CWnd::OnMenuSelect
CWnd オブジェクトがメニューに関連付けられている場合にユーザーがメニュー項目を選択すると、OnMenuSelect 関数がフレームワークから呼び出されます。
afx_msg void OnMenuSelect(
UINT nItemID,
UINT nFlags,
HMENU hSysMenu
);
パラメーター
nItemID
選択した項目を識別します。 選択項目がメニュー項目の場合は、nItemID はメニュー項目 ID を持ちます。 選択項目がポップアップ メニューの場合は、nItemID はポップアップ メニューのインデックスを持ち、hSysMenu はメイン メニューの (クリックされた) ハンドルを持ちます。nFlags
次のメニュー フラグの組み合わせを保持します。MF_BITMAP 項目はビットマップです。
MF_CHECKED 項目はチェックされています。
MF_DISABLED 項目は使用禁止です。
MF_GRAYED 項目は淡色表示されています。
MF_MOUSESELECT 項目はマウスで選択されました。
MF_OWNERDRAW 項目はオーナー描画項目です。
MF_POPUP 項目はポップアップ メニューを持ちます。
MF_SEPARATOR 項目はメニュー項目の区切り記号です。
MF_SYSMENU 項目はコントロール メニューに含まれています。
hSysMenu
nFlags が MF_SYSMENU の場合は、このメッセージに関連付けられているメニューを識別します。 nFlags が MF_POPUP の場合は、メイン メニューのハンドルを識別します。 MF_SYSMENU、MF_POPUP 以外では使用しません。
解説
nFlags が 0xFFFF でまた hSysMenu が 0 の場合は、Esc キーを押したかメニューの外側をクリックしたことになり、Windows はメニューを閉じます。
注意
このメンバー関数は、アプリケーションが Windows メッセージを処理できるようにするためにフレームワークによって呼び出されます。 この関数に渡されるパラメーターの値は、フレームワークがメッセージ受信時に受け取ったパラメーターの値に基づいています。 この関数の基本クラスの実装を呼び出した場合は、関数に渡したパラメーターではなく、メッセージと共に渡されたパラメーター自体が使用されます。
必要条件
**ヘッダー:**afxwin.h