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CUserToolsManager クラス

アプリケーション内の CUserTool クラス オブジェクトのコレクションを保持します。ユーザー ツールは、外部アプリケーションを実行するメニュー項目です。CUserToolsManager オブジェクトは、ユーザーまたは開発者がアプリケーションに新しいユーザー ツールを追加できるようにします。ユーザー ツールに関連するコマンドの実行をサポートし、Windows レジストリにユーザー ツールに関する情報を保存します。

class CUserToolsManager : public CObject

メンバー

Bb984117.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifパブリック コンストラクター

名前

説明

CUserToolsManager::CUserToolsManager

CUserToolsManager を構築します。

Bb984117.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifパブリック メソッド

名前

説明

CUserToolsManager::CreateNewTool

新しいユーザー ツールを作成します。

CUserToolsManager::FindTool

指定したコマンド ID に関連付けられた CMFCUserTool オブジェクトへのポインターを返します。

CUserToolsManager::GetArgumentsMenuID

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [ツール] タブの [引数] メニューに関連付けられているリソース ID を返します。

CUserToolsManager::GetDefExt

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [ツール] タブの [コマンド] フィールドで使用される、[ファイルを開く] ダイアログ ボックス (CFileDialog::CFileDialog) の既定の拡張子を返します。

CUserToolsManager::GetFilter

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [ツール] タブの [コマンド] フィールドで使用される、[ファイルを開く] ダイアログ ボックス (CFileDialog クラス) のファイル フィルターを返します。

CUserToolsManager::GetInitialDirMenuID

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [ツール] タブの [初期ディレクトリ] メニューに関連付けられているリソース ID を返します。

CUserToolsManager::GetMaxTools

アプリケーションで割り当てることができるユーザー ツールの最大数を返します。

CUserToolsManager::GetToolsEntryCmd

ユーザー ツールのメニュー項目プレースホルダーのコマンド ID を返します。

CUserToolsManager::GetUserTools

ユーザー ツールの一覧への参照を返します。

CUserToolsManager::InvokeTool

指定されたコマンド ID を持つユーザー ツールと関連付けるアプリケーションを実行します。

CUserToolsManager::IsUserToolCmd

コマンド ID がユーザー ツールに関連付けられているかどうかを判定します。

CUserToolsManager::LoadState

Windows レジストリからユーザー ツールに関する情報を読み込みます。

CUserToolsManager::MoveToolDown

指定したユーザー ツールをユーザー ツールの一覧内で下へ移動します。

CUserToolsManager::MoveToolUp

指定したユーザー ツールをユーザー ツールの一覧内で上へ移動します。

CUserToolsManager::RemoveTool

指定されたユーザー ツールをアプリケーションから削除します。

CUserToolsManager::SaveState

ユーザー ツールに関する情報を Windows レジストリに格納します。

CUserToolsManager::SetDefExt

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [ツール] タブの [コマンド] フィールドで使用される、[ファイルを開く] ダイアログ ボックス (CFileDialog クラス) の既定の拡張子を指定します。

CUserToolsManager::SetFilter

[カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [ツール] タブの [コマンド] フィールドで使用される、[ファイルを開く] ダイアログ ボックス (CFileDialog クラス) のファイル フィルターを指定します。

解説

ユーザー ツールをアプリケーションに組み込むには、次の操作を行う必要があります。

1.ユーザー ツール メニュー エントリに使用するメニュー項目と関連コマンド ID を確保します。

2.ユーザーがアプリケーションで定義できる各ユーザー ツールで使用する連番のコマンド ID を確保します。

3.CWinAppEx::EnableUserTools メソッドを呼び出し、メニュー コマンド ID、最初のユーザー ツール コマンド ID、および最後のユーザー ツール コマンド ID をパラメーターとして指定します。

1 つのアプリケーションで使用できるグローバル CUserToolsManager オブジェクトは 1 つです。

ユーザー ツールの例については、VisualStudioDemo サンプル プロジェクトを参照してください。

使用例

次の例は、CUserToolsManager オブジェクトへの参照の取得方法と新しいユーザー ツールの作成方法を示しています。このコード スニペットは Visual Studio のデモのサンプルの一部です。

    CUserToolsManager* pUserToolsManager = theApp.GetUserToolsManager();
    if (pUserToolsManager != NULL && pUserToolsManager->GetUserTools().IsEmpty())
    {
        // CUserToolsManager* pUserToolsManager
        CUserTool* pTool1 = pUserToolsManager->CreateNewTool();
        pTool1->m_strLabel = _T("&Notepad");
        pTool1->SetCommand(_T("notepad.exe"));

        CUserTool* pTool2 = pUserToolsManager->CreateNewTool();
        pTool2->m_strLabel = _T("Paint &Brush");
        pTool2->SetCommand(_T("mspaint.exe"));

        CUserTool* pTool3 = pUserToolsManager->CreateNewTool();
        pTool3->m_strLabel = _T("&Windows Explorer");
        pTool3->SetCommand(_T("explorer.exe"));

        CUserTool* pTool4 = pUserToolsManager->CreateNewTool();
        pTool4->m_strLabel = _T("Microsoft On-&Line");
        pTool4->SetCommand(_T("https://www.microsoft.com"));
    }

継承階層

CObject

   CUserToolsManager

必要条件

ヘッダー : afxusertoolsmanager.h

参照

関連項目

階層図

CWinAppEx クラス

CUserTool クラス

その他の技術情報

MFC クラス