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方法: 例外処理アシスタントを使用する

例外処理アシスタント は、実行時に例外が発生するたびに表示され、例外の種類、トラブルシューティングのヒント、修正操作が示されます。例外処理アシスタント は、例外オブジェクトの詳細を確認するときにも使用できます。

例外は、Exception クラスから継承されるオブジェクトです。例外は、問題が発生したコードからスローされ、アプリケーションが例外を処理するかプログラムがエラーになるまで、スタックに渡されます。

[!メモ]

使用している設定またはエディションによっては、ダイアログ ボックスで使用可能なオプションや、メニュー コマンドの名前または位置が、ヘルプに記載されている内容と異なる場合があります。このヘルプ ページは、全般的な開発設定を考慮して記述されています。設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

次の表で、例外オブジェクトのプロパティを説明します。例外の種類によっては、表示されないプロパティもあります。

プロパティ

Description

Data

ユーザー定義のキー/値のペアを含む IDictionary オブジェクト。既定値は空のコレクションです。

FileName

例外が発生したファイルの名前。

FusionLog

アセンブリの読み込みが失敗した理由を示すログ。

HelpLink

例外に関連するヘルプ ファイルへのリンク。

HResult

特定の例外に割り当てられたコーディングの数値。

InnerException

現在の例外の原因となる Exception インスタンス。ヘルパー ルーチンで例外のスローをキャッチし、より詳細にエラーの内容を示す新しい例外をスローすることは有効なこともあります。このような場合、InnerException プロパティが、元の例外に設定されます。

Message

例外に関連付けられたメッセージ。これは、例外をスローしたスレッドの CurrentUICulture プロパティで指定された言語で表示されます。

Source

例外が発生したアプリケーションまたはオブジェクトの名前。Source が設定されていない場合、例外が発生したアセンブリの名前が返されます。

StackTrace

現在の例外がスローされたときの、呼び出し履歴のメソッド呼び出しの文字列形式。デバッグ情報が使用できる場合には、スタック トレースにソース ファイル名とプログラム行番号が記述されます。StackTrace では、最適化処理中に実行されたコード変換が原因で、予期したほど多くのメソッド呼び出しが報告されない場合があります。スタック トレースは、例外がスローされる直前にキャプチャされます。

TargetSite

現在の例外をスローするメソッド。例外をスローするメソッドが使用できない状態で、スタック トレースが null 参照 (Visual Basic では Nothing) である場合、TargetSite ではスタック トレースからメソッドが取得されます。スタック トレースが null 参照であると、TargetSite も null 参照を返します。

例外オブジェクトの詳細を確認するには

  • [アクション] ペインの [詳細の表示] をクリックします。ダイアログ ボックスに例外のプロパティが表示されます。

参照

処理手順

方法: HRESULT に例外を割り当てる

方法 : 例外処理アシスタント を使用してランタイム エラーを修正する

関連項目

例外処理アシスタント ダイアログ ボックス

その他の技術情報

Choosing When to Use Structured and Unstructured Exception Handling

例外の処理とスロー

How to: Check an Exception's Inner Exception