CMFCStatusBar クラス
CMFCStatusBar クラスは、CStatusBar クラスに似たステータス バーを実装します。ただし、CMFCStatusBar クラスには、イメージ、アニメーション、およびプログレス バーを表示する機能や、マウスのダブルクリックに応答する機能など、CStatusBar クラスでは提供されない機能が含まれています。
class CMFCStatusBar : public CPane
メンバー
パブリック メソッド
名前 |
説明 |
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(CBasePane::CalcFixedLayout をオーバーライドします。) |
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コントロール バーを作成し、CPane オブジェクトにアタッチします。(CPane::Create をオーバーライドします。) |
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コントロール バーを作成し、CPane オブジェクトにアタッチします。(CPane::CreateEx をオーバーライドします。) |
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別のペインを現在のペインと親フレームの間に動的に挿入できるかどうかを判定します。(CBasePane::DoesAllowDynInsertBefore をオーバーライドします。) |
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ステータス バーでのマウスのダブルクリックの処理を有効または無効にします。 |
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指定したペインにプログレス バーを表示します。 |
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ステータス バーのペインの数を返します。 |
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ペインのスタイルを返します。(CBasePane::GetPaneStyle をオーバーライドします。) |
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ステータス バーの指定されたペインの幅をピクセル単位で返します。 |
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ステータス バーの指定されたペインのツールヒント テキストを返します。 |
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指定されたペインを無効にし、そのコンテンツを再描画します。 |
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CWnd オブジェクトに結び付けられた Windows のウィンドウが作成される前に、フレームワークから呼び出されます。(CWnd::PreCreateWindow をオーバーライドします。) |
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指定したペインにアニメーションを割り当てます。 |
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ステータス バーの指定されたペインに背景色を設定します。 |
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ステータス バーの指定されたペインにインジケーター アイコンを設定します。 |
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ステータス バーの指定されたペインに、プログレス バーの現在のプログレスを設定します。 |
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ペインのスタイルを設定します。(CBasePane::SetPaneStyle をオーバーライドします。) |
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ステータス バーの指定されたペインにテキストの色を設定します。 |
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ステータス バーの指定されたペインの幅をピクセル単位で設定します。 |
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ステータス バーの指定されたペインにツールヒント テキストを設定します。 |
プロテクト メソッド
名前 |
説明 |
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ステータス バーにペインを再描画するときにフレームワークによって呼び出されます。 |
解説
次の図は ステータス バーのデモのサンプル のアプリケーションのステータス バーの図を示します。
使用例
CMFCStatusBar クラスでさまざまなメソッドを呼び出すためにアプリケーションが使用するローカル変数を次の例に示します。これらの変数は、StatusBarDemoView.h で宣言されています。メイン フレームは MainFrm.h で宣言され、ドキュメントは StatusBarDemoDoc.h で宣言され、ビューは StatusBarDemoView.h で宣言されています。このコード スニペットは ステータス バーのデモのサンプルの一部です。
int m_nProgressCurr;
BOOL m_bInProgress;
CImageList m_imlStatusAnimation;
BOOL m_bInAnimation;
CBitmap m_bmpIcon1;
CBitmap m_bmpIcon2;
MainFrm.h に GetStatusBar メソッドを導入し、このメソッドを StatusBarDemoView.h の GetStatusBar メソッドから呼び出すことによって、CMFCStatusBar オブジェクトへの参照を取得する方法を次の例に示します。このコード スニペットは ステータス バーのデモのサンプルの一部です。
// in MainFrm.h
public:
CMFCStatusBar& GetStatusBar ()
{
return m_wndStatusBar;
}
...
// in StatusBarDemoView.h
CMFCStatusBar& GetStatusBar () const
{
return ((CMainFrame*) AfxGetMainWnd ())->GetStatusBar ();
}
StatusBarDemoView.cpp の CMFCStatusBar クラスでさまざまなメソッドを呼び出す方法を次の例に示します。定数は MainFrm.h で宣言されます。この例では、アイコンを設定し、ステータス バー ペインのツールヒント テキストを設定し、指定されたペインにプログレス バーを表示し、指定されたペインにアニメーションを割り当て、ステータス バー ペインのテキストと幅を設定し、ステータス バー ペインにプログレス バーの現在のプログレス インジケーターを設定する方法を示します。このコード スニペットは ステータス バーのデモのサンプルの一部です。
// in MainFrm.h
const int nStatusIcon = 0;
const int nStatusInfo = 1;
const int nStatusProgress = 2;
const int nStatusLabel = 3;
const int nStatusAnimation = 4;
...
// in StatusBarDemoView.cpp
GetStatusBar ().SetPaneIcon (nStatusIcon, m_bmpIcon1);
GetStatusBar ().SetTipText (nStatusIcon, _T("This is a tooltip"));
...
GetStatusBar ().EnablePaneProgressBar (nStatusProgress, PROGRESS_MAX);
...
GetStatusBar ().SetPaneAnimation (nStatusAnimation, NULL);
...
GetStatusBar ().SetPaneAnimation (nStatusAnimation, m_imlStatusAnimation);
GetStatusBar ().SetPaneText (nStatusAnimation, _T(""));
GetStatusBar ().SetPaneWidth (nStatusAnimation, 16);
...
GetStatusBar ().SetPaneProgress (nStatusProgress, m_nProgressCurr);
継承階層
必要条件
ヘッダー : afxstatusbar.h