My.Settings オブジェクト
アプリケーションの設定値にアクセスするためのプロパティとメソッドを提供します。
解説
My.Settings はアプリケーションの設定値へのアクセスを提供し、これによって、プロパティの設定値およびアプリケーションに関するその他の情報を動的に格納および取得できます。詳細については、「アプリケーションの設定の管理」を参照してください。
プロパティ
My.Settings オブジェクトのプロパティを使用すると、アプリケーションの設定値にアクセスできます。設定を追加または削除するには、設定デザイナー を使います。
各設定には [名前]、[型]、[スコープ]、および [値] があり、これらの設定値によって、プロパティが My.Settings オブジェクトに含まれる各設定に、どのようにアクセスするかが決まります。
[名前] はプロパティの名前です。
[型] はプロパティの種類です。
[スコープ] はプロパティが読み取り専用かどうかを示します。プロパティが読み取り専用なら、この値は [アプリケーション] で、読み書き可能なら [ユーザー] になります。
このプロパティの既定値は [値] です。
メソッド
メソッド |
Description |
Reload |
ユーザー設定を、前回保存した値から再読み込みします。 |
Save |
現在のユーザー設定を保存します。 |
My.Settings オブジェクトには、ApplicationSettingsBase クラスから継承した高度なプロパティとメソッドも用意されています。
タスク
My.Settings オブジェクトに関連するタスクの例を次の表に示します。
目的 |
参照項目 |
アプリケーションの設定値の読み込み |
|
ユーザー設定の変更 |
|
ユーザー設定の永続化 |
|
ユーザー設定のプロパティ グリッドの作成 |
使用例
次の例は、Nickname の設定値を表示します。
Sub ShowNickname()
MsgBox("Nickname is " & My.Settings.Nickname)
End Sub
この例を実行するには、アプリケーションに String 型の Nickname が設定されていることが必要です。
参照
処理手順
方法 : Visual Basic でアプリケーション設定を読み取る
方法 : Visual Basic でユーザー設定を変更する
方法 : Visual Basic でユーザー設定を永続化する
方法 : Visual Basic でユーザー設定のためのプロパティ グリッドを作成する