CDataExchange クラス
MFC で使われているダイアログ データ エクスチェンジ (DDX) およびダイアログ データ バリデーション (DDV) の両ルーチンをサポートします。
class CDataExchange
解説
CDataExchange には、基本クラスはありません。
独自のデータ型またはコントロールを使ったデータ エクスチェンジ ルーチンを作成する場合、または独自のデータ バリデーション ルーチンを作成する場合は、このクラスを使います。 独自の DDX および DDV ルーチンの記述方法の詳細については、「テクニカル ノート 26: DDX ルーチンおよび DDV ルーチン」を参照してください。 DDX と DDV の概要については、「ダイアログ データ エクスチェンジとダイアログ データ バリデーション」と「ダイアログ ボックス」を参照してください。
CDataExchange オブジェクトは、DDX や DDV で必要となるコンテキスト情報を提供します。 DDX を使ってデータ メンバーからダイアログ コントロールに初期値を設定するときは、m_bSaveAndValidate フラグを FALSE にします。 DDX を使ってダイアログ コントロールの現在値をデータ メンバーに設定するとき、また DDV を使ってデータ値の正当性をチェックするときは、m_bSaveAndValidate フラグを TRUE にします。 DDV の正当性チェックが失敗すると、DDV プログラムは入力エラーを示すメッセージ ボックスを表示します。 さらに、Fail 関数を呼び出して、不正なコントロールへのフォーカスをリセットし、例外をスローして正当性チェックのプロセスを停止します。
必要条件
**ヘッダー:**afxwin.h
参照
処理手順
VIEWEX サンプル:複数のビュー、スクロール ビュー、および分割の Windows を示します