TFSLabConfig Permissions コマンド
TFSLabConfig Permissions コマンドを使用すると、指定したユーザー、または Visual Studio Lab Management で指定したオブジェクト上の複数のユーザーのアクセス許可セットを設定または取得できます。個々のアクセス許可の詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」の「Lab Management のアクセス許可」を参照してください。
必要なアクセス許可
オブジェクトに対するアクセス許可を照会するには、そのオブジェクトに対する読み取りアクセス許可が必要です。Permissions コマンドを使用してオブジェクトに対するアクセス許可を変更するには、Manage Permissions アクセス許可が必要です。既定では、このアクセス許可はオブジェクトの作成者に付与されています。詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
TFSLabConfig Permissions
/Collection:collectionUrl
[objectSpec]
{[/User:userName1[,userName2][,...]]
[/Group:groupName1[,groupName2][,...]]}
[/Allow:{* |perm1[,perm2][,...] }]
[/Deny:{* |perm1[,perm2][,...]}]
[/Remove:{* |perm1[,perm2][,...]}]
[/Inherit:Yes|No]
パラメーター
オプション |
説明 |
---|---|
Collection:collectionUrl |
必須。Team Foundation Server のアプリケーション層にあるチーム プロジェクト コレクションの URL です。たとえば、/collection:http://abc:8080/TFS/DefaultCollection のように指定します。 |
objectSpec |
省略可能。アクセス許可が適用されるターゲット オブジェクト (チーム プロジェクトやライブラリ共有など) を指定します。オブジェクトを指定する方法については、次の「objectSpec」を参照してください。 |
User:userName1[,userName2][,...] |
省略可能。アクセス許可が適用される 1 人以上のユーザーを指定します。複数のユーザー名を区切るには、コンマを使用します。 |
Group:groupName1[,groupName2][,...] |
省略可能。アクセス許可が適用される 1 人以上のユーザーを指定します。複数のグループ名を区切るには、コンマを使用します。 |
Allow:{* |perm1[,perm2][,...]} |
省略可能。指定したユーザーまたはグループに対して、指定したアクセス許可を有効にします。すべてのアクセス許可を指定するには、アスタリスク (*) を使用します。個々のアクセス許可を指定するには、「Team Foundation Server のアクセス許可」の「Lab Management のアクセス許可」セクションにある表の "Name at command line" 列にある識別子を使用します。複数のアクセス許可を区切るには、コンマを使用します。 |
Deny:{* |perm1[,perm2][,...]} |
省略可能。指定したユーザーまたはグループに対して、指定したアクセス許可を拒否します。すべてのアクセス許可を指定するには、アスタリスク (*) を使用します。個々のアクセス許可を指定するには、「Team Foundation Server のアクセス許可」の「Lab Management のアクセス許可」セクションにある表の "Name at command line" 列にある識別子を使用します。複数のアクセス許可を区切るには、コンマを使用します。 |
Remove:{* |perm1[,perm2][,...]} |
省略可能。ユーザーまたはグループに対して以前に付与または拒否された、指定したアクセス許可を設定解除します。個々のアクセス許可を指定するには、「Team Foundation Server のアクセス許可」の「Lab Management のアクセス許可」セクションにある表の "Name at command line" 列にある識別子を使用します。複数のアクセス許可を区切るには、コンマを使用します。 |
Inherit:Yes|No |
省略可能。Yes を指定した場合、親 ACL に関連付けられているすべてのアクセス許可が項目に継承されます。/remove、/user、または /group の各オプションと組み合わせることはできません。 |
objectSpec
TFSLabConfig Permissions コマンドに含めるオブジェクトは、次の 2 つの方法で指定できます。
Lab Management 階層内のオブジェクトを指定するには、1 つ以上の場所のオプションを使用します。
オブジェクトを URI として指定するには、/Url オプションを使用します。
objectSpec パラメーター オプションが指定されていない場合は、チーム プロジェクト コレクション内のすべてのオブジェクトにアクセス許可が適用されます。
オブジェクトの種類のオプション
TFSLabConfig permissions コマンドの objectSpec パラメーターとしてオブジェクトを指定するために使用できるオプションの有効な組み合わせを次の表に示します。
アクセス許可の設定対象 |
使用するオプション |
---|---|
チーム プロジェクト コレクション内の特定のホスト グループ |
/TeamProjectCollectionHostGroup:teamProjectCollectionHostGroupName |
チーム プロジェクト コレクション内の特定のライブラリ共有 |
/TeamProjectCollectionLibraryShare:teamProjectCollectionLibraryShareName |
チーム プロジェクト内のすべてのグループ ホスト |
/TeamProject:projectName/TeamProjectHostGroup:* |
チーム プロジェクト内の 1 つのグループ ホスト |
/TeamProject:projectName/TeamProjectHostGroup:teamProjectHostGroupName |
チーム プロジェクトのホスト グループ内のラボ環境 |
/TeamProject:projectName /TeamProjectHostGroup:teamProjectHostGroupName/LabEnvironment:labEnvironmentName |
チーム プロジェクト内のすべてのライブラリ共有 |
/TeamProject:projectName/TeamProjectLibraryShare:* |
チーム プロジェクト内の 1 つのライブラリ共有 |
/TeamProject:projectName/TeamProjectLibraryShare:teamProjectLibraryShareName |
チーム プロジェクトのライブラリ共有内のラボ テンプレート |
/TeamProject:projectName /TeamProjectLibraryShare:teamProjectLibraryShareName /LabTemplate:labTemplateName |
チーム プロジェクトのライブラリ共有内のラボ環境 |
/TeamProject:projectName /TeamProjectLibraryShare:teamProjectLibraryShareName /LabEnvironment:labEnvironmentName |
Url
/Url オプションを使用して TFSLabConfig permissions コマンドの objectSpec ターゲット オブジェクトを指定するには、次の構文を使用します。
**/url:VSTFS:///LabManagement/objectType/**objectId
objectId は、オブジェクトの一意の数値識別子です。
objectType キーワードに有効なキーワードの一覧を次の表に示します。
オブジェクト型 |
説明 |
---|---|
TeamProjectCollectionHostGroup |
チーム プロジェクト コレクションのホスト グループ |
TeamProjectCollectionLibraryShare |
チーム プロジェクト コレクションのライブラリ共有 |
TeamProject |
チーム プロジェクト |
TeamProjectHostGroup |
チーム プロジェクトのホスト グループ |
TeamProjectLibraryShare |
チーム プロジェクトのライブラリ共有 |
LabTemplate |
チーム プロジェクト ライブラリ共有内の仮想マシンまたはテンプレート |
LabEnvironment |
チーム プロジェクト ホスト グループに配置されている環境またはチーム プロジェクト ライブラリ共有に格納されている環境 |
アクセス許可
1 つ以上の Lab Management アクセス許可を /Allow、/Deny、または /Remove の各オプションのターゲットとして指定できます。使用できるアクセス許可の一覧については、「Team Foundation Server のアクセス許可」の「Lab Management Permissions」を参照してください。
すべてのラボ アクセス許可を指定するには、アスタリスク (*) を使用します。
複数のアクセス許可を区切るには、コンマを使用します。
解説
/User オプションも /Group オプションも指定しない場合は、指定したオブジェクトの現在のアクセス許可が表示されます。
objectSpec パラメーター オプションが指定されていない場合は、チーム プロジェクト コレクション内のすべてのオブジェクトにアクセス許可が適用されます。