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Visual C++ ファイルの再配布

更新 : 2010 年 7 月

アプリケーションを配置する場合は、アプリケーションをサポートするために必要なすべてのファイルも配置する必要があります。 必要なファイルに Microsoft から提供されるファイルが含まれる場合、それを再配布する権限を持っているかどうか確認します。 許可されているファイルの一覧を表示するには、 Visual Studio がインストールされているコンピューターの \Microsoft Visual Studio 10.0\ フォルダーの、Redist.txt を開きます。 マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項を確認するには、Visual Studio 2010 のインストール メディアの Eula.txt を開きます。 再頒布可能なファイルの詳細は、「再配布する DLL の決定」および「配置例」を参照してください。

Visual C++再頒布可能なファイルを配置するには、Visual Studio に含まれている Visual C++ 再頒布可能パッケージ (VCRedist_x86.exe、VCRedist_x64.exe、または VCRedist_ia64.exe) を使用するか、再頒布可能なマージ モジュールを使用するか、または特定の Visual C++ DLL を直接アプリケーション ローカル フォルダーにインストールします。 アプリケーション ローカル フォルダーは、アプリケーション実行可能ファイルを格納するフォルダーです。 DLL は、アプリケーション ローカル フォルダーに配置する必要があります。

Visual C++ 再頒布可能パッケージにより、すべての Visual C++ ライブラリがインストールされ、登録されます。 これを使用する場合、アプリケーションをインストールするための必要条件として、インストール先のシステムで実行するように設定する必要があります。 ビルドするアプリケーションのための Visual C++ ライブラリを再配布するために、このパッケージを使用することをお勧めします。 このパッケージの使用方法のサンプルについては、「チュートリアル: Visual C++ 再頒布可能パッケージを使用した Visual C++ アプリケーションの配置」を参照してください。

Visual C++ DLL を含むマージ モジュールを使用する場合、アプリケーションを配置するために使用している Windows インストーラー パッケージ (または インストール パッケージ) に、そのマージ モジュール含める必要があります。 詳細については、「マージ モジュールを使用した再配布」を参照してください。 例については、「チュートリアル: セットアップ プロジェクトを使用した Visual C++ アプリケーションの配置」を参照してください。

発生する可能性のある実行時エラー

Visual C++ ライブラリ DLL に到達できず、Windows がアプリケーションの DLL を読み込めなかった場合は、次のメッセージが表示されます。MSVCR100.dll が見つからなかったため、このアプリケーションを開始できませんでした。アプリケーションをインストールし直すとこの問題は解決される場合があります。

この種類のエラーを解決するには、アプリケーションが正しくビルドされていること、および、Visual C++ ライブラリがターゲット システムに正しく配置されていることを確認する必要があります。

関連トピック

タイトル

説明

マージ モジュールを使用した再配布

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データ アクセス オブジェクト (DAO: Data Access Object) 用のサポート ファイルの再配布、および Microsoft Data Access SDK のデータベース テクノロジのサポート ファイルの再配布について説明します。

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コモン コントロールの再配布

最新バージョンの Internet Explorer で使用できる最新の Windows コモン コントロール (Comctl32.dll) を使用したアプリケーションを再配布する方法を説明します。

配置例

Visual C++ アプリケーションを配置する方法の例にリンクします。

配置 (Visual C++)

Visual C++ の配置の概念とテクノロジの概要です。

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 7 月

内容を変更しました。

情報の拡充