次の方法で共有


ローカルの XML ファイル

MSGRP2P.xml ファイルがローカル ファイル システムの適切な場所にコピーされると、Windows Live Messenger に [(Name) の開始] という追加のメニュー項目が表示されるようになります。(Name) は、MSGRP2P.xml ファイルの Name 要素に指定した名前です。この項目は、MSN Messenger Version 6.0、6.1、および 6.2 (Version 8 以降は Windows Live Messenger に名称変更) の場合、会話ウィンドウの [操作] メニューに追加されます。MSN Messenger Version 7.0 以上の場合、項目はゲーム メニューまたはアプリ メニューに追加されます。このファイルの動作については、「テストの概要」を参照してください。

1 台のコンピュータで 1 回にテストできるアプリは 1 つだけです。テスト アプリケーションは、希望する許可を設定して署名できます。[(Name) の開始] メニュー コマンドをクリックすると、アプリ メニューからアプリケーションを起動した場合と同様に、テスト アプリケーションが起動します。

下記は、MSGRP2P.xml テスト ファイルの例です。その後に各要素の説明を示します。テスト ファイルは、Messenger がインストールされているディレクトリに置く必要があります。通常、このディレクトリは "C:\Program Files\Windows Live Messenger\" です。

<?xml version="1.0"?>
<Entry>
<EntryID>7</EntryID>
<Error />
<Locale>en-us</Locale>
<Kids>1</Kids>
<Page>1</Page>
<Category>50</Category>
<Sequence>10</Sequence>
<Name>Tic Tac Toe</Name>
<Description>Tic Tac Toe ゲームで遊びましょう!</Description>
<URL>http://ls_test_server/3t/tictactoe.htm</URL>
<IconURL />
<PassportSiteID>0</PassportSiteID>
<Type>App</Type>
<Height>500</Height>
<Width>500</Width>
<Location>side</Location>
<MinUsers>2</MinUsers>
<MaxUsers>2</MaxUsers>
<PassportSiteID>0</PassportSiteID>
<EnableIP>False</EnableIP>
<ActiveX>False</ActiveX>
<SendFile>False</SendFile>
<SendIM>False</SendIM>
<ReceiveIM>False</ReceiveIM>
<ReplaceIM>False</ReplaceIM>
<Windows>False</Windows>
<MaxPacketRate>120</MaxPacketRate>
<UserProperties>False</UserProperties>  
<ClientVersion>6.0</ClientVersion>
<AppType>0</AppType>  
<Hidden>false</Hidden>
</Entry>

このファイルの要素について、以下の表で説明します。

MSGRP2P.xml ファイルの要素

要素 説明

EntryID

エントリー ID を指定します。テスト プログラムの場合は 7 です。

Error

アプリケーションの既知の問題を示します。テストの場合、空白のままにしておきます。空要素に終了タグは必要ありません。

Locale

アプリケーションの地域を指定するロケール識別子を指定します。たとえば、"en-us" は米国で話されている英語を表します。

Kids

アプリケーションが Microsoft Kids Passport のユーザーに適していることを示します。"はい"の場合は 1、"いいえ"の場合は 0 を使用します。

Page

アプリケーションがアプリ メニューにどのように表示されるかを示します。値が 1 である場合、アプリケーションはディレクトリの最初のページに表示されます。2 である場合、アプリケーションは、ユーザーがディレクトリの [More Programs...] をクリックすると一覧表示されます。

Category

Windows Live Messenger メニューでアプリケーションが表示されるカテゴリ ("マイ アプリ" など) を指定するために Microsoft が使用します。テストの場合は 50 を使用します。

Sequence

Microsoft が Windows Live Messenger メニュー カテゴリ内におけるアプリケーションの位置を決定するために使用します。テストの場合は 10 を使用します。

Name

ここに指定したアプリケーション名が Windows Live Messenger の [操作] メニューに追加されます。

Description

アプリケーションの説明文を指定します。

URL-int、URL-ppe

予約済み。Microsoft が社内テスト環境でアプリケーションを設定するために使用します。

URL-production

運用 (つまり "ライブ") 環境でのアプリケーションのホスト場所のアドレスを指定します。アドレスは HTTP 形式で指定する必要があります。

IconURL-int、IconURL-ppe

予約済み。Microsoft が社内テスト環境でアプリケーションを設定するために使用します。

IconURL-production

アプリケーション用アイコンのロード元 Web アドレスを指定します (任意)。

PassportSiteID-int、PassportSiteID-ppe

予約済み。Microsoft が社内テスト環境でアプリケーションを設定するために使用します。

PassportSiteID-production

運用環境で Microsoft .NET Passport サービスを使用してユーザーを認証することをサーバーに許可する資格情報を示す番号を指定します。PassportSiteID 許可フラグがない場合は 0 を使用します。

