはコントローラーによって割り当てられるテストを実行できません。

    3. テスト エージェントが構成されたコンピューターで、コンピューターの再起動後にテストを実行できることを確認するには、テスト エージェントとして自動的にログオンするようにコンピューターを設定します。 [自動的にログオンする] をオンにします。 これで、ユーザー名とパスワードが暗号化された形式でレジストリに保存されます。

    4. スクリーン セーバーはデスクトップと対話する必要がある自動テストに干渉する可能性があるため、スクリーン セーバーを確実に無効にするには、[スクリーン セーバーを無効にする] をオンにします。

      ヒント

      自動的にログオンする、またはスクリーン セーバーを無効にすると、セキュリティ上のリスクが生じます。 自動ログオンを有効にすると、他のユーザーがこのコンピューターを起動して、自動ログオンするアカウントを使用できるようになります。 スクリーン セーバーを無効にすると、コンピューターのロックを解除するためにユーザーのログオンを要求するプロンプトが表示されなくなる可能性があります。 この結果、コンピューターに物理的にアクセスできれば、だれでもコンピューターを使用できるようになります。 これらの機能をコンピューターで有効にする場合は、これらのコンピューターが物理的に安全であることを確認してください。 たとえば、これらのコンピューターを物理的に安全なラボに設置するなどの措置を講じます。 [スクリーン セーバーを無効にする] をオフにしても、この操作だけではスクリーン セーバーは有効になりません。

  9. (省略可能) このエージェントをテスト コントローラーに登録するには、[テスト コントローラーへの登録] をオンにします。 [このテスト エージェントを次のテスト コントローラーへ登録] に、使用しているテスト コントローラーの名前と、その後にコロン (:) およびポート番号を入力します。 たとえば、「agent1:6901」と入力します。

    注意

    既定のポート番号は 6901 です。

    注意

    実験で使用する仮想マシンでこのエージェントを設定している場合は、エージェントをテスト コントローラーに登録しないでください。 この操作は Lab Management によって自動的に実行されます。

  10. [設定の適用] をクリックして、変更内容を適用します。

    [構成の概要] ダイアログ ボックスが表示されます。 このダイアログ ボックスには、テスト エージェントを構成するために必要な各手順の状態が表示されます。

    注意

    インストール プロセスの最後の手順で、ネットワーク アダプターがリセットされます。 その結果、一時的にネットワークが切断されます。 これは予測どおりの動作です。

  11. [構成の概要] ダイアログ ボックスを閉じるには、[閉じる] をクリックします。 次に、[閉じる] をクリックしてテスト エージェント構成ツールを終了します。

    注意

    コンピューターには、プロセスとして実行されているテスト エージェントに関する通知領域アイコンが表示されます。 このアイコンは、テスト エージェントの状態を示します。 このツールを使用してエージェントがプロセスとして実行されている場合は、エージェントを起動、停止、または再起動できます。 テスト エージェントが実行されていない場合にプロセスとして起動するには、[スタート] をクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。 [Microsoft Visual Studio 2010] をポイントし、[Microsoft Visual Studio Test Agent 2010] をクリックします。

    [Visual Studio Agents 2010 セットアップ] ダイアログ ボックスが表示されます。 ここでは、このコンピューターで必要となるその他のコンポーネントをインストールできます。

注意

テスト エージェントをコンピューターにインストールすると、そのコンピューターでレジストリ エントリ HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control が設定されます。 この値により、サービス コントロール マネージャーのタイムアウトの設定が通知なしに 30 秒から 10 分に変更され、エージェントが Team Foundation Server サービスとの通信を開始する際に待機する時間が長くなります。 詳細については、「Windows Server 2003 でサービスが開始されずイベント 7000 および 7011 が記録される」を参照してください。

ビルド コントローラーまたはビルド エージェントのインストール

Visual Studio Lab Management はビルド コントローラーとビルド エージェントを使用して、Microsoft テスト マネージャーを通じてアクセスできる仮想環境にアプリケーションを配置します。 これにより、Lab Management のワークフロー機能が有効になります。 この目的でビルド コントローラーまたはビルド エージェントをインストールするには、Team Foundation Server のインストール DVD からビルド サービスをインストールします。 ビルド サービスには、ビルド コントローラーとビルド エージェントの両方が含まれます。 Visual Studio Lab Management の詳細については、「アプリケーションのライフサイクルでの仮想ラボの使用」を参照してください。

次の手順を使用して、Team Foundation Server で使用するビルド コントローラーをインストールしたり、仮想環境の一部である仮想マシンにビルド エージェントをインストールしたりできます。

Visual Studio Lab Management のワークフロー機能を有効にするにはビルド エージェントが必要です。 ビルド エージェントは、アプリケーションを仮想マシンに配置するためにビルド定義で使用されます。 このビルド エージェントを、ソース コードをコンパイルするビルド定義の実行に使用しないでください。これは、このビルド エージェントには既定ではソース コードにアクセスする権限がないためです。

