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Split a Team Project Collection

チーム プロジェクト コレクションを複数のコレクションに分割して、そのサイズや構成を変更することはできますが、このプロセスには多くの手順が必要です。このプロセスには、元のコレクション データベースをバックアップしてコレクション データベースのコピーを作成し、それを別の名前で復元し、さらにその名前を変更したデータベースを TFS (Team Foundation Server) にアタッチするという手順が含まれます。コレクション データベースを別の名前で復元すると、TFS に 2 つの機能的チーム プロジェクト コレクションが存在することになりますが、これらの 2 つのコレクションは、引き続き同じレポート フォルダーとサイト コレクションを共有します。レポートおよびチーム プロジェクト ポータルは機能しますが、元のチーム プロジェクト コレクションから分割されません。そのため、新しいチーム プロジェクト コレクションに関連付けられたレポートを個別のフォルダーに移動するか、チーム プロジェクト ポータルをホストするサイト コレクションを分割するか、その両方を実行するかどうかを決定する必要があります。これらの変更を実行する場合、追加の手順が必要になりますが、各コレクションで個別単位が保持されます。

チーム プロジェクト コレクションは、次の状況下で分割することが考えられます。

  • 既に組織内の部門別に所有されているコレクション内のプロジェクトを、部門単位で調整する。

  • TFS を旧バージョンからアップグレードし、コレクションが 1 つしかない場合で、セキュリティまたはビジネス調整上の理由から、プロジェクトを複数のコレクションに分割する。

  • 独自に TFS を配置している遠隔地オフィスに、コレクション内の一部のプロジェクトの所有権を移動する。このシナリオでは、まずコレクションを分割し、それから、分割したコレクションの 1 つを遠隔地オフィスの配置に移動します。

    [!メモ]

    ここでは、チーム プロジェクト コレクションの分割手順についてのみ説明します。コレクションを分割した後で移動する場合は、「Move a Team Project Collection」を参照してください。

このトピックの内容

チーム プロジェクト コレクションを分割するには、以下の順番で手順を完了する必要があります。

  1. Lab Management リソースを削除する

  2. コレクションをデタッチする

  3. コレクション データベースをバックアップする

  4. コレクション データベースを別の名前で復元する

  5. 元のコレクション データベースをアタッチする

  6. 名前を変更したコレクション データベースをアタッチする

  7. 分割したコレクションからプロジェクトを削除する

  8. SharePoint Web アプリケーションのリソースに再接続する

  9. レポートを分割する

  10. コレクションを開始する

  11. データ ウェアハウスと Analysis Services をビルドし直す

  12. チーム プロジェクト ポータルを再構成する

  13. Lab Management リソースを構成する

  14. 分割したチーム プロジェクト コレクションに対してユーザーとグループを構成する

  15. プロジェクトに対してユーザーとグループを構成する

  16. 分割したチーム プロジェクト コレクションをサポートするために元のサイト コレクションを分割する

  17. Microsoft Project Server と統合を同期する

必要なアクセス許可

以下の手順を実行するには、次のグループのメンバーである必要があります。

  • Team Foundation の管理コンソールを実行しているサーバーの Administrators セキュリティ グループ

  • TFS のデータベースをホストするサーバーとインスタンス上の SQL Server 内の sysadmin グループのメンバー

配置で SharePoint 製品を使用する場合、TFS のサービス アカウントをファーム管理者グループのメンバーにしておくことを強くお勧めします。

[!メモ]

TFS のサービス アカウントにこのメンバーシップを付与しない場合でも、チーム プロジェクト コレクションを分割することはできます。ただし、コレクションをアタッチするときにエラーが発生し、ポータルでプロジェクトに再接続する追加手順が必要になります。一般的に、運用要件でサービス アカウントにこのメンバーシップを付与することが制限されている場合でも、分割期間中はファーム管理者グループへのサービス アカウントの追加を検討するようにしてください。

Lab Management リソースを削除する

次のいずれかの状況に当てはまる場合は、この手順を省略できます。

  • 分割するチーム プロジェクト コレクションが Visual Studio Lab Management に対して構成されていない。  

  • チーム プロジェクト コレクションを同じドメイン内で分割し、このコレクションをサポートしていた同じ System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) を使用する予定である。

コレクションを別のドメインに移動するか、別の System Center Virtual Machine Manager を使用する場合は、Lab Management で使用されているリソースをコレクション データベースから削除する必要があります。これらのリソースには、仮想マシン、テンプレート、チーム プロジェクト ホスト グループ、およびチーム プロジェクト ライブラリ共有が含まれます。コレクションを復元し、アタッチした後で、Lab Management 資産を作成し直す必要があります。

Lab Management リソースを削除するには

  • For information about how to remove all group hosts, library shares, and environments from a specified team project collection, see TFSConfig Lab /Delete コマンド with the /External option.