Type

アプリケーションのタイプを指定します (app または dir)。アプリケーションの場合は app を使用します。ゲームの場合は dir を使用します。

Height

必要な高さを指定します。Messenger クライアントは、ウィンドウのサイズを変更してこの高さに合わせます。サイズを変更しても指定された高さに合わせることができない場合、アプリケーションには最大の高さ (500 ピクセル) が与えられます。このとき会話機能の領域は変形しません。

Width

必要な幅を指定します。Messenger クライアントは、ウィンドウのサイズを変更してこの幅に合わせます。サイズを変更しても指定された幅に合わせることができない場合、アプリケーションには最大の幅 (500 ピクセル) が与えられます。このとき、会話機能の領域は変形しません。

Location

希望の場所 (side または bottom) を指定します。現時点では 1 回に実行できるアプリは 1 つだけであり、会話ウィンドウの横に表示されます。

MinUsers

アプリケーションに必要なプレイヤーの最小人数を指定します。1 人の場合、1 を使用します。2 人以上の場合、2 を使用します。

MaxUsers

アプリケーションを利用できるプレイヤーの最大人数を指定します。1 人の場合、1 を使用します。2 人以上の場合、2 を使用します。

PassportSiteID

Microsoft .NET Passport 認証が必要かどうかを指定します。認証が必要な場合は 1 を使用します。そうでない場合は 0 を使用します。

UserProperties

アプリケーションが表示名などのユーザー プロパティにアクセス可能かどうかを、True または False で指定します。True である場合、アプリケーションはユーザー プロパティにアクセスできます。

EnableIP

アプリケーションが IP 情報にアクセス可能かどうかを、True または False で指定します。True である場合、アプリケーションは IP 情報にアクセスできます。

ActiveX

アプリケーションが ActiveX コントロールをホストできるかどうかを、True または False で指定します。True である場合、アプリケーションは ActiveX コントロールをホストできます。

SendFile

アプリケーションがリモート アプリケーションにファイルを送信できるかどうかを、True または False で指定します。True である場合、アプリケーションはファイルを送信できます。

SendIM

アプリケーションがインスタント メッセージをアプリケーションからのメッセージとして送信できるかどうかを、True または False で指定します。True である場合、アプリケーションはそのようなメッセージを送信できます。

SendIMAsUser

アプリケーションがインスタント メッセージをユーザーからのインスタント メッセージのように送信できるかどうかを、True または False で指定します。True である場合、アプリケーションはそのようなメッセージを送信できます。

ReceiveIM

アプリケーションが受信インスタント メッセージにアクセスできるかどうかを、True または False で指定します。True である場合、アプリケーションはそのようなメッセージにアクセスできます。

ReplaceIM

アプリケーションが受信インスタント メッセージを取得して置換できるかどうかを、True または False で指定します。True である場合、アプリケーションは受信メッセージを取得して置換できます。

MaxPacketRate

予約済み。間接接続中の最大データ転送速度を指定します。既定値は 120 です。

Windows

アプリケーションが新しいブラウザ ウィンドウを起動できるかどうかを、True または False で指定します。True である場合、アプリケーションは新しいウィンドウを起動できます。

ClientVersion

アプリケーションがどのバージョンの Windows Live Messenger を対象にしているかを指定します。アプリケーションが特定のバージョンの Windows Live Messenger クライアント向けに設計されている場合、そのバージョン (Windows Live Messenger Version 6、7、またはそれ以降) に応じて 6、7、またはそれ以上の値を指定します。アプリケーションが特定のバージョン向けでない場合、値を指定しません。

AppType

アプリケーションの種類がアプリであるかゲームであるかを指定します。ゲーム メニューにアプリケーションを表示するには 1 を使用します。そうでない場合は 0 を使用します。

Hidden

アプリケーションを非表示にするかどうかを、True または False で指定します。True である場合、アプリケーションは非表示になります。

XML では一部の文字に特殊な意味があるため、XML タグの内側でそのような文字を使用する場合はコード化する必要があります。次の表は、XML の実体参照で置換する必要がある特殊文字の一覧です。

文字 実体参照

&

&amp;

'

&apos;

"

&quot;

<

&lt;

>

&gt;

関連項目

概念

許可フラグ