Windows Server 2003 セキュリティ ガイド

第 12 章 :要塞ホストの役割

最終更新日: 2005年8月14日

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トピック

概要
監査ポリシーの設定
ユーザー権利の割り当て
セキュリティ オプション
イベント ログの設定
追加のセキュリティ設定
SCW を使用してポリシーを作成する
まとめ

概要

この章では、環境内の Microsoft® WindowsServer™2003**Service Pack 1 (SP1) を実行する要塞ホストのセキュリティを強化する方法について説明します。要塞ホストとは、組織の境界ネットワーク (DMZ、非武装地帯、スクリーン サブネットとも呼ばれます) の公開側に配置された、外部からのアクセスが可能なセキュリティ保護されたコンピュータのことです。要塞ホストはファイアウォールやフィルタリング ルーターによって保護されていないため、あらゆる攻撃にさらされます。被害を受ける可能性を最小限に抑えるために、要塞ホストを慎重に設計および構成する必要があります。

一般に要塞ホストは、Web サーバー、DNS サーバー、ファイル転送プロトコル (FTP) サーバー、簡易メール転送プロトコル (SMTP) サーバー、および Network News Transfer Protocol (NNTP) サーバーとして使用されます。要塞ホストは、これらの機能のうち 1 つだけを実行する専用サーバーとして利用するのが理想的です。サーバーが提供する機能が増えるほど、セキュリティ ホールが見落とされる可能性が高くなります。1 台の要塞ホストで単一サービスを保護する方が複数のサービスを保護するよりセキュリティ対策が容易です。そのため、組織で複数台の要塞ホストを所有できる経済的余裕があれば、この種のネットワーク アーキテクチャを利用する効果が上がります。

要塞ホストをセキュリティで保護する設定は、通常のホストの場合とまったく異なります。要塞ホストの場合は、不要なサービス、プロトコル、プログラム、ネットワーク インターフェイスをすべて無効にするか削除し、その要塞ホストに割り当てられた役割だけを完全に満たすように設定します。この方法で要塞ホストのセキュリティを強化すると、攻撃に使用できる方法を制限できます。

ここでは、どのような環境でも要塞ホストのセキュリティを保護することが可能な各種セキュリティ設定について詳しく説明します。この章で説明する手順は、SMTP 要塞ホストの作成向けです。機能を追加する場合には、このガイドに付属の構成ファイルを変更する必要があります。

要塞ホストのローカル ポリシー

このガイドでここまで説明してきたサーバーの役割では、サーバーの構成にグループ ポリシーを使用きましたが、要塞ホストにはグループ ポリシーを適用することはできません。要塞ホストは、Active**Directory® ディレクトリ サービス ドメインに属さないスタンドアロン ホストとして構成されるからです。要塞ホストは公開され、他のデバイスによっては保護されないため、このガイドで定義している 3 種類の環境について、要塞ホスト サーバーに規定されている指針のレベルは 1 つだけです。この章で説明するセキュリティ設定は、「第 4 章 メンバ サーバー ベースライン ポリシー」で SSLF 環境用に定義されているメンバ サーバー ベースライン ポリシー (MSBP) に基づいています。この設定は、セキュリティ テンプレートに含まれており、各要塞ホストの要塞ホスト ローカル ポリシー (BHLP) に適用する必要があります。

表 12.1 要塞ホスト サーバー セキュリティ テンプレート

レガシ クライアント環境 エンタープライズ クライアント環境 セキュリティ強化 - 機能制限環境
SSLF-Bastion Host.inf SSLF-Bastion Host.inf SSLF-Bastion Host.inf
[](#mainsection)[ページのトップへ](#mainsection) ### 監査ポリシーの設定 要塞ホスト用の BHLP 監査ポリシー設定は、SSLF-Bastion Host.inf ファイルに用意されています。これらの設定は、SSLF-Member Server Baseline.inf ファイルで指定されている設定と同じです。MSBP の詳細については、「第 4 章 メンバ サーバー ベースライン ポリシー」を参照してください。BHLP で設定すると、すべての関連するセキュリティ監査情報を、どの要塞ホスト サーバーにも記録することができます。 [](#mainsection)[ページのトップへ](#mainsection) ### ユーザー権利の割り当て SSLF-Bastion Host.inf ファイルには、要塞ホスト用の BHLP ユーザー権利の割り当てが含まれています。これらのポリシー設定は、「第 4 章 メンバ サーバー ベースライン ポリシー」の SSLF-Member Server Baseline.inf ファイルで指定されているポリシー設定に基づいています。次の表では、BHLP と MSBP との違いをまとめています。詳細情報については、表に続いて説明します。 **表 12.2 ユーザー権利の割り当ての推奨設定**