コレクションをデタッチする

コレクションを分割するには、まず現在実行している TFS の配置からコレクションをデタッチする必要があります。コレクションをデタッチすると、すべてのジョブとサービスが停止し、その後コレクション データベースが停止します。In addition, the detach process copies over the collection-specific data from the configuration database and saves it as part of the team project collection database.

チーム プロジェクト コレクションをデタッチするには

  1. 分割するコレクションをホストするサーバー上で Team Foundation の管理コンソールを開きます。

    詳細については、「Team Foundation 管理コンソールを開く」を参照してください。

  2. [チーム プロジェクト コレクション] を選択し、コレクションの一覧で分割するコレクションを選択します。

    以下の例では、管理者が "TFS Fabrikam Collection 2" を選択しています。

  3. [全般] タブで、[コレクションの停止] を選択します。

    [チーム プロジェクト コレクションの状態の理由] ダイアログ ボックスが表示されます。コレクションを停止する理由を入力します (省略可能)。ここに入力した理由は、ユーザーに対して表示されます。[停止] を選択し、コレクションが停止するまで待ちます。実行が停止した場合、状態が [オフライン] になります。

  4. On the General tab, choose Detach Collection.

    チーム プロジェクト コレクションのデタッチ ウィザードが開きます。

  5. (Optional) On the Provide a servicing message for the team project collection page, in Servicing Message, provide a message for users who might try to connect to projects in this collection.

  6. [次へ] をクリックします。

  7. [チーム プロジェクト コレクションのデタッチに使用する設定を確認してください。] ページで、設定を確認します。

  8. If you want to changes any settings, choose Previous.問題がなければ、[確認] をクリックします。

  9. すべての準備チェックが問題なく完了したら、[デタッチ] をクリックします。

  10. [チーム プロジェクト コレクションのデタッチの進行状況を監視します。] ページで、すべてのプロセスが完了したら、[次へ] をクリックします。

  11. (Optional) On the Review supplemental information for this team project collection page, choose or note the location of the log file.

  12. [閉じる] をクリックします。

    これで、チーム プロジェクト コレクションが管理コンソールのコレクション一覧から除外されました。

コレクション データベースをバックアップする

コレクションをデタッチしたら、サーバーに別の名前でコピーを復元する前に、データベースをバックアップする必要があります。そのコピーは、元のコレクションを分割して別のコレクションにする部分に対応するデータベースになります。このタスクを実行するには、SQL Server 付属のツールを使用する必要があります。

コレクション データベースをバックアップするには

  • 個々のデータベースを手動でバックアップおよび復元する方法の詳細については、Microsoft Web サイトの「SQL Server でのデータベースのバックアップおよび復元」および「バックアップ スケジュールおよび計画の作成」を参照してください。このとき、配置しているバージョンの SQL Server を選択する必要があります。

    重要 : 重要

    元の配置で SQL Server の Enterprise Edition または Datacenter Edition を使用しており、分割したいデータベースを Standard Edition を実行するサーバーに復元する場合は、SQL Server 圧縮を無効にした状態で作成したバックアップ セットを使用する必要があります。データの圧縮を無効にしない限り、Enterprise Edition または Datacenter Edition のデータベースを Standard Edition を実行するサーバーに正常に復元することはできません。圧縮をオフにするには、Microsoft サポート技術情報の文書の手順に従ってください。

コレクション データベースを復元する

コレクション分割の一部として、TFS の配置をサポートするように構成されている SQL Server のインスタンスにコレクション データベースのバックアップを復元する必要があります。データベースを復元する際、元のコレクション データベースとは異なる名前を付ける必要があります。

ヒントヒント

以下の手順では、SQL Server Management Studio を使用して SQL Server 2012 でチーム プロジェクト コレクション データベースを復元する方法の概要を示しています。個々のデータベースを手動でバックアップおよび復元する方法の詳細については、Microsoft Web サイトの「SQL Server でのデータベースのバックアップおよび復元」を参照してください。このとき、配置しているバージョンの SQL Server を選択する必要があります。

