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方法: 環境から仮想マシンまたはテンプレートを作成する

仮想環境を作成、使用、および格納するときに、1 つの環境から別の環境の一部として仮想マシンを使用する必要がある場合があります。 仮想マシンを別の環境に直接コピーしたり、貼り付けたりすることはできませんが、仮想マシンを最初の環境からチーム プロジェクト ライブラリに保存した後、保存した仮想マシンを別の環境に配置することはできます。 仮想マシンを保存すると、チーム プロジェクト メンバーは、SCVMM (System Center Virtual Machine Manager) を使用するシステム管理者の支援を受けなくても、仮想マシンまたはテンプレートを作成できます。

仮想マシンは、テンプレートとして、または格納済み仮想マシンとしてライブラリに保存できます。 この方法には、主に次の 3 つの手順が含まれます。

手順 1: 仮想マシンをチーム プロジェクト ライブラリに格納する準備を行う

手順 2: ライブラリにテンプレートまたは格納済み仮想マシンを作成する

手順 3: 配置された仮想マシンの構成を復元する

手順 1: 仮想マシンをチーム プロジェクト ライブラリに格納する準備を行う

配置された環境から仮想マシンを格納するには、次の手順に従って仮想マシンを再利用できるように準備します。 これらの手順の多くは、仮想マシンを環境に配置したときに既に行われています。

配置されたマシンをライブラリに格納する準備を行うには

  1. 環境が実行中であることを確認します。

  2. 環境ビューアーを使用して目的の環境に接続し、次に仮想マシンに接続します。

  3. この仮想マシンへのリモート デスクトップ接続が有効であることを確認します。

    1. 仮想マシンで、[スタート] ボタンをクリックし、[コンピューター] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。

    2. [システム] ダイアログ ボックスで、[リモートの設定] をクリックします。

    3. [システムのプロパティ] ダイアログ ボックスの [リモート] タブで、適切な [接続を許可する] オプションをオンにし、[OK] をクリックします。

  4. 適切なテスト マネージャー エージェントと Lab Management エージェントがインストールされていることを確認します。詳細については、「Visual Studio Agents、テスト コントローラー、およびビルド コントローラーのインストールと構成」トピックの次のセクションを参照してください。

    ラボ エージェント

    ラボ エージェントのインストール

    テスト エージェント

    テスト エージェントのインストール

    ビルド エージェント

    ビルド コントローラーまたはビルド エージェントのインストール

  5. 仮想マシンがドメインに参加している場合は、ドメインから削除し、ワークグループに追加します。 仮想マシンとして格納する場合は、コンピューター名を変更します。 再起動を要求するメッセージが表示されたら、コンピューターを再起動します。

  6. マシンをテンプレートとして格納する場合は、次の手順を実行します。

    1. 管理者パスワードおよびローカル パスワード ポリシーがクリアされていることを確認します。

      gpedit.msc を開き、[ローカル コンピューター ポリシー][コンピューターの構成][Windows の設定][セキュリティの設定][アカウント ポリシー] の順にクリックし、[パスワード ポリシー] をクリックします。 次に、次の値を設定します。

      パスワードの履歴を記録する

      0

      パスワードの有効期間

      0

      パスワードの変更禁止期間

      0

      パスワードの長さ

      0

      パスワードは、複雑さの要件を満たす必要がある

      Disabled

      gpedit.msc を閉じます。

    2. ローカル管理者アカウントのパスワードを空に変更します。

      Administrator としてログインし、Ctrl キーと Alt キーを押しながら Del キーを押してパスワードを変更します。

手順 2: ライブラリにテンプレートまたは格納済み仮想マシンを作成する

仮想マシンの準備が完了した後に、次の手順を実行して、チーム プロジェクト ライブラリにテンプレートまたは格納済み仮想マシンを作成します。

チーム プロジェクト ライブラリに格納する仮想マシンを選択するには

  1. [ラボ センター] をクリックし、[ラボ] タブをクリックします。

  2. 格納する仮想マシンを含む環境を選択します。 その環境がシャットダウンされていることを確認してください。 停止状態の環境からのみ、仮想マシンを保存できます。

  3. 右側のペインで、ライブラリに格納する仮想マシンを選択します。 [ライブラリに保存] をクリックし、記憶域ウィザードで必要な情報を入力します。

配置された環境から格納済みの仮想マシンを作成する

記憶域ウィザードを使用して格納済み仮想マシンまたはテンプレートを作成するには

  1. 格納済み仮想マシンまたはテンプレートの名前と場所を入力します。 各プロパティの詳細については、「方法: 仮想マシンまたはテンプレートのプロパティを設定する」の「名前および場所のプロパティ」を参照してください。

  2. ライブラリにテンプレートを作成するには、[テンプレートとして格納する] チェック ボックスをオンにします。 格納済み仮想マシンを作成する場合は、このチェック ボックスをオフにします。

  3. ウィザードの次のタブをクリックし、格納済み仮想マシンまたはテンプレートの追加のプロパティを設定します。 詳細については、「方法: 仮想マシンまたはテンプレートのプロパティを設定する」の対応するセクションを参照してください。

    タブ

    プロパティ

    ハードウェア プロファイル

    メモリのサイズ

    OS プロファイル

    テンプレートのみ。 テンプレートから配置された仮想マシンのオペレーティング システムの種類、コンピューター名、管理者パスワード、プロダクト キー、ドメイン、およびワークグループ。 格納済み仮想マシンは、ソースの仮想環境からこの情報を継承します。

    コンピューター タグ

    格納済み仮想マシンまたはテンプレートを追跡するためのユーザー定義のカスタム プロパティ。

  4. [保存して閉じる] をクリックして、ダイアログ ボックスを閉じます。仮想マシンをライブラリに保存するプロセスが開始されます。

注意: 環境の仮想マシンをライブラリに格納している間は、その環境を開始したり、その環境で他の操作を実行したりすることはできません。 同じ環境の別の仮想マシンを同時にライブラリに格納することはできます。

手順 3: 配置された仮想マシンの構成を復元する

配置された仮想マシンからテンプレートまたは格納済み仮想マシンを作成した後に、配置した仮想マシンを元の状態に復元できます。

環境を開始し、環境ビューアーを使用して仮想マシンに接続します。 次のチェック リストを参照し、復元または削除する必要のある内容を確認します。 エージェントは、コントロール パネルの [プログラム] アプレットを使用して削除できます。 「手順 1: 仮想マシンをチーム プロジェクト ライブラリに格納する準備を行う」で説明した手順と同じ手順を実行して他の設定を変更できます。

   

復元または削除する必要があるか確認する項目

   

リモート デスクトップ接続の設定

   

ビルド エージェントまたはテスト エージェント

   

コンピューター名

   

ドメインへの接続

   

管理者パスワードおよびローカル パスワード ポリシー

   

管理者パスワード

参照

処理手順

仮想環境の作成

その他の技術情報

方法: Lab Management 用の仮想マシンおよびテンプレートを作成して保存する