次の方法で共有


Visual Studio ALM のスクラム プロセス テンプレート

アジャイルの基本原則と価値に基づいたスクラム フレームワークを使用すると、複雑な製品を開発できます。

チームは Visual Studio Team Foundation Server 2012 で提供される Microsoft Visual Studio Scrum 2.0 用プロセス テンプレートに付属の成果物やツールを使用して、スクラムを実践できます。各成果物は特定の機能を果たし、その後のプロセスの調整に役立ちます。これらの成果物には、作業項目、レポートおよびチーム クエリが含まれており、チームはこれらを使用して情報を追跡し、進行状況を分析し、決定を下します。

このトピックの内容

  • Defining and tracking work

  • アプリケーション ライフサイクル管理

  • Monitoring and reporting team progress

作業の定義と追跡

作業項目を使用して、製品とその機能の開発の進行状況を追跡、監視、および報告できます。作業項目は、作業の定義、割り当て、優先度、および状態を記録するために Visual Studio Team Foundation Server で作成するデータベース レコードです。Visual Studio Scrum 2.0 のプロセス テンプレートによって、次の作業項目の種類が定義されます。

作業項目の情報は、それらの項目のフォームで指定および更新できます。成果物には、Team System Web Access、チーム エクスプローラー などの Team Foundation のクライアントから、またはチーム プロジェクト ポータルからアクセスできます。

アプリケーション ライフサイクル管理

チームは、次のツールを使用してプロジェクトのアプリケーション ライフ サイクルを管理できます。これらのツールでは、製品バックログの定義、スプリントの計画と実行、利害関係者との協力作業、およびコード レビューの実行ができます。

[!メモ]

フィードバック要求、フィードバック応答、コード レビュー要求、およびコード レビュー応答の種類の定義は、チーム プロジェクトに追加する必要があります。チーム プロジェクトを以前のバージョンから Visual Studio アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM) の現在のバージョンにアップグレードした場合は、チーム プロジェクトにこれらの種類の定義を追加する必要があります。詳細については、「アップグレードされたチーム プロジェクトの更新による新機能の利用」を参照してください。

チームの進行状況の監視とレポート

次のレポートを使用すると、チームの進行状況と速度を追跡できます。

[!メモ]

これらのレポートを使用するには、チーム プロジェクトを含むチーム プロジェクト コレクションが SQL Server Reporting Services でプロビジョニングされている必要があります。これらのレポートは、チーム エクスプローラーを開いてチーム プロジェクトを展開したときにレポート [レポート] が表示されない場合は利用できません。また、Reporting Services でブラウザーまたは Team Foundation コンテンツ マネージャー ロールが割り当てられていない場合、これらのレポートは表示できません。詳細については、「チーム プロジェクトへのユーザーの追加」または「アクセス許可の管理」を参照してください。

その他の技術情報

チームとしての作業の開始 | Team Foundation クライアントの操作 | 作業の追跡とワークフローの管理

プロジェクトを効果的に追跡するためのリンクの種類の選択 | 追跡可能性をサポートする作業項目およびオブジェクトのリンク

Visual Studio Magazine Web サイトのMicrosoft How-To: Scrum for Everyone (Microsoft 方法: すべてのユーザーのためのスクラム)

プロセス ガイダンスのコンテンツの最新バージョンはオンラインで入手できます。ヘルプ ライブラリ マネージャーを使用すると、オンライン コンテンツをダウンロードし、オフライン ヘルプ ファイルを更新できます。

参照

概念

プロセス テンプレートの選択

チーム プロジェクトとプロセスのカスタマイズ

プロジェクトの計画および追跡

その他の技術情報

Team Foundation Server のプロセス ガイダンスとプロセス テンプレート