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COleDropTarget::OnDropEx

ドロップ操作が発生するときにフレームワークから呼び出されます。

virtual DROPEFFECT OnDropEx(
   CWnd* pWnd,
   COleDataObject* pDataObject,
   DROPEFFECT dropDefault,
   DROPEFFECT dropList,
   CPoint point 
);

パラメーター

  • pWnd
    カーソルが現在あるウィンドウへのポインター。

  • pDataObject
    ドロップされるデータを持つデータ オブジェクトへのポインター。

  • dropDefault
    現在のキーの状態に基づいて、ユーザーが選択した既定のドロップ操作の結果。 DROPEFFECT_NONE も設定できます。 ドロップの結果の詳細については、「解説」を参照してください。

  • dropList
    ドロップ ソースがサポートするドロップ操作の結果の一覧。 ドロップの結果の値は、ビットごとの OR ( |) 演算子で組み合わせることができます。 ドロップの結果の詳細については、「解説」を参照してください。

  • point
    画面上のカーソルの位置をピクセル単位で指定します。

戻り値

point で指定される位置でのドロップ操作の結果。 ドロップの結果の詳細については、「解説」を参照してください。

解説

フレームワークは最初にこの関数を呼び出します。 この関数がドロップを扱わないときは、フレームワークは OnDrop を呼び出します。 通常は、ビュー クラスの OnDropEx をオーバーライドすることで、マウスの右ボタンでのドラッグ アンド ドロップを扱います。 通常、ビュー クラスの OnDrop は単純なドラッグ アンド ドロップ処理に使用されます。

COleDropTarget::OnDropEx の既定の実装は、CView::OnDropEx を呼び出します。 CView::OnDropEx は、既定では単に OnDrop メンバー関数が呼び出されることを示すダミーの値を返します。

ドロップの結果は、ドロップ操作に関連付けられた動作を説明します。 以下に示すドロップの結果の一覧を参照してください。

  • DROPEFFECT_NONE   ドロップできません。

  • DROPEFFECT_COPY   コピー操作が実行されます。

  • DROPEFFECT_MOVE   移動操作が実行されます。

  • DROPEFFECT_LINK   ドロップされたデータと元のデータがリンクされます。

  • DROPEFFECT_SCROLL   ドラッグ スクロール操作がターゲット内で発生するところか、発生しています。

詳細については、Windows SDK の「IDropTarget::Drop」を参照してください。

必要条件

**ヘッダー:**afxole.h

参照

参照

COleDropTarget クラス

階層図

COleDropTarget::OnDragOver

COleDropTarget::OnDragEnter

その他の技術情報

COleDropTarget のメンバー