ATL および OLE DB テンプレートの再配布
ATL (Active Template Library) または OLE DB テンプレート プロジェクトは、MinDependency 構成または MinSize 構成としてビルドできます。
MinDependency 構成は、[全般] プロパティ ページの [ATL の使用] プロパティを [ATL に静的にリンク] に設定し、[コード生成] プロパティ ページ ([C/C++] フォルダー) の [ランタイム タイブラリ] プロパティを [マルチスレッド (/MT)] に設定した場合です。
MinSize 構成は、[全般] プロパティ ページの [ATL の使用] プロパティを [ATL に動的にリンク] に設定し、[コード生成] プロパティ ページ ([C/C++] フォルダー) の [ランタイム タイブラリ] プロパティを [マルチスレッド DLL (/MD)] に設定した場合です。
MinSize を使用すると、出力ファイルは可能な範囲で最小になりますが、ターゲット コンピューターに ATL100.dll と Msvcr100.dll ([マルチスレッド DLL (/MD)] オプションを選択した場合) が必要になります。 すべての ATL 機能を使用できるようにするために、ATL100.dll をターゲット コンピューターに登録する必要があります。 ATL100.dll には ANSI および Unicode エクスポートが含まれています。
ATL または OLE DB テンプレート プロジェクトを MinDependency ターゲット用にビルドした場合、ターゲット コンピューターへの ATL100.dll のインストールと登録は不要ですが、プログラム イメージが大きくなります。
ATL 実行可能アプリケーションを再配布する場合は、次のコマンドを実行して、.exe ファイルとそのすべてのコントロールを登録する必要があります。
filename /regserver
filename は実行可能ファイルの名前です。
OLE DB テンプレート アプリケーションを再配布する場合は、ターゲット コンピューターに最新バージョンの Microsoft Data Access Components (MDAC) ファイルが必要です。 詳細については、「データベース サポート ファイルの再頒布」を参照してください。
ローカライズされた ATL のインストール
Msstkprp.dll に依存する ActiveX コントロール (通常は ATL ベースのコントロール) を使用する場合、ローカライズされた ActiveX コントロールを提供するには、ローカライズされた Msstkprp.dll も同梱する必要があります。 詳細については、https://support.microsoft.com にある Microsoft サポート技術情報の文書 KB236404 (「Microsoft Visual Basic 6.0 International Package and Deployment Kit」) を参照してください。