次の方法で共有


/main

Sub Main プロシージャを含むクラスまたはモジュールを指定します。

/main:location

引数

  • location
    必ず指定します。 プログラムの起動時に呼び出される Sub Main プロシージャを含むクラスまたはモジュールの絶対パス名です。 "/main:module" または "/main:namespace.module" の形式で指定します。

解説

実行可能ファイルまたは Windows 実行可能プログラムを作成するときは、このオプションを使用します。 /main オプションを省略すると、コンパイラは、すべてのパブリック クラスおよびモジュールで有効な共有 Sub Main を検索します。

Main プロシージャのさまざまな形式に関しては、「Visual Basic の Main プロシージャ」を参照してください。

Form を継承するクラスが location に指定され、そのクラスに Main プロシージャが存在しなかった場合は、アプリケーションを起動する既定の Main プロシージャがコンパイラによって提供されます。 これにより、開発環境で作成したコードをコマンド ラインでコンパイルできるようになります。

' Compile with /r:System.dll,SYSTEM.WINDOWS.FORMS.DLL /main:MyC 
Public Class MyC
    Inherits System.Windows.Forms.Form
End Class

Visual Studio 統合開発環境で /main を設定するには

  1. ソリューション エクスプローラーでプロジェクトを選択します。 [プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。

    詳細については、「プロジェクト デザイナーの概要」を参照してください。

  2. [アプリケーション] タブをクリックします。

  3. [アプリケーション フレームワークを有効にする] チェック ボックスがオンになっていないことを確認してください。

  4. [スタートアップ オブジェクト] ボックス内の値を変更します。

使用例

T2.vb および T3.vb をコンパイルし、Sub Main プロシージャが Test2 クラスにあることを指定する場合のコード例です。

vbc t2.vb t3.vb /main:Test2

参照

関連項目

/target (Visual Basic)

コンパイル コマンド ラインのサンプル (Visual Basic)

概念

Visual Basic の Main プロシージャ

その他の技術情報

Visual Basic のコマンド ライン コンパイラ

Visual Basic バージョンの Hello World!