宣言コンテキストと既定のアクセス レベル (Visual Basic)
このトピックでは、Visual Basic のどのデータ型がどのデータ型の中で宣言できるかについて説明します。また、指定がない場合の各データ型の既定のアクセス レベルを示します。
宣言コンテキストのレベル
宣言コンテキストとは、プログラミング要素が宣言されるコードの領域のことです。 別のプログラミング要素の中であることも多く、この場合このプログラミング要素は "コンテナー要素" と呼ばれます。
宣言コンテキストのレベルは次のとおりです。
名前空間レベル: 同じソース ファイルまたは名前空間内にあるが、クラス、構造体、モジュール、インターフェイスは異なる
モジュール レベル: 同じクラス、構造体、モジュール、インターフェイス内にあるが、プロシージャやブロックは異なる
プロシージャ レベル: 同じプロシージャまたはブロック (If や For など) 内にある
次の表に、宣言されたさまざまなプログラミング要素の既定のアクセス レベルを、宣言コンテキスト別に示します。
宣言された要素 |
名前空間レベル |
モジュール レベル |
プロシージャ レベル |
---|---|---|---|
不可 |
Private (Structure では Public、Interface では不可) |
Public |
|
不可 |
Private (Structure では Public、Interface では不可) |
Public |
|
Friend |
Public |
不可 |
|
Friend |
Public |
不可 |
|
構造体 (Structure ステートメント) |
Friend |
Public |
不可 |
モジュール (Module ステートメント) |
Friend |
不可 |
不可 |
インターフェイス (Interface ステートメント (Visual Basic)) |
Friend |
Public |
不可 |
プロシージャ (Function ステートメント (Visual Basic)、Sub ステートメント (Visual Basic)) |
不可 |
Public |
不可 |
外部参照 (Declare ステートメント) |
不可 |
Public (Interface では不可) |
不可 |
演算子 (Operator ステートメント) |
不可 |
Public (Interface または Module では不可) |
不可 |
プロパティ (Property ステートメント) |
不可 |
Public |
不可 |
既定のプロパティ (Default (Visual Basic)) |
不可 |
Public (Module では不可) |
不可 |
イベント (Event ステートメント) |
不可 |
Public |
不可 |
デリゲート (Delegate ステートメント) |
Friend |
Public |
不可 |
詳細については、「Visual Basic でのアクセス レベル」を参照してください。