コレクション データベースを新しい名前で復元するには

  1. SQL Server Management Studio を起動し、分割するチーム プロジェクト コレクションに対応するデータベースがホストされているインスタンスに接続します。

  2. オブジェクト エクスプローラーで [データベース] を展開し、分割するデータベースのサブメニューを開いて [タスク][復元][データベース] の順に選択します。

    [全般] ページで [データベースの復元] ウィンドウが開きます。

  3. [ソース] で、チーム プロジェクト コレクション データベースが選択されていることを確認します。[ターゲット] で、データベースのコピーの名前を指定します。この名前は、分割したチーム プロジェクト コレクションの名前と一致している必要があります。[復元プラン] で、復元するバックアップ セットが目的のバックアップ セットであることを確認します。これらが有効なバックアップ セットであることを確認するには、[バックアップ メディアの検証] を選択し、[ページの選択][オプション] を選択します。

  4. [復元オプション] で、チェック ボックスをすべてオフにします。[復旧状態][RESTORE WITH RECOVERY] に設定されていることを確認します。[ログ末尾のバックアップ] で、[ソース データベースを復元中の状態にしておく] のチェック ボックスをオフにし、[OK] を選択します。

    ヒントヒント

    復元操作に失敗したときに、データベースが使用中で上書きできないことを示すエラー メッセージが表示された場合には、論理ファイル名をすべて手動で構成し、データベースの新しい名前を反映することが必要になる場合があります。[ページの選択][ファイル] を選択してから、復元する各ファイルの横にある省略記号ボタンを選択して、そのファイル名に新しいデータベース名が反映されており、以前のデータベース名が使用されていないことを確認します。その後、復元操作をもう一度実行してください。

元のコレクション データベースをアタッチする

データベースを別の名前で復元したら、元のコレクション データベースを TFS の配置にアタッチし直す必要があります。

[!メモ]

配置で SharePoint 製品が使用されており、TFS のサービス アカウントがファーム管理者グループのメンバーでない場合には、コレクションをアタッチするときに警告が発生します。これは予測どおりの動作です。

コレクションをアタッチするには

  1. Team Foundation の管理コンソールを開きます。

  2. Choose Team Project Collections, and then choose Attach Collection.

    チーム プロジェクト コレクションのアタッチ ウィザードが開きます。

  3. On the Select the team project collection database to attach page, in SQL Server Instance, provide the name of the server and the instance that hosts the collection database, if it is not already listed.

  4. In the Databases list, choose the collection database that you want to attach, and then choose Next.

  5. On the Enter the team project collection information page, provide a name for the collection in Name if one is not already present.これは元のコレクションであるため、以前と同じ名前を保持することを選択できます。

  6. (Optional) In Description, provide a description of the collection.

  7. [次へ] をクリックします。

  8. [チーム プロジェクト コレクションのアタッチに使用する設定を確認してください。] ページで、情報を確認します。

  9. If you must change any settings, choose Previous.If all the settings are correct, choose Verify.

  10. When all the readiness checks have completed successfully, choose Attach.

  11. On the Monitor the team project collection attach progress page, when all processes have completed, choose Next.

  12. (Optional) On the Review supplemental information for this team project collection page, choose or note the location of the log file.

  13. [閉じる] をクリックします。

    これで、チーム プロジェクト コレクションが管理コンソールのコレクション一覧に加わりました。コレクションの状態が [オンライン] であると表示される場合には、一覧からそのコレクションを選択し、[全般] タブで [コレクションの停止] を選択します。

名前を変更したコレクション データベースをアタッチする

元のコレクション データベースをアタッチした後、名前を変更したコレクションを TFS の配置にアタッチする必要があります。このコレクションをアタッチしても、コレクションは停止したままになります。すべての重複プロジェクトが解消されるまで、コレクションを開始することはできません。

[!メモ]

配置で SharePoint 製品が使用されており、TFS のサービス アカウントがファーム管理者グループのメンバーでない場合、コレクションをアタッチするときに警告が発生します。これは予測どおりの動作です。

名前を変更したコレクション データベースをアタッチするには

  1. 分割したコレクションをホストする配置のアプリケーション層をホストするサーバーで Team Foundation の管理コンソールを開きます。

  2. Choose Team Project Collections, and then choose Attach Collection.

    チーム プロジェクト コレクションのアタッチ ウィザードが開きます。

  3. [アタッチするチーム プロジェクト コレクション データベースを選択してください。] ページで、名前を変更したコレクション データベースをホストするサーバーとインスタンスの名前が一覧に含まれていない場合は、[SQL Server インスタンス] にその名前を入力します。

