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テストの概要

Windows Live Messenger アプリを開発した後は、そのアプリをテストしてどのように動作するかを確認します。アプリケーションをテストするには、MSGRP2P.xml ファイルを適切な場所にコピーする必要があります。「ローカルの XML ファイル」にこのファイルの例があります。このファイルは、Windows Live Messenger クライアントの実行可能ファイルが格納されているディレクトリと同じディレクトリにコピーする必要があります。

注意   コンプライアンス プロセスの一環として、この XML ファイルは必ず Windows Live Messenger サポート チームに提出しなければなりません。

シングル ユーザー用のアプリケーションをテストする場合、MSGRP2P.xml ファイルを 1 台のコンピュータにコピーするだけでかまいません。マルチユーザー用のアプリケーションをテストするには、同じファイルを複数のコンピュータにコピーする必要があります。1 台のコンピュータで招待を送信し、他のコンピュータで招待を受信するためです。

Messenger の起動時には、MSGRP2P.xml ファイルが存在するか、またそれが適切なフォーマットのアプリ エントリを含むかどうかが確認されます。エントリが存在し、フォーマットも適切である場合、Messenger に [(Name) の開始] という追加のメニュー項目が表示されます。(Name) は、MSGRP2P.xml ファイルの Name 要素に指定されている名前です。この項目は、Messenger の会話ウィンドウの [操作] メニューに追加されます。ユーザーがこのメニュー項目を選択し、警告ダイアログ ボックスを確認して閉じると、Messenger はシングル ユーザー用のアプリケーションを起動します。アプリケーションがマルチユーザー用である場合、MSGRP2P.xml ファイルに定義されているアプリケーションを起動するため、リモート ユーザーに招待が送信されます。

受信側の Messenger インスタンスは、MSGRP2P.xml ファイルに定義されているアプリケーションを起動するための招待を受信すると、ローカル コンピュータに MSGRP2P.xml ファイルが存在するかどうかを確認します。ファイルが存在する場合、Messenger は、ローカル ファイルによって定義されているアプリケーションの名前が、招待によって送信された名前と同じかどうかを確認します。

両方のコンピュータに MSGRP2P.xml ファイルが存在し、定義されているアプリケーション名が両方のファイルで同じである場合、リモート コンピュータは招待を承諾し、両方のコンピュータでアプリケーションが起動されます。

招待者のコンピュータに MSGRP2P.xml ファイルが存在しない場合、招待は送信されません。受信側のコンピュータに MSGRP2P.xml ファイルが存在しない場合、招待は自動的に拒否されます。MSGRP2P.xml 内のアプリケーション名が両方の XML ファイルで一致していない場合、招待は自動的に拒否されます。

MSGRP2P.xml は、そのアプリケーションがアプリ ディレクトリで公開されていると仮定した場合に Messenger Web サーバーから取得される XML と完全に一致する XML を含みます。ただし、テスト用に予約された特別な ID を使用している点を除きます。開発者は、テスト用コンピュータにファイルをコピーする前に、ファイルを編集して、アプリケーションの名前と URL を指定する必要があります。

関連項目

概念

ローカルの XML ファイル