ユーザー権利の割り当て 設定
ネットワーク経由でコンピュータへアクセスを拒否する ANONYMOUS LOGON、ビルトイン Administrator、Support_388945a0、Guest、非オペレーティング システム サービス アカウント
#### ネットワーク経由でコンピュータへアクセスを拒否する **注** :ANONOYMOUS LOGON、ビルトイン Administrator、Support\_388945a0、Guest およびすべての非オペレーティング システム サービス アカウントはセキュリティ テンプレートに含まれていません。これらのアカウントとグループには一意のセキュリティ識別子 (SID) があります。そのため、こうした SID は手動で BHLP に追加する必要があります。 このポリシー設定では、ネットワーク経由でコンピュータにアクセスできないユーザーを指定します。このポリシーを有効にすると、サーバー メッセージ ブロック (SMB) ベースのプロトコル、NetBIOS、共通インターネット ファイル システム (CIFS)、HTTP、Component Object Model Plus (COM+) など、数多くのネットワーク プロトコルが拒否されます。また、このポリシー設定と \[ネットワーク経由でコンピュータへアクセス\] の両方の対象となっているユーザー アカウントでは、このポリシー設定が優先されます。このユーザー権利を他のグループに構成した場合、環境で委任された管理タスクを実行するユーザーの権利が制限されます。 このガイドの「第 4 章 メンバ サーバー ベースライン ポリシー」では、セキュリティ レベルをできる限り上げるため、このユーザー権利を割り当てるユーザーとグループのリストに **Guests** グループを含めるよう推奨しています。しかし、IIS への匿名のアクセスに使用する IUSR アカウントが、既定で **Guests** グループのメンバに設定されています。 そのため、このガイドで定義している SSLF 環境で、要塞ホストの \[ネットワーク経由でコンピュータへアクセスを拒否する\] は、ANONOYMOUS LOGON、ビルトイン Administrator、Support\_388945a0、Guest、および非オペレーティング システム サービス アカウントが含まれるよう指定します。 [](#mainsection)[ページのトップへ](#mainsection) ### セキュリティ オプション 要塞ホスト用の BHLP セキュリティ オプション設定は、「第 4 章 メンバ サーバー ベースライン ポリシー」の SSLF-Member Server Baseline.inf ファイルに指定されている設定と同じです。この BHLP 設定により、すべての関連セキュリティ オプションがすべての要塞ホスト サーバーで同一に設定されます。 [](#mainsection)[ページのトップへ](#mainsection) ### イベント ログの設定 要塞ホスト用の BHLP イベント ログ設定は、「第 4 章 メンバ サーバー ベースライン ポリシー」の SSLF-Member Server Baseline.inf ファイルに指定されている設定と同じです。この BHLP 設定により、すべての関連イベント ログ設定がすべての要塞ホスト サーバーで同一に設定されます。 [](#mainsection)[ページのトップへ](#mainsection) ### 追加のセキュリティ設定 BHLP によって適用されるセキュリティ設定により、要塞ホスト サーバーのセキュリティは大幅に強化されます。それでも、検討する必要のある追加の設定がいくつかあります。次に示す設定はローカル ポリシーを使用して適用することができません。すべての要塞ホスト サーバーに手動で適用する必要があります。 #### ユーザー権利の割り当てに独自のセキュリティ グループを手動で追加する MSBP を使用して適用されるユーザー権利の割り当てのほとんどに対して、このガイドに付属のセキュリティ テンプレートでは適切なセキュリティ グループが指定されています。ただし、テンプレートに含まれていないアカウントとセキュリティ グループもいくつかあります。これらのセキュリティ識別子 (SID) はそれぞれの Windows**Server**2003 のドメインに固有のものであるためです。以下の表に示すユーザー権利の割り当て設定は、手動で構成する必要があります。 **警告** :次の表には、ビルトイン Administrator アカウントの記載があります。このアカウントと、ビルトイン **Administrators** セキュリティ グループを混同しないように注意してください。指定されている "アクセス拒否" ユーザー権利に **Administrators** セキュリティ グループを追加した場合、ローカルにログオンしてその間違いを修正する必要があります。 また、「第 4 章 メンバ サーバー ベースライン ポリシー」の推奨に従ってビルトイン Administrator アカウントの名前が変更されている場合があります。Administrator アカウントをユーザー権利に追加した場合は、名前の変更後のアカウントを指定していることを確認してください。 **表 12.3 手動で追加されるユーザー権利の割り当て**

