方法 : リリース ビルドをデバッグする
アプリケーションのリリース ビルドをデバッグできます。
リリース ビルドをデバッグするには
プロジェクトの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスを開きます。詳細については、「プロジェクト設定の変更」を参照してください。
[C/C++] ノードをクリックします。[デバッグ情報の形式] を [C7 互換 (/Z7)] または [プログラム データベース (/Zi)] に設定します。
[リンカー] を展開して [全般] ノードをクリックします。[インクリメンタル リンクを有効にする] を [インクリメンタル リンクを行わない (/INCREMENTAL:NO)] に設定します。
[デバッグ] ノードをクリックします。[デバッグ情報の生成] を [はい (/DEBUG)] に設定します。
[最適化] ノードをクリックします。[参照] を [/OPT:REF] に、[COMDAT の圧縮] を [/OPT:ICF] に設定します。
これで、リリース ビルドのアプリケーションをデバッグできます。問題の発生箇所を見つけるには、エラーが発生している個所までコードをステップ実行し (または Just-In-Time デバッグを使用し)、不正なパラメーターまたはコードを特定します。
アプリケーションがデバッグ ビルドでは動作してもリリース ビルドではエラーになる場合、コンパイラの最適化処理のいずれかがソース コード内の欠陥を検出している可能性があります。問題を特定するには、ソース コード ファイルごとに選択した最適化を無効にし、その問題の原因であるファイルと最適化を見つけます (このプロセスを高速化するには、まずすべてのファイルを 2 つのグループに分割して、1 つのグループの最適化を無効にし、そのグループに問題があれば、問題があるファイルを特定するまでそのグループの分割を続けます)。
デバッグ ビルド内のこのようなバグを検出するには、/RTC を使用できます。
詳細については、「コードの最適化」を参照してください。