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方法: アプリケーションの配置に使用するビルド コントローラーを Lab Management で追加する

仮想環境でビルド コントローラーを使用すると、ビルド定義でワークフロー統合を使用することで、アプリケーションのビルド、配置、およびテストを実行できます。 これにより、一貫性した環境で、アプリケーションの各ビルドの品質をテストできます。 詳細については、「方法: アプリケーションをビルドして配置した後にスケジュールされているテストを構成および実行する」を参照してください。

このビルド コントローラーは、プロジェクト コレクション内のプロジェクトのソース コード コンパイル実行に使用するコントローラーと同じコントローラーであってかまいません。 ただし、Team Foundation ビルドによってサポートされるソース コード コンパイル用と、Lab Management のワークフロー機能用には、異なるビルド コントローラーを設定することをお勧めします。 Lab Management のワークフロー機能を使用しているチーム プロジェクトがチーム プロジェクト コレクションに複数ある場合は、別のビルド コントローラーを追加できます。

ビルド コントローラーを設定するには

ビルド コントローラーとエージェント間のすべての通信が機能していることを検証するには、ビルド エージェントやラボ エージェントがインストールされている仮想マシンを作成し、この仮想マシンを Team Foundation Server のライブラリ共有に保存する必要があります。 次に、Microsoft テスト マネージャー を使用して、この仮想マシンを仮想環境に追加します。 この仮想環境を起動すると、ワークフロー機能の状態が Lab Management によって検証されます。また、機能が正常に動作している場合、青いチェック マークが表示されます。

注意

テスト機能を同時に検証するには、次の手順に実行して、仮想マシンおよび他のエージェントにテスト エージェントをインストールします。 これをテストするには、テスト コントローラーも必要です。 詳細については、「方法: Lab Management によるテストに使用するテスト コントローラーを追加する」を参照してください。

環境の仮想マシンにエージェントをインストールするには

  1. 仮想マシンを作成し、オペレーティング システムをインストールします。

  2. ワークフロー機能を検証するには、仮想マシンにビルド エージェントをインストールします。 ビルド エージェントを追加するには、Team Foundation Server のインストール DVD を使用する必要があります。 ビルド エージェントのインストール方法の詳細については、「Visual Studio Agents、テスト コントローラー、およびビルド コントローラーのインストールと構成」を参照してください。

  3. (省略可能) テスト機能を検証するには、この仮想マシンにテスト エージェントをインストールします。 テスト エージェントのインストール方法の詳細については、「Visual Studio Agents、テスト コントローラー、およびビルド コントローラーのインストールと構成」を参照してください。

    注意

    インストール時にテスト エージェントをテスト コントローラーに登録する必要はありません。 これは、Lab Management によって仮想マシンが配置されるときに自動的に行われます。

  4. この仮想マシンにラボ エージェントをインストールします。 ラボ エージェントのインストール方法の詳細については、「Visual Studio Agents、テスト コントローラー、およびビルド コントローラーのインストールと構成」を参照してください。

  5. チーム プロジェクトにインポートできるように仮想マシンを格納するには、仮想マシンを右クリックして、[ライブラリに格納] をポイントします。

    1. チーム プロジェクト コレクションに追加した SCVMM ライブラリ共有を選択して、[次へ] をクリックします。

    2. この仮想マシンの共有場所のパスを選択して、[次へ] をクリックします。

    3. [格納] をクリックします。

    注意

    引き続き SCVMM からこのマシンを起動できるようにする場合は、仮想マシンを複製し、この複製を格納できます。 また、1 つの環境内に同じ仮想マシンの複数のインスタンスを作成する場合は、この仮想マシンを基にテンプレートを作成できます。 テンプレートを作成する場合または仮想マシンを使用する場合の詳細については、「仮想環境の作成」を参照してください。

ビルド コントローラーとビルド エージェントの連動を確認するには

  1. Microsoft テスト マネージャー を使用して、[ラボ センター] を選択します。

  2. エージェントがインストールされている仮想マシンをインポートするには、[ライブラリ] をクリックし、[仮想マシンおよびテンプレート] をクリックして、[インポート] をクリックします。

  3. [名前およびコンピューター] ウィザード ページで、次の手順を実行します。

    1. [参照] をクリックして、Virtual Machine Manager から使用できる仮想マシンとテンプレートの一覧を表示します。

    2. 仮想マシンとテンプレートの一覧から、作成した仮想マシンをクリックし、[追加] をクリックします。

    3. 仮想マシンのロールを選択し、[次へ] をクリックします。

  4. [完了] をクリックし、仮想マシンをインポートします。

    これで、インポートした仮想マシンが一覧に表示され、状態は "格納済み" になります。

  5. このマシンで新しい環境を作成するには、[ラボ][新規作成][新しい仮想環境] の順にクリックします。

  6. [名前と場所] ウィザード ページで、環境の名前と説明を入力します。

  7. 環境の仮想マシンを配置するホスト グループを選択するには、[場所の選択] でホスト グループを選択します。 [次へ] をクリックします。

  8. [コンピューター] ウィザード ページで、先にインポートした仮想マシンをクリックし、[環境に追加] をクリックします。 [次へ] をクリックします。

    これにより、作成される環境にその仮想マシンのコピーが追加され、選択された仮想マシンの一覧にその仮想マシンが表示されます。

    注意

    この仮想マシンのロールを変更するには、[ロールの編集] をクリックします。

  9. [次へ] をクリックします。

  10. (省略可能) この環境でテストを実行するには、[機能] ウィザード ページで、[この環境でテストを実行する] チェック ボックスをオンにします。 次に、事前にインストールしたテスト コントローラーを選択します。 環境が開始されると、このテスト コントローラーにテスト エージェントが登録されます。

  11. この環境でワークフローを実行してアプリケーションを配置するには、[この環境でワークフローを実行する] チェック ボックスをオンにします。 次に、インストールしたビルド コントローラーを選択します。 環境が開始されると、このビルド コントローラーにビルド エージェントが登録されます。

  12. [次へ] をクリックします。

  13. [概要] ウィザード ページで、選択したすべてのオプションを確認し、[完了] をクリックします。

  14. 環境の作成が開始されます。 処理が完了した後、環境が "オフ" 状態であることを確認してください。

  15. 環境を開始するには、[開始] をクリックします。 環境が開始したら、[接続] をクリックします。 これにより、Microsoft 環境ビューアー アプリケーションが表示されます。 仮想マシンにログオンします。

    これで、ワークフロー機能に青いチェック マークが表示され、この環境の環境ビューで状態が "準備完了" になります。

    この機能の状態が正しい場合、Lab Management のワークフロー機能を有効にするための構成が正常に完了しています。 これで、この機能を使用して、アプリケーションをビルドした後に配置できます。 詳細については、「方法: アプリケーションを仮想環境に配置する」または「方法: アプリケーションをビルドして配置した後にスケジュールされているテストを構成および実行する」を参照してください。

  16. 環境ビューアーを閉じます。

参照

処理手順

方法: Lab Management によるテストに使用するテスト コントローラーを追加する

その他の技術情報

既存の Lab Management 構成の変更