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HelpContext プロパティ

ヘルプ ファイルのトピックを表すコンテキスト番号を設定します。値の取得も可能です。

object
.HelpContext [= contextID]

引数

  • object
    必ず指定します。Err オブジェクトを指定します。
  • contextID
    省略可能です。ヘルプ ファイル内の各トピックを識別するための重複しない値を指定します。

解説

HelpFile プロパティでヘルプ ファイルを指定すると、HelpContext プロパティが使われ、このプロパティが識別するヘルプ トピックが自動的に表示されます。HelpFile プロパティと HelpContext プロパティが空の場合、Number プロパティの値がチェックされます。その値が Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition (以下 VBScript) の実行時エラーの値に対応しているときは、そのエラーを表す VBScript ヘルプのコンテキスト番号が使われます。Number プロパティの値が VBScript エラーに対応していないときは、VBScript ヘルプ ファイルの目次画面が表示されます。

次のコードは、HelpContext プロパティの使用例です。

On Error Resume Next
Dim Msg
Err.Clear
Err.Raise 6   ' オーバーフロー エラーを発生させます。
Err.Helpfile = "yourHelp.hlp"
Err.HelpContext = yourContextID
If Err.Number <> 0 Then
   Msg = "F1 キーを押すか [Help] をクリックして、" & Err.Helpfile & " ヘルプの" & _
   "コンテキスト番号 " & Err.HelpContext & " のトピックを参照してください。
   MsgBox Msg, , "エラー: " & Err.Description, Err.Helpfile, Err.HelpContext
End If

必要条件

バージョン 2

参照

Description プロパティ | HelpFile プロパティ | Number プロパティ | Source プロパティ

対象: Err オブジェクト