ユーザー ストーリー テスト状態 Excel レポート (アジャイル)
ユーザー ストーリー テスト状態レポートを使用すると、テスト カバレッジの不備の把握、ユーザー ストーリーごとのテストの進行状況の監視ができます。このレポートには、各ユーザー ストーリーで成功している、および失敗しているテスト ケースの数がそれぞれ表示されます。このレポートは、チームがテスト計画を作成して、Microsoft Test Manager でテストを開始した後にのみ使用できます。テスト スイートおよびテスト計画を定義する方法の詳細については、「テスト スイートを使用したテスト ケースの整理」を参照してください。
このレポートにアクセスする方法については、「Excel レポート (アジャイル)」を参照してください。
[!メモ]
ユーザー ストーリー テスト状態レポートは、テストのダッシュボードから表示できます。このダッシュボードにアクセスできるのは、チーム プロジェクト ポータルが有効化され、Microsoft Office SharePoint Server 2007 を使用するようにプロビジョニングされている場合だけです。詳細については、「チーム プロジェクト ポータルまたはプロセス ガイダンスへのアクセス」を参照してください。
このトピックの内容
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関連トピック |
[!メモ]
チームは、テスト ケースを使用して、テスト ランナーおよび Microsoft Test Manager で実行および管理できる手動テストと自動テストの両方を定義します。Microsoft Test Manager を使用すると、テスト ケースだけでなく、プロジェクトのテストをサポートするテスト スイートとテスト構成を作成することもできます。テスト構成を使用して、テスト ケースおよびテスト スイートを実行する方法を定義できます。テスト計画で複数のテスト ケースをテスト スイートの階層構造にまとめて、テスト ケースをグループ化できます。テスト スイートを作成することで、一連のテスト ケースをグループとして実行できます。詳細については、「テスト計画の定義」を参照してください。
必要なアクセス許可
レポートを表示するには、チーム プロジェクトの SharePoint 製品に対する [読み取り] アクセス許可が割り当てられているグループに割り当てられているか、そのグループに属している必要があります。
レポートを変更またはカスタマイズするには、SQL Server Analysis Services の TfsWarehouseDataReaders セキュリティ ロールのメンバーである必要があります。また、チーム プロジェクトの SharePoint 製品に対する [メンバー] アクセス許可が割り当てられているグループに割り当てられているか、そのグループに属している必要があります。詳細については、「Visual Studio ALM 用データ ウェアハウスのデータベースへのアクセスの許可」および「アクセス許可の管理」を参照してください。
レポートのデータ
ユーザー ストーリー テスト状態レポートには、チームが各ユーザー ストーリーに定義したテスト ケースとテスト構成の組み合わせごとの結果数を示す、横棒グラフが用意されています。グラフでは、最近のテストの実行に基づいて結果がグループ化されます。グループの内訳は、成功 (緑)、失敗 (赤)、ブロック (紫)、または実行なし (灰) です。
このレポートは、データ ウェアハウスに格納され、特定のユーザー ストーリーにリンクされているテスト ケースの結果としてキャプチャされた、最新のデータを示すピボットグラフ レポートに基づいています。
テスト動作の監視に必要なアクティビティ
正確で効果的なユーザー ストーリー テスト状態レポートを作成するには、チームは次のアクティビティを実行する必要があります。
テスト ケースおよびユーザー ストーリーを定義した後、リンク種類のテスト担当者を使用して、そのテスト ケースとユーザー ストーリーとを、リンクします。
テスト計画を定義し、それらにテスト ケースを割り当てます。
手動テストの場合は、テスト ケースの各検証手順の結果を、成功または失敗としてマークします。
重要 テスト担当者は、テスト ステップが検証テスト ステップである場合、そのことを示す状態でマークする必要があります。テスト ケース全体の結果には、テスト担当者がマークしたすべてのテスト ステップの状態が反映されます。したがって、テスト担当者がテスト ステップを失敗とマークしている場合、または何もマークしていない場合、テスト ケースは失敗の状態になっています。
自動テストの場合は、各テスト ケースは成功または失敗として自動的にマークされます。
(省略可能) フィルター処理をサポートするには、イテレーション パスと区分パスを各テスト ケースに割り当てます。
レポートの解釈
ユーザー ストーリー テスト状態レポートは、現在、製品開発サイクルのどの段階にあるかに応じて異なるということを理解しておいてください。初期のイテレーションでは、成功しているテスト ケースは少数です。しかし、通常は、イテレーションまたは製品開発サイクルが終了に向かうほど、テスト ケースは成功の状態になります。
このレポートをレビューして、次の事項を確認できます。
テスト ケースの総数が少ないのはどのユーザー ストーリーか。
ブロックされているまたは実行されないテスト ケースの総数が多いのはどのユーザー ストーリーか。
各ユーザー ストーリーのテスト ケース カバレッジは予期される内容であるか。
テストの失敗率が高いのはどのユーザー ストーリーか。
ユーザー ストーリーごとに定義されたテスト ケースの平均的な数はどれくらいか。
テストの失敗率が高いのはどのユーザー ストーリーか。
チームはユーザー ストーリーごとにテスト ケースを実行しているか。
テスト ケースがブロックされているか実行されていない場合、チームは処理を妨げる問題を把握して、それらの問題に対処しているか。
レポートの更新とカスタマイズ
ユーザー ストーリー テスト状態レポートは、Office Excel で開いて、ピボットテーブル レポートのフィルター オプションを変更することで更新できます。このレポートは、次の表に示すようなその他のビューをサポートするようにカスタマイズできます。
ビュー |
アクション |
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イテレーションのユーザー ストーリー テスト状態 |
Iteration のフィルターを変更します (既定 = すべて)。 |
製品区分のユーザー ストーリー テスト状態 |
Area のフィルターを変更します (既定 = すべて)。 |
ピボットテーブル レポートおよびピボットグラフ レポートの使用とカスタマイズの方法の詳細については、Microsoft Web サイトの次のページを参照してください。