必要なアクセス許可

ビルド コントローラーまたはビルド エージェントをインストールするには、コンピューターの Administrators セキュリティ グループのメンバーである必要があります。

ビルド コントローラーまたはビルド エージェントをインストールするには

  1. ビルド コントローラーまたはビルド エージェントをインストールするには、Team Foundation Server のインストール DVD を使用する必要があります。 このインストールには、ビルド サービスをインストールするための選択項目があります。これにより、ビルド コントローラーとビルド エージェントの両方をインストールします。 ビルド コントローラーとビルド エージェントを個別にインストールすることはできません。

  2. Visual Studio Team Foundation Server のインストール DVD から、実行しているオペレーティング システムに対応する 32 ビットまたは 64 ビットの setup.exe を起動します。

    Team Foundation のインストール ウィザードが表示されます。

  3. [ようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。

  4. [ライセンス条項] ページに表示されるライセンス条項を確認します。 [同意する] をクリックして、[次へ] をクリックします。

  5. [ビルド サービス] をクリックし、[インストール] をクリックします。

  6. インストール ウィザードによりサーバーの再起動を要求するメッセージが表示された場合は、[今すぐ再起動] をクリックします。 サーバーの再起動後、インストールが再開されます。

  7. [Team Foundation Server 構成ツールを起動する] をオンにして、[構成] をクリックします。

    注意

    ビルド サービスの構成ツールを起動するには、.NET Framework Version 3.5 のインストールが必要になる場合があります。 仮想マシンにオペレーティング システムとして Windows Server 2008 がインストールされている場合、サーバー マネージャーを使用して .NET Framework Version 3.5 をインストールする必要があります。

  8. ビルド サービスの構成ウィザードが表示されます。 [ウィザードの開始] をクリックします。

注意

ビルド サービスを構成するには、このコンピューターの管理者である必要があります。

  1. ビルド コントローラーをインストールする場合、Lab Management で使用しているチーム プロジェクト コレクションにビルド コントローラーを登録する必要があります。 その場合は、次の手順を実行します。

    1. [次へ] をクリックします。

    2. 使用するチーム プロジェクト コレクションを選択するには、[プロジェクト コレクション] ページをクリックし、[参照] をクリックします。

    3. チーム プロジェクト コレクションを見つけるには、[参照] をクリックし、必要に応じて [サーバー] をクリックしてサーバーを追加します。 または、[テスト コントローラーを次のチーム プロジェクト コレクションへ登録] に名前を入力します。 名前を入力する場合は、完全なパスを入力します。 たとえば、「http://<server name>:8080/tfs/DefaultCollection」のように入力します。

    4. [次へ] をクリックします。 [後で構成する、または Team Foundation Lab Management と共に使用する] をオンにし、[次へ] をクリックします。

    5. ビルド コントローラー サービスのアカウントを選択するには、[システム アカウントを使用する] をオンにし、管理者特権を持つローカル システム アカウントの推奨される既定値 (NT AUTHORITY\SYSTEM) を選択します。 [ユーザー アカウントを使用する] をオンにし、[アカウント名][パスワード] を入力することもできます。

      注意

      このサービスに使用するアカウントには、実行されるコンピューターの管理者特権が必要です。

    6. Team Foundation Server との接続に使用するポートを選択するには、[既定のポート 9191] をクリックします。 この既定の番号を使用できない場合は、[ポート番号] をクリックして別のポートを使用します。

    7. [次へ] をクリックし、[確認] をクリックします。

  2. ビルド エージェントをインストールする場合、データを入力する必要はありません。 ウィザードのページに従って、既定の設定をそのまま使用することができます。

    注意

    チーム プロジェクト コレクションの名前を追加する必要はありません。 この操作は、Lab Management によって仮想マシンが配置されるときに自動的に行われます。

  3. 構成を完了するには、[構成] をクリックします。 ビルド サービスを正しく構成したら、[次へ][閉じる] の順にクリックし、最後に [閉じる] をクリックします。

    Team Foundation Server 管理コンソールが表示されます。 このコンソールは閉じることができます。

    注意

    インストールの最新情報については、「Visual Studio Team System 2010 用 Team Foundation インストール ガイド」で Team Foundation ビルド サービスのインストール シナリオを参照してください。 ビルド コントローラーのインストールおよび構成方法の詳細については、「ビルド コンピューターの構成」を参照してください。

    これで、必要な他のコンポーネントをインストールできます。

テスト コントローラーとテスト エージェントのコネクション ポイント

次の図は、テスト コントローラー、テスト エージェント、およびクライアント間のコネクション ポイントを示しています。 ここでは、着信および発信接続に使用されるポートに加え、これらのポートで使用されるセキュリティ要件の詳細についても説明します。