  4. [データベース] ボックスの一覧で、名前を変更したコレクション データベースを選択し、[次へ] を選択します。

  5. [チーム プロジェクト コレクション情報を入力してください。] ページの [名前] に、元のコレクション名とは異なるコレクション名を入力します。

  6. (省略可能) [説明] に、コレクションの説明を入力します。

  7. [次へ] をクリックします。

  8. [チーム プロジェクト コレクションのアタッチに使用する設定を確認してください。] ページで、情報を確認します。

  9. If you must change any settings, choose Previous.If all the settings are correct, choose Verify.

  10. When all the readiness checks have completed successfully, choose Attach.

  11. On the Monitor the team project collection attach progress page, when all processes have completed, choose Next.

    [!メモ]

    コレクションが SharePoint Web アプリケーションでサポートされている場合は、SharePoint Web アプリケーションのアタッチ状態について警告アイコンが表示されます。これと同じく、元のコレクションにレポートが含まれている場合は、レポートのアタッチ状態について警告アイコンが表示されます。この動作は予測されたものであり、無視してかまいません。

  12. (Optional) On the Review supplemental information for this team project collection page, choose or note the location of the log file.

  13. [閉じる] をクリックします。

    コレクション名は管理コンソールのコレクション一覧に表示され、状態は [オフライン] と表示されます。

分割したコレクションからプロジェクトを削除する

この時点では TFS にアタッチされているコレクションのコピーが 2 つ存在しているため、両方のコレクションにプロジェクトが存在することがないように、元のコレクションまたは名前を変更したコレクションから、それぞれ該当するプロジェクトを削除します。

重要 : 重要

プロジェクトは、複数のコレクションに存在することはできません。分割したコレクション間で重複するプロジェクトがすべて解消されるまで、名前を変更したコレクションを開始することはできません。

コレクションからプロジェクトを削除するには

  1. 分割したコレクションをホストするサーバーで、Team Foundation の管理コンソールを開きます。

  2. [チーム プロジェクト コレクション] を選択し、コレクションの一覧から、分割するために停止しているチーム プロジェクト コレクションを選択します。

  3. [チーム プロジェクト] タブを選択します。

  4. チーム プロジェクトの一覧で、コレクションから削除するプロジェクトを選択し、[削除] を選択します。

    [チーム プロジェクトの削除] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. [ワークスペース データを削除する] チェック ボックスをオンにし、[外部の成果物を削除する] チェック ボックスはオフのままにして、[削除] を選択します。

    [外部の成果物を削除する] チェック ボックスがオンになっていて、チーム プロジェクトが Lab Management を使用するように構成されている場合、そのプロジェクトに関連付けられている仮想マシンとテンプレートが System Center Virtual Machine Manager から削除されます。これらは、名前を変更したコレクション内のチーム プロジェクトでは使用できなくなります。

  6. 元のチーム プロジェクト コレクションでホストしないプロジェクトを削除したら、コレクションの一覧から名前を変更したチーム プロジェクト コレクションを選択します。次に、[チーム プロジェクト] タブで、新しいコレクションでホストしないプロジェクトを削除します。

  7. 両方のコレクションに重複するプロジェクトがなくなるまで、この手順を繰り返します。

    [!メモ]

    ここに挙げたコレクションは当分の間、同じ SharePoint サイト コレクションをチーム プロジェクト ポータルに使用します。ただし、異なるサイト コレクションを使用するようにも構成できますその手順は、このトピックで後ほど説明します。

SharePoint Web アプリケーションのリソースに再接続する

名前を変更したコレクションをアタッチし、重複プロジェクトをすべて削除したら、SharePoint Web アプリケーションへの接続を修復する必要があります。接続を修復すると、Web アプリケーションとコレクション (元のコレクションおよび名前を変更したコレクション) の間で接続がすべて正しく設定された状態になります。

SharePoint Web アプリケーションへの接続を修復するには

  1. コレクションの移動先の配置のアプリケーション層をホストするサーバーで Team Foundation の管理コンソールを開きます。

  2. [SharePoint Web アプリケーション] を選択し、Web アプリケーションの一覧で、アタッチしたコレクションをサポートする Web アプリケーションを選択します。

