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ステータス バーにコマンド情報を表示する方法

アプリケーション ウィザードを使ってアプリケーション スケルトンを作成すると、ツール バーとステータス バーをサポートできます。アプリケーション ウィザードのオプションを 1 つ設定するだけで、ツール バーとステータス バーの両方をサポートできるようになります。ステータス バーが表示されているときに、ユーザーがメニュー項目にマウスを移動すると、操作に役立つ情報が自動的に表示されます。また、メニュー項目が強調表示されているときは、プロンプト文字列がステータス バーに表示されます。たとえば、ユーザーが [編集] メニューの [切り取り] にポインターを移動すると、ステータス バーのメッセージ領域に "選択範囲を切り取ってクリップボードに保存" と表示されます。このプロンプト文字列から、ユーザーはメニュー項目の機能を理解することができます。ユーザーがツール バー ボタンをクリックしたときも同じように表示されます。

このステータス バー ヘルプを作成するには、プログラムに追加するメニュー項目に対してプロンプトを定義します。具体的には、メニュー エディターでメニュー項目のプロパティを編集するときに、プロンプト文字列を記述します。定義した文字列は、アプリケーションのリソース ファイルに格納されます。文字列の ID は、文字列の説明対象のコマンドと同じです。

既定では、アプリケーション ウィザードは AFX_IDS_IDLEMESSAGE (標準の "Ready" メッセージの ID) を追加します。このメッセージは、プログラムが新しいメッセージを待っているときに表示されます。アプリケーション ウィザードで状況依存のヘルプを指定すると、メッセージが "F1 を押すと、ヘルプが表示されます" に変更されます。

参照

概念

メッセージの処理とマップ