次の方法で共有


ACT ログ処理サービスのトラブルシューティング

Application Compatibility Toolkit (ACT) ログ処理サービスに関連する問題の解決には、次の解決策が役に立ちます。サービスのアクセス許可を設定する方法について詳しくは、「ACT LPS の共有場所のアクセス許可」をご覧ください。

ACT ログ ファイル形式のファイルの確認

ACT のログ ファイルを確認する場合は、その形式が Unicode 形式である点に注意してください。

アクセス許可の設定後の ACT ログ処理サービス共有へのファイルのアップロード

ファイルを ACT ログ処理サービス共有にアップロードできない場合は、共有に対してアカウントのアクセス許可が適切に設定されていることを最初に確認してください。詳しくは、「ACT LPS の共有場所のアクセス許可」をご覧ください。

データを収集するコンピューターと ACT ログ処理サービス共有が異なるドメインにある場合、またはコンピューターがドメインのメンバーではない場合は、追加の手順を実行する必要があります。Anonymous グループの場合は、ACT ログ処理サービス共有に対する明示的な書き込みアクセス許可を付与してください。または、匿名アクセスを許可しない場合は、類似のアクセス許可を "認証されたユーザー" グループに付与することもできます。詳しくは、Everyone グループに匿名セキュリティ識別子が含まれないことに関するページをご覧ください。

Microsoft(R) Windows(R) 2000 を実行しているコンピューターからデータを収集し、収集したデータを別のドメインにアップロードする場合は、ACT ログ処理サービス共有の null セッション アクセスを明示的に有効にする必要があります。

ACT ログ処理サービス共有をホストするコンピューターの Windows ファイアウォールへの対処

組織の ACT ログ処理サービス共有をホストするコンピューター上で Windows ファイアウォールが構成されている場合、ログ ファイルは共有にコピーされません。この問題に対しては、次のいずれかの方法で対処できます。

  • ACT ログ処理サービス共有を設定する前に、共有をホストするコンピューター上の Windows ファイアウォールを無効にする。

  • Windows ファイアウォールの使用を継続したまま、ファイル共有オプションを有効にする。

"サービスとしてログオン" アクセス許可の確認と割り当て

ACT ログ処理サービスを起動するには、ローカル システム アカウントまたはユーザー アカウントが必要です。ユーザー アカウントで ACT ログ処理サービスを起動し、ACT 構成ウィザードを完了するには、<ドメイン>\<ユーザー> アカウントに "サービスとしてログオン" アクセス許可が付与されている必要があります。既定では、これらのアクセス許可は、ローカル システム アカウントなどの組み込みのコンピューター アカウントに割り当てられます。

サービスとしてログオンするための権限をユーザー アカウントに追加するには

  1. コントロール パネルで、[管理ツール] をダブルクリックし、[ローカル セキュリティ ポリシー] をダブルクリックします。

  2. [ローカル ポリシー] フォルダーを展開し、[ユーザー権利の割り当て] をクリックします。

  3. [サービスとしてログオン] ポリシーをダブルクリックします。

  4. お使いの <ドメイン>\<ユーザー> アカウントが表示されることを確認します。表示されない場合は、[ユーザーまたはグループの追加] をクリックします。

  5. ユーザー アカウント情報を追加し、[OK] をクリックします。もう一度 [OK] をクリックします。

ACT ログ処理サービスの起動

ACT ログ処理サービスが起動せず、ログ ファイルが処理されない場合、次のいずれかの理由が考えられます。

  • **ACT と Microsoft(R) SQL Server(R) データベースとの間で競合が発生している。**ACT と SQL Server データベースが同じコンピューターに配置されている場合、SQL Server サービスの前に ACT ログ処理サービスが起動されている可能性があります。

  • **ACT のデータベースに対する適切なアクセス許可が ACT ログ処理サービスに付与されていない。**この問題の調査方法について詳しくは、「ACT データベースの問題のトラブルシューティング」をご覧ください。

  • **アカウントの種類が、ACT ログ処理サービスを実行するアカウントとして適切でない。**ACT ログ処理サービス アカウントは管理者アカウントである必要があります。

ACT ログ処理サービスを手動で再起動するには

  1. コントロール パネルで、[管理ツール] をダブルクリックし、[サービス] をダブルクリックします。

  2. [ACT Log Processing Service] を右クリックし、[再起動] をクリックします。

  3. イベント ログで、サービスの再起動時に問題が発生しなかったことを確認します。

関連項目

他のリソース

ACT データベースの問題のトラブルシューティング
ACT の構成
ACT のソフトウェア要件