    一覧で Web アプリケーションを選択すると、[接続の修復] ボタンが表示されます。

  3. Choose Repair Connection, and in the Repair the connection to a SharePoint Web Application dialog box, choose Repair.

  4. When the Status window reports Reconnect operation succeeded, choose Close.この処理には数分かかる場合があります。さらに、このプロセスの最中にエラーが表示されることがあります。これは、2 つのコレクションがチーム プロジェクト ポータルにまだ同じ既定の SharePoint サイトの場所を使用しているためです。これは想定されている動作です。

レポートを分割する

配置に SQL Server Reporting Services を実行するサーバーが含まれていない場合、または別のコレクションを反映するフォルダーにレポートを分割しない場合は、この手順をスキップできます。

プロジェクトを削除した後、分割したコレクションが使用するレポートを別のフォルダーに移動して、元のフォルダーから削除する必要があります。

重要 : 重要

レポート フォルダーは両方の場所に存在します。レポート フォルダーを削除する前に、すべてのレポートを適切に移動するようにしてください。

レポートを別のフォルダーに分割するには

  1. レポート マネージャーで、分割したコレクションをサポートするレポートを、そのコレクション用のフォルダーに移動します。

    詳細については、Microsoft Web サイトの「[<ItemName> を移動] ページ (レポート マネージャ)」を参照してください。

  2. 配置で SharePoint Web アプリケーションが利用されている場合、適切に表示されるように、レポートを移動した後に接続を修復することが必要になる場合があります。レポートが正しく表示されない場合には、前に示した手順を実行して接続を修復してください。

チーム プロジェクト コレクションを開始する

プロジェクトを削除したら、分割したコレクションに対してユーザーとグループを構成する前に、名前を変更したコレクションを再開する必要があります。

チーム プロジェクト コレクションを開始するには

  1. 分割したコレクションをホストするサーバーで、Team Foundation の管理コンソールを開きます。

  2. [チーム プロジェクト コレクション] を選択し、コレクションの一覧で、分割するために停止しているコレクションを選択します。

  3. [全般] タブで、[コレクションの開始] を選択します。

    コレクションが開始します。

  4. 新しい名前でアタッチされているコレクションに対して手順 2. を繰り返します。

データ ウェアハウスと Analysis Services をビルドし直す

You can skip this procedure if you do not have reporting configured as part of your deployment.

コレクションを分割した配置でレポート サーバーが使用されている場合は、Team Foundation のウェアハウスと Analysis Services のデータベースをビルドし直す必要があります。コレクションを分割した後で配置に対してレポートとダッシュボードが正しく動作し、配置内の他のコレクションとの間で競合が発生しないように、この手順を実行する必要があります。

データ ウェアハウスと Analysis Services データベースをビルドし直すには

  1. Team Foundation の管理コンソールを開きます。

  2. In the navigation bar, choose Reporting.

  3. In Reporting, choose Start Rebuild.

  4. In the Rebuild the Warehouse and Analysis Services Databases dialog box, choose OK.

    [!メモ]

    リビルドの開始アクションが完了した後、ウェアハウスのリビルドとデータの再読み込みが引き続き行われます。配置のサイズとデータ量によっては、このプロセス全体が完了するまでに数時間かかる場合もあります。

チーム プロジェクト ポータルを再構成する

配置で SharePoint 製品が使用されていない場合は、この手順を省略できます。

両方のコレクションを開始した後、各コレクション内のプロジェクト用のチーム プロジェクト ポータルがそのプロジェクトの正しいデータを反映するように、ポータルを再構成する必要があります。

チーム プロジェクト ポータルを再構成するには

  • チーム エクスプローラーを開き、各チーム プロジェクト コレクションに接続してから、各チーム プロジェクトに SharePoint サイトの URL を構成します。チーム プロジェクトごとに [設定] を開いて [ポータルの設定] を選択し、[レポートおよびダッシュボードでこのチーム プロジェクトのデータを参照する] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。

Lab Management リソースを構成する

チーム プロジェクト コレクションを同じドメイン内で分割し、このコレクションをサポートしていた同じ System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) を使用する予定である場合は、この手順を省略できます。

コレクションを別のドメインに移動するか、別の System Center Virtual Machine Manager を使用する場合は、チーム プロジェクト ホスト グループを作成し直す必要があります。また、TFS でチーム プロジェクト ライブラリ共有を作成し直し、Microsoft Test Manager で仮想マシン、テンプレート、および環境を作成し直す必要もあります。

Lab Management リソースを構成するには

  1. Team Foundation のアプリケーション層を構成します。

    詳細については、「SCVMM 環境用の Lab Management の構成」を参照してください。

  2. Recreate the golden master virtual machines and templates in the new SCVMM and import virtual machines and templates into the team project collection.

