Array オブジェクト
任意のデータ型の配列を作成する機能を提供します。
arrayObj
= new Array()
arrayObj = new Array([size])
arrayObj = new Array([element0[, element1[, ...[, elementN]]]])
引数
- arrayObj
必ず指定します。Array オブジェクトを代入する変数名を指定します。 - size
省略可能です。配列のサイズを指定します。配列のインデックスは 0 から始まります。したがって、作成された要素のインデックスは 0 ~ (size - 1) となります。 - element0,...,elementN
省略可能です。配列に代入する要素を指定します。引数に要素を指定して配列を作成すると、n + 1 個の要素が作成され、n + 1 は length プロパティでの値となります。この構文を使用する場合、必ず 1 つ以上の要素を指定する必要があります。
解説
作成した配列の各要素を取得または設定するには、次の [ ] での表記法を使用します。
var my_array = new Array();
for (i = 0; i < 10; i++)
{
my_array[i] = i;
}
x = my_array[4];
Microsoft JScript での配列のインデックスは 0 から始まります。したがって、上記の最後のステートメントでは、配列内の 5 つ目の要素を取得しています。その要素の値は 4 です。
Array オブジェクトのコンストラクタに数値である引数が 1 つだけ渡される場合、その値は符号なしの 32 ビット整数 (< 約 40 億) でなければなりません。この値は、配列のサイズに使用されます。その値が 0 より小さく、整数でない場合は、実行時エラーが発生します。
Array オブジェクトのコンストラクタに数値ではない値が 1 つだけ渡されると、length プロパティは 1 に設定され、渡された値がそのまま配列の単一の要素となる引数として渡されます。
JScript では、1 つの配列に多数の要素を割り当てても、データが実在する要素だけが実存するしくみになっています。このため、配列が使用するメモリ量も抑制されます。
プロパティ
constructor プロパティ | length プロパティ | prototype プロパティ
メソッド
concat メソッド | join メソッド | pop メソッド| push メソッド | reverse メソッド | shift メソッド | slice メソッド | sort メソッド | splice メソッド | toLocaleString メソッド | toString メソッド | unshift メソッド | valueOf メソッド