テスト計画の進行状況 Excel レポート

[アーティクル]
04/10/2013

テスト計画の進行状況レポートを使用して、テストアクティビティを監視し、チームのテストの進行状況全体を報告できます。このレポートには、過去 4 週間以内のチームが定義したチームプロジェクトのすべてのテストのテスト結果がバーンダウングラフで示されます。

このレポートは、チームがテスト計画を作成して、テストランナーと Microsoft Test Manager でテストを開始した場合にのみ使用できます。テストスイートおよびテスト計画を定義する方法の詳細については、「テストスイートを使用したテストケースの整理」を参照してください。

このレポートにアクセスする方法については、「Excel レポート (アジャイル)」を参照してください。

[!メモ]

テスト計画の進行状況は、テストのダッシュボードまたは品質のダッシュボードから表示できます。これらのダッシュボードにアクセスできるのは、チームプロジェクトポータルが有効化され、Microsoft Office SharePoint Server 2007 を使用するようにプロビジョニングされている場合だけです。詳細については、「チームプロジェクトポータルまたはプロセスガイダンスへのアクセス」を参照してください。

このトピックの内容

レポートのデータ
レポートの解釈
レポートの更新とカスタマイズ

関連トピック

[!メモ]

チームは、テストケースを使用して、テストランナーおよび Microsoft Test Manager で実行および管理できる手動テストと自動テストの両方を定義します。Microsoft Test Manager を使用すると、テストケースだけでなく、プロジェクトのテストをサポートするテストスイートとテスト構成を作成することもできます。テスト構成を使用して、テストケースおよびテストスイートを実行する方法を定義できます。テスト計画で複数のテストケースをテストスイートの階層構造にまとめて、テストケースをグループ化できます。テストスイートを作成することで、一連のテストケースをグループとして実行できます。詳細については、「テスト計画の定義」を参照してください。

必要なアクセス許可

レポートを表示するには、チームプロジェクトの SharePoint 製品に対する [読み取り] アクセス許可が割り当てられているグループに割り当てられているか、そのグループに属している必要があります。

レポートを変更またはカスタマイズするには、SQL Server Analysis Services の TfsWarehouseDataReaders セキュリティロールのメンバーである必要があります。また、チームプロジェクトの SharePoint 製品に対する [メンバー] アクセス許可が割り当てられているグループに割り当てられているか、そのグループに属している必要があります。詳細については、「Visual Studio ALM 用データウェアハウスのデータベースへのアクセスの許可」および「アクセス許可の管理」を参照してください。

レポートのデータ

チームは、テスト計画の進行状況レポートを確認して、チームがテストをどの程度完了したかを判断したり、チームがテストアクティビティを予定どおり終了する可能性があるかどうかを判断することができます。次の図に示すように、レポートには、過去 4 週間以内のすべてのテストの結果を最後に記録された結果でグループ化した積み上げ面グラフが示されます。結果には、実行しない、ブロック、失敗、および成功があります。

テスト計画の進行状況 Excel レポート

グラフは、データウェアハウスに保存されているデータのピボットグラフレポートに基づいています。データが生成される結果からチームのメンバが Microsoft Test Managerを使用して、テストの実行時に取得されます。詳細については、「Microsoft テストマネージャーでのテストの実行」を参照してください。

テスト計画の進行状況の追跡に必要なアクティビティ

正確で効果的なテスト計画の進行状況レポートが生成されるようにするためには、チームは次のアクティビティを実行する必要があります。

テストケースとテスト計画を定義し、テストケースをテスト計画に割り当てます。詳細については、「テスト計画の定義」を参照してください。

手動テストの場合は、テストケースの各検証手順の結果を、成功または失敗としてマークします。

重要
テスト担当者は、テストステップが検証テストステップである場合、そのことを示す状態でマークする必要があります。テストケースの全体の結果は、マークされたすべてのテストステップの状態を反映します。したがって、テストステップが失敗とマークされているか、またはマークされていない場合、テストケースは失敗の状態になります。

テスト担当者は、テストステップが検証テストステップである場合、そのことを示す状態でマークする必要があります。テストケースの全体の結果は、マークされたすべてのテストステップの状態を反映します。したがって、テストステップが失敗とマークされているか、またはマークされていない場合、テストケースは失敗の状態になります。

自動テストの場合、各テストは成功または失敗として自動的にマークされます。

(省略可能) フィルター処理をサポートするには、イテレーション パスと区分パスを各テストケースに割り当てます。

レポートの解釈

テスト計画の進行状況レポートは、現在製品開発サイクルのどの段階であるかに応じて異なることを理解しておく必要があります。初期のイテレーションでは、成功するテストケースの数が徐々に増えていきます。このレポートをレビューして、次の事項を確認できます。

成功しているテストの件数。
失敗しているテストの件数。
ブロックされているテストの件数。
一度も実行されていないテストはいくつあるか。
すべてのテスト計画にわたって成功しているテストの割合はどれぐらいか。
チームによるテスト作業はどの程度完了しているか。
チームがテストを時間どおりに完了できるか。

最適な傾向では、成功を示すテスト件数が安定的に増加し、失敗、実行しない、またはブロックを示すテスト件数が安定的に減少します。正常なレポートおよび問題のあるレポートについては、「テスト計画の進行状況レポート」を参照してください。

レポートの更新とカスタマイズ

テスト計画の進行状況レポートは、Office Excel で開いて、ピボットテーブルレポートのフィルターオプションまたは列フィールドリストを変更することで更新できます。このレポートは、次の表に示すようなその他のビューをサポートするようにカスタマイズできます。

ビュー	アクション
イテレーションのテスト計画の進行状況	TestResult.Iteration のフィルターを変更します (既定 = すべて)。
製品区分のテスト計画の進行状況	TestResult.Area のフィルターを変更します (既定 = すべて)。
過去 6 週間、8 週間、またはそれ以上の期間のテスト計画の進行状況	列の [ピボットテーブルのフィールドリスト] で、@@Last 4 weeks@@ を別の Set に置き換えます。