次の方法で共有


方法: 仮想マシンまたはテンプレートのプロパティを設定する

Microsoft テスト マネージャー で仮想マシンまたはテンプレートのプロパティを変更できます。 以下の操作を実行するときに、プロパティを変更できます。

  • SCVMM (System Center Virtual Machine Manager) から仮想マシンまたはテンプレートをインポートする。 [ライブラリ] タブで [仮想マシンおよびテンプレート][インポート] の順にクリックします。 詳細については、「方法: 仮想マシンまたはテンプレートを SCVMM からインポートする」を参照してください。

  • チーム プロジェクト ライブラリで仮想マシンまたはテンプレートを編集する。 [ライブラリ] タブで、[仮想マシンおよびテンプレート] をクリックし、仮想マシンまたはテンプレートを選択して、[開く] をクリックします。

  • ライブラリの環境内に格納されているテンプレートを編集する。 [ライブラリ] タブで、[環境] をクリックし、環境を選択して [開く] をクリックします。 [コンピューター] ページと [コンピューターのプロパティ] ページで、で仮想マシンまたはテンプレートのプロパティを変更できます。

  • 配置済み環境の仮想マシンから格納済み仮想環境またはテンプレートを作成する。 [ラボ] タブで、環境を選択し、仮想マシンを選択します。 [ライブラリに保存] をクリックします。 仮想マシンを格納するには、格納済み仮想マシンまたはテンプレートとして使用できるように仮想マシンを準備する必要があります。 詳細については、「方法: 方法: 環境から仮想マシンまたはテンプレートを作成する」を参照してください。

仮想マシンおよびテンプレートのプロパティ

仮想マシンまたはテンプレートのプロパティは、次のグループに編成されます。

名前および場所

ハードウェア プロファイル

OS プロファイル (テンプレートのみ)

コンピューター タグ

名前および場所のプロパティ

プロパティ名

説明

名前

仮想マシンまたはテンプレートのわかりやすい (判読可能な) 名前を付けます。 1 つの環境内で、2 つの仮想マシンまたはテンプレートに同じ名前を付けることはできません。 それ以外の場合は、重複した名前は許可されます。 仮想マシンまたはテンプレートのインスタンスごとに、一意の名前を指定することをお勧めします。

仮想マシンまたはテンプレート名は、コンピューター名と異なります。

パス

SCVMM からテンプレートをインポートする場合、または配置済み環境内の仮想マシンからテンプレートを作成する場合に、SCVMM のライブラリ共有と仮想マシンまたはテンプレート名を指定します。 "パス" は、チーム プロジェクト ライブラリで仮想マシンまたはテンプレートを編集するときの読み取り専用プロパティで、格納済み環境で仮想マシンまたはテンプレートを編集するときは使用できません。

説明

仮想マシンまたはテンプレートを説明するわかりやすい追加の情報です。 説明には、オペレーティング システム、インストールされているソフトウェア、想定される用途、テンプレートから配置された仮想マシンに接続するために必要な情報などを含めることができます。

既定のロール

テスト マネージャー テスト ケースの構成に使用される仮想マシンまたはテンプレートのインストール済みコンポーネントと機能を示します。

  • データベース サーバー: 仮想マシンまたはテンプレートにデータベース サーバーがインストールされていることを示します。

  • Web サーバー: 仮想マシンまたはテンプレートに Web サーバーがインストールされていることを示します。

  • サーバー: その他の汎用サーバー。通常は、複数のサーバー側ソフトウェアのコンポーネントおよびロールが含まれています。

  • デスクトップ クライアント: 仮想マシンまたはテンプレートに、クライアント オペレーティング システムがインストールされ、複数コンピューター環境でクライアント コンピューターとして使用できることを示します。

  • Web クライアント: 仮想マシンまたはテンプレートに、クライアント オペレーティング システムとブラウザーがインストールされ、複数コンピューター環境で Web クライアントとして使用できることを示します。

  • ドメイン コントローラー: 仮想マシンまたはテンプレートにドメイン コントローラーがインストールされていることを示します。

  • 独自のロール: 前のロールではニーズを満たせない場合、仮想マシンまたはテンプレートに独自のロールを定義できます。 これを行うには、仮想マシンまたはテンプレートを開き、[既定のロール] ボックスにカスタム ロール文字列を入力します。

メモ   これらのロールは、仮想マシンまたはテンプレートにインストールされているロール、または、環境が作成されたときの使用目的を示しています。 Lab Management は、仮想マシンまたはテンプレートに必要なソフトウェアがあるかどうかを自動的に検証したり、これらのロールを満たすために必要なソフトウェアを自動的にインストールすることはありません。

プロジェクト ライブラリ共有

配置済みの環境で仮想マシンからテンプレートを作成する場合は、SCVMM ライブラリ共有の場所を指定します。 それ以外の場合、[プロジェクト ライブラリ共有] は使用できません。

ハードウェア プロファイル

プロパティ

説明

メモリ

仮想マシンまたはテンプレートから作成された仮想マシンに割り当てるメモリの量を指定します。

OS プロファイル (テンプレートのみ)

注意

テンプレートを SCVMM からインポートするときに、テンプレート内のセキュリティで保護された管理者パスワードとプロダクト キーが削除されます。 この情報を再入力する必要があります。

プロパティ名

説明

オペレーティング システム

テンプレートにインストールされたオペレーティング システムを指定します。 テンプレートを仮想マシンに変換するときに行われるカスタマイズは、オペレーティング システムの種類とバージョンによって異なるため、この値は、テンプレートにインストールされているオペレーティング システムと一致する必要があります。

ID 情報

仮想マシンがテンプレートから作成される場合のコンピューター名の作成方法を指定します。

  • Lab Management で一意の名前を生成するには、"コンピューター名"* に設定します。

  • テンプレートが配置されるときにコンピューター名の入力を要求する場合は、[コンピューター名] ボックスをクリアします。

プロダクト キー

テンプレートのオペレーティング システムの認証に使用される Windows プロダクト キーを指定します。 入力したプロダクト キーが、仮想マシンのオペレーティング システムのバージョンで有効であることを確認します。

タイム ゾーン

テンプレートから作成される仮想マシンで使用するタイム ゾーンを指定します。

ドメインまたはワークグループ

テンプレートから作成される仮想マシンが、ワークグループと Active Directory ドメインのどちらに参加するかを示します。

  • ワークグループ コンピューターを指定するには、[ワークグループ] をクリックし、ワークグループの名前を入力します。

  • ドメインを指定するには、[ドメイン (FQDN)] をクリックし、ドメインの完全修飾名を入力します。 次に、ドメインに参加するアクセス許可を持つユーザーのアカウント名とパスワードを入力します。

[GUIRunOnce] コマンド

ユーザーが初めて仮想マシンにログインするときに、テンプレートから作成される仮想マシン上で実行されるスクリプトを指定します。

コンピューター タグ

仮想マシンまたはテンプレートに、カスタムの名前と値のプロパティを関連付けることができます。 たとえば、コンピューター タグを使用して、各仮想マシンまたはテンプレートに次の項目を関連付けることができます。

  • 仮想マシンにインストールされている更新プログラムとアプリケーション。

  • オペレーティング システムの言語またはロケール。

  • SCVMM 内にあるが、Lab Management を介して公開されない追加情報。たとえば、仮想マシン上のネットワーク カードやディスク数などに関する情報。

参照

処理手順

方法: 仮想マシンまたはテンプレートを表示または修正する

仮想環境の作成