    詳細については、「方法: Lab Management 用の仮想マシンおよびテンプレートを作成して保存する」を参照してください。

  3. 各チーム プロジェクトの環境を作成し直します。

    詳細については、「格納済み仮想マシンおよびテンプレートを使用した SCVMM 環境の作成」を参照してください。

分割したチーム プロジェクト コレクションに対してユーザーとグループを構成する

分割したコレクションが両方とも同じドメイン内にあり、元のコレクションの管理者にその両コレクションへのアクセスを許可する場合は、この手順を省略できます。

コレクションを分割した後、両方のコレクションのアクセス許可グループを、それぞれのコレクションを管理するユーザーとグループで更新する必要があります。

コレクションに対してユーザーとグループを構成するには

プロジェクトに対してユーザーとグループを構成する

分割したコレクションが両方とも同じドメイン内にあり、元のコレクション内のプロジェクトのユーザーにその両コレクションへのアクセスを許可する場合は、この手順を省略できます。

両方のコレクションの管理者を構成した後、構成したユーザー自身または管理者が、各コレクション内のプロジェクトに対するユーザーとグループのアクセス許可を構成する必要があります。配置によっては、SharePoint 製品と Reporting Services で、これらのユーザーに対するアクセス許可の構成が必要な場合もあります。

チーム プロジェクトへのユーザーのアクセス許可を構成するには

分割したチーム プロジェクト コレクションをサポートするために元のサイト コレクションを分割する

配置で SharePoint 製品 が使用されていない場合、または両方のチーム プロジェクト コレクションをサポートするために元のサイト コレクションを使用し続ける場合は、この手順をスキップできます。

分割した両方のコレクションをサポートするために SharePoint 製品 の同じサイト コレクションを使用し続けることができます。両方のコレクションのチーム プロジェクトは、これまでと同じチーム プロジェクト ポータルを使用します。すべてのポータルは、元のチーム プロジェクト コレクションをサポートしていたサイト コレクションでホストされます。ただし、この構成のままでは、チーム プロジェクト コレクションとサイト コレクション間の一対一リレーションシップが複雑になるだけでなく、配置の復元も困難になる可能性があります。これを防止するには、元のチーム プロジェクト コレクションをサポートしていたサイト コレクションを分割し、チーム プロジェクト コレクションにこの分割を反映させます。

分割したサイト コレクションを使用するためにサイト コレクションを分割し、分割したチーム プロジェクト コレクションをリダイレクトするには

  1. サイト コレクションを分割する方法の詳細については、Microsoft Web サイトの次のページを参照してください。

    ヒントヒント

    このトピックで既に説明したように、ユーザー アクセス許可を構成し、サイト コレクションにアクセスして、ユーザー アクセスとチーム プロジェクト コレクションを照合します。

  2. 対象となるすべてのチーム プロジェクト コレクションで、分割されたサイト コレクションが利用されるように構成します。それには、管理コンソールを開いてチーム プロジェクト コレクションの一覧からコレクションを選択し、[SharePoint サイト] タブで [既定のサイトの場所の編集] を選択します。

  3. 各コレクション内のチーム プロジェクト用のチーム プロジェクト ポータルがそのプロジェクトの正しいデータを反映するように、ポータルを再構成します。

    詳細については、このトピックで前述した「チーム プロジェクト ポータルを再構成する」を参照してください。

Microsoft Project Server と統合を同期する

分割するチーム プロジェクト コレクションが Microsoft Project Server と統合されていない場合は、この手順を省略できます。

コレクションを分割したら、そのコレクションを異なるサーバーに移動しない限り、コレクションと Project Server 間でのデータの同期を継続する手順を行う必要はありません。この場合、コレクションの分割後にコレクションを移動するための手順に従う必要があります。詳細については、「Move a Team Project Collection」を参照してください。

チーム プロジェクト コレクションの分割後、TFS と Microsoft Project Server の同期の一環としてメタデータが更新されるのを待つ必要があります。同期後、Project Server にデータが正しく表示されなければなりません。詳細については、「配置の構成の変更」を参照してください。

同期を検証するには

参照

処理手順

チーム プロジェクト コレクションの作成

Move a Team Project Collection

概念

Team Foundation Server のアーキテクチャ

チームとしての作業の開始

アジャイル計画とイテレーション

その他の技術情報

Add a Team Project Portal

チーム プロジェクトをサポートするリソースの構成