インベントリ コレクター パッケージの展開
インベントリ コレクター パッケージは、次の方法を使って対象のコンピューターに展開できます。
**グループ ポリシー ソフトウェア インストール。**これは、Windows Server(R) の Active Directory(R) ドメイン サービスの機能です。パッケージを展開するすべてのコンピューターは、Active Directory フォレストの一部である必要があります。
**ログオン スクリプト。**Windows(R) Script Host を使ってログオン スクリプトを作成することができます。ログオン スクリプトを使ってインストールする場合、ローカル コンピューター上の管理者の資格情報が必要になります。
**Microsoft(R) System Center Configuration Manager。**System Center Configuration Manager の使用方法について詳しくは、製品のドキュメントをご覧ください。
**手動による配布。**ネットワーク上のファイル サーバーをソフトウェア配布ポイントとして使ったり、リムーバブル メディアを配布したりできます。インベントリ コレクター パッケージをユーザーがインストールする場合、ローカル コンピューター上の管理者の資格情報が必要になります。
グループ ポリシー ソフトウェア インストールを使ってインベントリ コレクター パッケージを展開するには
インベントリ コレクター パッケージを展開するコンピューターが Active Directory フォレストのメンバーであることを確認します。
インベントリ コレクター パッケージを発行するためのグループ ポリシー オブジェクト (GPO) を作成します。
コンピューターのセットを含む組織単位 (OU) に GPO を割り当てます。
グループ ポリシー ソフトウェア インストールを使って、新しいソフトウェア インストール パッケージを作成して発行します。
グループ ポリシー ソフトウェア インストールのプロセスについて詳しくは、「グループ ポリシー ソフトウェア インストールのヒント集」をご覧ください。
インベントリ コレクター パッケージをインストールするためのログオン スクリプトを組織単位に割り当てるには
ログオン スクリプトを作成します。スクリプトの例を次に示します。
Set ws = WScript.CreateObject("WScript.Shell") ws.Run("\\servername\collector\package_name.exe")インストールを繰り返し実行するには、your スクリプトでマーカーを作成する必要があります。
ログオン スクリプトについて詳しくは、「Active Directory 内のユーザーにログオン スクリプトを割り当てる」をご覧ください。
スクリプトを SYSVOL\Scripts フォルダーに保存します。
[Active Directory ユーザーとコンピューター] コンソールを開きます。それには、[スタート] ボタン、[すべてのプログラム]、[管理ツール]、[Active Directory ユーザーとコンピューター] の順にクリックします。
ログオン スクリプトを割り当てる OU を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。次に、[グループ ポリシー] タブをクリックします。
新しい GPO を追加するには、[新規] をクリックします。既にある GPO を編集するには、目的の GPO を選び、[編集] をクリックします。
左側のウィンドウで、[ユーザーの構成] オブジェクトを展開し、[Windows の設定] オブジェクトを展開します。次に、[スクリプト (ログオン/ログオフ)] をクリックします。
右側のウィンドウで、[ログオン] スクリプトをダブルクリックします。
[追加] をクリックします。
[参照] をクリックし、\\<ドメイン>\Sysvol\Scripts フォルダーを参照します。スクリプトを選び、[開く] をクリックします。
[OK] をクリックして [ログオンのプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
[グループ ポリシーの管理] コンソールと [Active Directory ユーザーとコンピューター] コンソールを閉じます。
ドメインのメンバーであり OU の一部であるコンピューターで、OU ユーザーとしてログオンします。
[コマンド プロンプト] ウィンドウを開き、「
GPUPDATE /force」と入力して、グループ ポリシーの設定を強制的に更新します。コマンド プロンプトで、「
RSOP.msc」と入力して、グループ ポリシーの割り当てを確認します。左側のウィンドウで、[コンピューターの構成] オブジェクトを展開し、[Windows の設定] オブジェクトを展開します。次に、[セキュリティの設定] をクリックします。
[アカウント ポリシー] を展開し、[パスワードのポリシー] をクリックします。次に、割り当てられているグループ ポリシー設定を確認します。
[ポリシーの結果セット] コンソールと [コマンド プロンプト] ウィンドウを閉じます。
System Center Configuration Manager を使ってインベントリ コレクター パッケージを展開するには
パッケージを展開するコンピューターが Configuration Manager のインベントリに含まれていることを確認します。
コンピューターを含む Configuration Manager コンピューター コレクションを作成します。
インベントリ コレクター パッケージのソース イメージを含む共有フォルダーを作成します。
共有フォルダー内のソース イメージに基づく Configuration Manager パッケージを作成します。
詳しくは、「パッケージの作成方法」をご覧ください。
Configuration Manager ソフトウェア配布ポイントを指定します。
インベントリ コレクター パッケージを展開するのに必要なコマンドとコマンド ライン オプションを含む Configuration Manager プログラムを作成します。
詳しくは、「プログラムの作成方法」をご覧ください。
前の手順で指定したプログラムの実行を Configuration Manager クライアントに指示する Configuration Manager 提供情報を作ります。
詳しくは、「提供情報の作成方法」をご覧ください。
インベントリ コレクター パッケージをネットワーク共有から展開するには
パッケージ (.msi) ファイルをネットワーク上の共有フォルダーに格納します。
インベントリ コレクター パッケージの展開を必要とするコンピューターのユーザーに対して、.msi ファイルを実行するよう通知します。たとえば、共有フォルダーへのハイパーリンクを含んだメールを送信します。
インベントリ コレクター パッケージをオフライン コンピューターに展開するには
インベントリ コレクター パッケージ内に、ログ ファイルのローカル出力パスを指定します。
.msi ファイルをリムーバブル メディアに書き込みます。
リムーバブル メディアをオフライン コンピューターのユーザーに送付します。
.msi ファイルを実行し、生成されたログ ファイルを送り返すようにユーザーに通知します。たとえば、ユーザーは、メールでログ ファイルを送り返したり、ログ ファイルをネットワーク共有に保存したりできます。