リモート オートメーションにおけるセキュリティ
リモート オートメーションは、基本レベルのセキュリティをサポートしています。このため、サーバー アプリケーションの作成者 (というよりむしろサーバーの管理者) は、特定のオブジェクトをリモートからアクティブにする方法を指定できます。 たとえば、特定のシステム上にあるすべてのオートメーション オブジェクトをまとめて "リモート アクティベーション不能" または "リモート アクティベーション可能" として設定できます。 また、各オブジェクトをリモート アクティベーション可能または不能に設定することもできます。 リモート オートメーションは、各オブジェクトのレジストリ設定に AllowRemoteActivation キーを使用して、特定のサーバーがリモートからアクティブにできるかどうかを指定します。 システム全体の設定でこのモードを使用すると、レジストリ内の各オブジェクトにこのキーが割り当てられ、各オブジェクトのステータスが適宜 "yes" または "no" に設定されます。
サーバー システムで Windows NT または Windows 2000 が動作している場合は、別の種類のセキュリティを使用できます。 この場合、リモート オートメーションでは NT のアクセス制御リスト (ACL: Access Control List) を使って、特定のサーバーをリモートからアクティブにできるユーザーまたはユーザー グループを指定します。
セキュリティ オプションは、オブジェクト全体に適用されます。したがって、特定のインターフェイスの属性、またはオブジェクトの個別のプロパティやメソッドの属性を設定することはできません。
すべてのセキュリティ オプションは、リモート オートメーション接続 (RAC: Remote Automation Connection) マネージャーを使って設定できます。