ビューの使い方
ビューの役割は、ドキュメントのデータをユーザーに対してグラフィカルに表示したり、ユーザー入力をドキュメントに対する処理として受け付けて変換したりすることです。 ビュー クラスの作成に必要な作業は、次のとおりです。
ドキュメントのデータを描画するビュー クラスの OnDraw メンバー関数を記述します。
Windows メッセージ、メニュー項目などのユーザー インターフェイス オブジェクトを、ビュー クラスのメッセージ ハンドラー メンバー関数と関連付けます。
ユーザー入力を処理するハンドラーを実装します。
派生ビュー クラスでは、ほかの CView メンバー関数のオーバーライドが必要な場合もあります。 特に、ビューの特殊な初期化を実行するには、OnInitialUpdate をオーバーライドします。ビュー自身による再描画の直前に必要となる特殊な処理を実行するには、OnUpdate をオーバーライドします。 マルチページ ドキュメントでは、印刷するページ数などの情報において [印刷] ダイアログ ボックスを初期化するために、OnPreparePrinting をオーバーライドする必要もあります。 CView メンバー関数のオーバーライドの詳細については、『MFC リファレンス』で CView クラスに関するトピックを参照してください。