障害 (スクラム)

[アーティクル]
02/21/2013

障害作業項目を定義して管理することにより、チームはタスクの効率的な完了を妨げる問題を識別し、追跡できます。チームは通常、毎日のスクラムで障害を特定します。スクラムマスターには、これらの障害を解決し、チームの生産性を向上させる責務があります。

このトピックの内容

Defining an Impediment
Linking an Impediment to a Product Backlog Item, a Task, or Another Type of Work Item

必要なアクセス許可

障害を表示するには、読み取りユーザー グループのメンバーであるか、または [このノードの作業項目を表示します] のアクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。障害を変更するには、貢献者グループのメンバーであるか、または [このノードの作業項目を編集します] のアクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。詳細については、「アクセス許可の管理」を参照してください。

障害の定義

障害の作業項目フォームには、次の図に示すフィールドとタブがあります。

障害の作業項目が表示されたスクリーンショット

障害を定義するときは、[タイトル] を除き、すべてのフィールドが省略可能です。

障害を定義するには

作業項目フォームの上部のセクションで、次のような種類の情報を 1 つ以上指定します。
- [タイトル] (必須) で、問題を正確に説明するフレーズを入力し、障害が影響を与える作業の領域を定義します。
- [イテレーション] で、障害のイテレーションパスを指定します。
  
  ルートイテレーションパスを指定して障害を開始し、後で計画会議のときにスプリントに移動することができます。
- [担当者] ボックスで、障害の解決を担当するチームメンバーの名前をクリックします。
  
  [!メモ]
  
  作業項目を所有できるのは、貢献者グループのメンバーのみです。
- [状態] ボックスでは、既定値である **[開く]**をそのまま使用します。
  
  チームが障害を解決した後は、状態を [開く] から [終了] に変更できます。
- [理由] ボックスでは、既定値である [New impediment] (新しい障害) をそのまま使用します。
- [優先順位] ボックスで、値をクリックして、障害の重要度を 1 ～ 4 の範囲で指定します (1 が最重要)。
  
  既定値は、2 です。
- [区分] で、適切な区分パスをクリックするか、これらのフィールドを空白のままにして後で計画会議のときに割り当てます。
  
  詳細については、「区分およびイテレーションの作成および修正」を参照してください。
次のタブの 1 つまたは複数で情報を指定します。
- [詳細] タブで、障害の説明を詳細に入力します。
- [解決策] タブで、チームがその障害を解決した方法を詳細に入力します。
- [履歴] タブで、履歴レコードの一部として取り込むコメントを追加します。
  
  このボックスに入力するテキストを書式設定できます。
  
  チームメンバーが作業項目を更新するたびに、履歴には変更の日付とコメント、変更を行ったチームメンバーの名前、および変更されたフィールドが表示されます。
[リンク] タブでは、障害を他の作業項目 (製品バックログ項目、タスク、または他の障害) にリンクします。

詳細については、このトピックの次のセクションを参照してください。
[添付ファイル] タブで、障害に関する詳細を提供するファイルを添付します。

たとえば、電子メールのスレッド、文書、イメージ、ログファイルなどのファイルを添付できます。
[作業項目の保存] をクリックします。

障害の製品バックログ項目、タスク、または作業項目の他の種類へのリンク

[リンク] タブを使用すると、障害を他の作業項目にリンクできます。

障害を製品バックログ項目、タスク、または作業項目の他の種類にリンクするには

[リンク] タブで、 [リンク先] をクリックします。

[Add Link to Impediment](障害へのリンクの追加) ダイアログボックスが表示されます。
[リンクの種類] ボックスで、[関連] をクリックします。
次のどれかの操作を実行します。
- [作業項目 ID] に、リンクする作業項目の ID を入力します。複数の ID を指定するときは、コンマまたは空白で区切ります。
- 一覧から作業項目を指定するには [参照] をクリックします。
  
  [リンクされた作業項目の選択] ダイアログボックスが表示されます。
  
  [保存されたクエリ] ボックスで、障害をリンクする 1 つ以上の作業項目を返すクエリをクリックします。たとえば、[Sprint Backlog](スプリントバックログ) または**[Blocked Tasks]**(ブロックされたタスク) をクリックします。
  
  [検索] をクリックし、障害にリンクする作業項目の横にあるチェックボックスをオンにして、[OK] をクリックします。
- (省略可能) リンクする項目の説明またはコメントを入力します。
[OK] をクリックします。

詳細については、「リンクまたはインポートする作業項目の検索」を参照してください。
[作業項目の保存] をクリックします。

リンクした障害と項目の両方が更新されます。追加した作業項目ごとに、障害への [関連] リンクが定義されます。