<reference> 要素

外部のタイプ ライブラリへの参照を定義します。

<reference [object="progID"|guid="typelibGUID"] [version="version"] />

引数

• progID
  タイプ ライブラリを導出できるプログラム ID です。バージョン番号 (ADO.Recordset.2.0 など)、タイプ ライブラリの明示的なプログラム ID、タイプ ライブラリを組み込む実行可能ファイル (.DLL など) のプログラム ID のいずれかを指定します。オブジェクト属性を使用する場合、プログラム ID からバージョンを導出できるため、バージョン属性を指定する必要はありません。また、オブジェクト属性を指定する場合、guid 属性を同時に指定することはできません。
• typelibGUID
  参照するタイプ ライブラリの GUID です。guid 属性を指定する場合、オブジェクト属性を同時に指定することはできません。
• version
  省略可能です。使用するタイプ ライブラリのバージョン番号を、<major version>[.<minor version>] という形式で指定します。バージョンを指定しない場合は、既定値 1.0 が使用されます。ただし、バージョンを指定しなくても、オブジェクト属性を使ってタイプ ライブラリを指定すると、指定したプログラム ID に対応するレジストリ キーからバージョンが導出されます。レジストリ キーが見つからない場合は、既定値 1.0 が使用されます。

解説

Windows スクリプト コンポーネントでタイプ ライブラリを参照すると、スクリプトのタイプ ライブラリに定義された定数を使用できます。<reference> 要素を使用すると、特定のプログラム ID またはタイプ ライブラリ名に関連付けられたタイプ ライブラリが検索され、使用できるようになります。タイプ ライブラリの情報は、.tlb、.olb、.dll ファイルのいずれかに保存されています。

参照

<runtime> 要素 | <named> 要素 | <description> 要素 | <example> 要素 | <object> 要素 | <package> 要素