テスト コントローラーとテスト エージェントのポートとセキュリティ

詳細については、「ファイアウォールを超えたテスト コントローラーおよびテスト エージェントの構成」を参照してください。

トラブルシューティング

テスト コントローラーがチーム プロジェクト コレクションに登録されている場合は、テスト コントローラーおよび登録されたテスト エージェントを、Microsoft テスト マネージャー の [ラボ センター][テスト コントローラー マネージャー] を使用して構成および監視できます。 チーム プロジェクト コレクションに登録されているすべてのテスト コントローラーが表示されます。

テスト コントローラーがチーム プロジェクトに登録されていない場合に、テスト コントローラーと登録されているエージェントを構成および監視するには、Microsoft Visual Studio 2010 で [テスト] をクリックし、[テスト コントローラーの管理] をポイントします。

注意

テスト コントローラーを管理するには、コントローラーの一覧にテスト コントローラー コンピューターの名前を入力する必要があります。 同じコンピューター上でテスト コントローラーが実行されている場合でも、テスト コントローラー名は自動的に表示されません。

エージェントは、レディ状態にある必要があります。 テスト エージェントの一覧にテスト エージェントが含まれていない場合、またはテスト エージェントが切断状態にある場合は、エージェントがインストールされているコンピューター上でテスト エージェント構成ツールを実行し、コントローラーがインストールされているコンピューター上でテスト コントローラー構成ツールを実行することができます。

注意

構成ツールを実行するには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。 [Microsoft Visual Studio 2010] をポイントし、必要に応じて [Microsoft Visual Studio Test Agent 2010 構成ツール] または [Microsoft Visual Studio Test Controller 2010 構成ツール] をクリックします。

テスト コントローラーについて、次の条件を確認します。

  • テスト コントローラーのユーザーが TeamTestControllerAdmins グループまたは Administrators グループのメンバーであること。

  • Microsoft テスト マネージャー からコントローラーにアクセスしている場合は、テスト コントローラーが適切なチーム プロジェクト コレクションに対して構成されていること。

  • Microsoft Visual Studio 2010 からコントローラーにアクセスしている場合は、テスト コントローラーがチーム プロジェクト コレクションに対して構成されていないこと。

    注意

    Microsoft Visual Studio 2010 と同じコンピューター上でテスト コントローラーが実行されていて、アクティブなユーザーを TeamTestControllerAdmins グループに追加した場合は、昇格されたアクセス許可を使用して実行するか、コンピューターを再起動してください。

テスト コントローラーを Team Foundation Server プロジェクト コレクションに登録する場合は、テスト コントローラー サービスに使用するアカウントがチーム プロジェクト コレクションのプロジェクト コレクション テスト サービス アカウント グループのメンバーであるか、またはテスト コントローラー構成ツールの実行に使用するアカウントがプロジェクト コレクション管理者グループのメンバーである必要があります。

テスト エージェントについて、次の設定内容を確認します。

  • テスト エージェントのユーザーが、テスト エージェントがインストールされているコンピューター上およびテスト コントローラーがインストールされているコンピューター上で TeamTestAgentService グループのメンバーであること。

    注意

    このユーザーが現在のユーザーである場合は、このユーザーをテスト コントローラー コンピューターに追加するとき、ログオフするか、このコンピューターを再起動する必要があります。

  • 適切なテスト コントローラー名とポートが入力されていること。

また、%LOCALAPPDATA%\Temp\TestControllerConfigUI.log ファイルおよび TestAgentConfigUI.log ファイルを調べることで、エラーや詳細を確認することもできます。 これらのファイルは、テスト エージェントまたはテスト コントローラー構成ツールを使用しているときに [構成の概要] ページのリンクから開くことができます。

Windows ファイアウォールを実行している場合、テスト コントローラーのセットアップによって次の例外がファイアウォールに追加されます。 この例外が追加されていることを確認してください。

例外

理由

QTController.exe

テスト コントローラーとの通信を有効にします。

参照

概念

テスト コンピューターでのテストの実行またはデータの収集の設定

その他の技術情報

方法: テスト エージェントを設定して、デスクトップと対話するテストを実行する

チュートリアル: Visual Studio 自動テスト用のテスト コントローラーおよびテスト エージェントのインストール

ファイアウォールを超えたテスト コントローラーおよびテスト エージェントの構成

方法: テスト コントローラーまたはテスト エージェント上で複数のネットワーク アダプターと一緒に使用するネットワーク アダプターを指定する

方法: テスト コントローラーおよびテスト エージェントのタイムアウト期限を指定する

テスト コントローラーおよびテスト エージェントの要件

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 8 月

表の追加、情報の更新と強化、およびセクションの再整理によって情報を明記するために更新

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