スクリプト エンコーダを使用する

スクリプト エンコーダでは、スクリプト コードだけをエンコードします。ファイル内のその他のテキストはエンコードされず、通常のテキストとして表示されます。スクリプト エンコーダを使用する場合は、スクリプトを通常どおり開発してデバッグした後、完成したスクリプトをスクリプト エンコーダでエンコードします。スクリプト エンコーダでは、ソース コード内でエンコードを開始する位置をマーカーで示します。

Visual Basic® Scripting Edition (VBScript) の場合、著作権メッセージが通常のテキストとして表示されるようにするには、エンコード マーカーを次の例のように使用します。

<SCRIPT LANGUAGE="VBScript">
'Copyright® 1998. XYZ Productions. All rights reserved.
'**Start Encode**
' コードをここに記述します。
</SCRIPT>

JScript® の場合は、エンコード マーカーを次の例のように使用します。

<SCRIPT LANGUAGE="JScript">
//Copyright® 1998. ZYX Productions. All rights reserved.
//**Start Encode**
// コードをここに記述します。
</SCRIPT>

スクリプト エンコーダを呼び出すと、スクリプト ブロック内で開始マーカーの前にあるテキストはエンコードされず、その後ろにあるテキストはすべてエンコードされます。したがって、開始マーカーを省略すると、スクリプト ブロック全体がエンコードされます。また、スクリプト ブロックの末尾に開始マーカーを置くと、スクリプト ブロックは一切エンコードされません。

エンコードを実行すると <SCRIPT> タグの中の言語指定子が変更されることに注意してください。VBScript の場合、新しい指定子は次のようになります。

<SCRIPT LANGUAGE="VBScript.Encode">

JScript の場合、新しい指定子は次のようになります。

<SCRIPT LANGUAGE="JScript.Encode">

スクリプト エンコーダを呼び出すには、MS-DOS コマンド ラインまたは [ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスに次のコマンドを入力します。

SRCENC [switches] inputfile outputfile

参照

スクリプト エンコーダの概要 | スクリプト エンコーダの構文 | スクリプト エンコードのサンプル