次の方法で共有


方法 : デザイナーを使って Windows フォーム DataGrid コントロールにテーブルと列を追加する

注意

DataGridView コントロールは、DataGrid コントロールに代わると共に追加の機能を提供します。ただし、DataGrid コントロールは、下位互換性を保つ目的および将来使用する目的で保持されます。 詳細については、「Windows フォームの DataGridView コントロールと DataGrid コントロールの違いについて」を参照してください。

Windows フォームの DataGrid コントロールのデータをテーブルおよび列に表示するには、DataGridTableStyle オブジェクトを作成して GridTableStylesCollection オブジェクトに追加します。GridTableStylesCollection オブジェクトには、DataGrid コントロールの TableStyles プロパティを使用してアクセスできます。 各テーブル スタイルは、DataGridTableStyleMappingName プロパティで指定されたデータ テーブルの内容を表示します。 既定では、列スタイルが指定されていないテーブル スタイルには、そのデータ テーブル内のすべての列が表示されます。 テーブルから表示される列を制限するには、DataGridColumnStyle オブジェクトを GridColumnStylesCollection に追加します。GridColumnStylesCollection にアクセスするには、各 DataGridTableStyleGridColumnStyles プロパティを使用します。

次の手順では、DataGrid コントロールが含まれているフォームを持つ Windows アプリケーション プロジェクトが必要です。 このプロジェクトの設定の詳細については、「方法: 新しい Windows フォーム アプリケーション プロジェクトを作成する」および「方法 : Windows フォームにコントロールを追加する」を参照してください。 Visual Studio 2005 では、既定で DataGrid コントロールはツールボックスに含まれていません。 コントロールの追加の詳細については、「方法 : [ツールボックス] に項目を追加する」を参照してください。

注意

実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。

デザイナーで DataGrid コントロールにテーブルを追加するには

  1. データをテーブルに表示するには、まず DataGrid コントロールをデータセットにバインドする必要があります。 詳細については、「方法 : デザイナーを使ってデータ ソースに Windows フォーム DataGrid コントロールをバインドする」を参照してください。

  2. [プロパティ] ウィンドウで DataGrid コントロールの TableStyles プロパティを選択し、プロパティの横にある省略記号ボタン (VisualStudioEllipsesButton スクリーンショット) をクリックして DataGridTableStyle コレクション エディターを表示します。

  3. コレクション エディターで、[追加] をクリックしてテーブル スタイルを挿入します。

  4. [OK] をクリックしてコレクション エディターを閉じ、TableStyles プロパティの省略記号ボタンをクリックして再び開きます。

    コレクション エディターを再び開くと、コントロールに連結されているデータ テーブルが、テーブル スタイルの MappingName プロパティのドロップダウン リストに表示されます。

  5. コレクション エディターの [メンバー] ボックスで、テーブル スタイルをクリックします。

  6. コレクション エディターの [プロパティ] ボックスで、表示するテーブルの MappingName 値を選択します。

デザイナーで DataGrid コントロールに列を追加するには

  1. DataGridTableStyle コレクション エディターの [メンバー] ボックスで、適切なテーブル スタイルを選択します。 コレクション エディターの [プロパティ] ボックスで GridColumnStyles コレクションを選択し、プロパティの横にある省略記号ボタン (VisualStudioEllipsesButton スクリーンショット) をクリックして DataGridColumnStyle コレクション エディターを開きます。

  2. コレクション エディターで、[追加] をクリックして列スタイルを挿入するか、[追加] の横にある下向きの矢印をクリックして列の種類を指定します。

    ドロップダウン リストからは、DataGridTextBoxColumn または DataGridBoolColumn を選択できます。

  3. [OK] をクリックして DataGridColumnStyle コレクション エディターを閉じ、GridColumnStyles プロパティの省略記号ボタンをクリックして再び開きます。

    コレクション エディターを再び開くと、連結されているテーブル内のデータ列が、列スタイルの MappingName プロパティのドロップダウン リストに表示されます。

  4. コレクション エディターの [メンバー] ボックスで、列スタイルをクリックします。

  5. コレクション エディターの [プロパティ] ボックスで、表示する列の MappingName 値を選択します。

参照

処理手順

方法 : Windows フォーム DataGrid コントロールの列を削除するまたは非表示にする

その他の技術情報

DataGrid コントロール (Windows フォーム)