Azure Data Factory の概要

Azure Data Factory は、データの移動と変換を調整、自動化する、クラウドベースのデータ統合サービスです。 さまざまなデータ ストアからデータを取り込み、データを変換/処理して結果データをデータ ストアに発行できる Data Factory サービスを使用することで、データ統合ソリューションを作成できます。

現在、サービスには、バージョン 1 (V1) とバージョン 2 (V2) の 2 つのバージョンがあります。

Version 1

Data Factory バージョン 1 (V1) サービスを使用すると、データを移動および変換するデータ パイプラインを作成し、指定されたスケジュール (時間単位、日単位、毎週など) でパイプラインを実行できます。 また、このサービスには視覚化機能が豊富に用意されています。このため、データ パイプライン間の系列と依存関係を表示できるほか、統一された 1 つのビューからすべてのデータ パイプラインを監視して、容易に問題を特定し、監視アラートを設定できます。

Data Factory V1 でサポートされている操作の一覧については、「 V1 REST API リファレンス」を参照 してください。 サービスの詳細については、「 Data Factory V1 の概要」を参照してください。

Version 2

Data Factory バージョン 2 (V2) は Data Factory V1 に基づいており、クラウド優先のデータ統合シナリオのより広範なセットをサポートしています。 Data Factory の追加機能は次のとおりです。

  • 制御フロー: 分岐、ループ、条件付き処理
  • SQL Server Integration Services (SSIS) パッケージを Azure にデプロイして実行します。
  • 仮想ネットワーク (VNET) 環境のサポート。
  • オンデマンドの処理能力を使用してスケールアウトします。
  • オンデマンド Spark クラスターのサポート。
  • 増分データ読み込みをサポートする柔軟なスケジュール設定。
  • データ パイプラインを実行するためのトリガー。

Data Factory V2 でサポートされる操作の一覧については、「 V2 REST API リファレンス」を参照 してください。 サービスの詳細については、「 Data Factory V2 の概要」を参照してください。