設定 レガシ クライアント環境 エンタープライズ クライアント環境 セキュリティ強化 - 機能制限環境
ネットワーク経由でコンピュータへアクセスを拒否する ビルトイン Administrator、Support_388945a0、 Guest、すべての非オペレーティング システム サービス アカウント ビルトイン Administrator、Support_388945a0、 Guest、すべての非オペレーティング システム サービス アカウント ビルトイン Administrator、Support_388945a0、 Guest、すべての非オペレーティング システム サービス アカウント

重要 :"すべての非オペレーティング システム サービス アカウント" には、企業全体において特定のアプリケーションで使用されるサービス アカウントが該当しますが、LOCAL SYSTEM アカウント、LOCAL SERVICE アカウント、および NETWORK SERVICE アカウント (オペレーティング システムが使用するビルトイン アカウント) は該当しません。

既知のアカウントを保護する

Windows Server 2003 SP1 には、削除できず、名前だけ変更できるビルトイン ユーザー アカウントがいくつかあります。Windows Server 2003 の最もよく知られているビルトイン アカウントは、Guest と Administrator です。

既定では、Guest アカウントはメンバ サーバーとドメイン コントローラでは無効になっています。この設定は変更しないでください。悪意のあるコードの多くは、サーバーへの侵入で最初の試みとしてビルトイン Administrator アカウントを使用します。この理由から、ビルトイン Administrator アカウントの名前と説明を変更して、攻撃者がよく知られているアカウントを使用してリモート サーバーへ侵入することを防止してください。

ビルトイン Administrator アカウントのセキュリティ識別子 (SID) を指定し、その本当の名前を調べてサーバーに侵入しようとする攻撃ツールが出現して以来、この構成変更の価値はここ数年間で減少しています。SID は、各ユーザー、グループ、コンピュータ アカウント、およびネットワークのログオン セッションをそれぞれ識別する値です。このビルトイン アカウントの SID を変更することはできません。ただし、Administrator アカウント名を一意の名前に変更すると、運用グループが Administrator アカウントに対する攻撃を簡単に監視できるようになります。

要塞ホスト サーバー上の既知のアカウントを保護するには

  • すべてのサーバーで Administrator と Guest のアカウント名を変更し、そのパスワードを長い複雑な値に変更します。

  • 各サーバーで異なる名前とパスワードを使用します。すべてのサーバーで同じアカウント名とパスワードを使用する場合、攻撃者があるサーバーへのアクセスに成功した場合に、他のすべてのサーバーにもアクセスできるようになってしまいます。

  • アカウントを容易に識別できないように、アカウントの説明を既定以外に変更します。

  • 変更した内容を安全な場所に記録します。

エラー報告

表 12.4 エラー報告に関する推奨設定

設定 レガシ クライアント環境 エンタープライズ クライアント環境 セキュリティ強化 - 機能制限環境
Windows エラーの報告をオフにする 有効 有効 有効
このサービスは、Microsoft がエラーを追跡して対処するのに役立ちます。このサービスは、オペレーティング システム エラー、Windows コンポーネント エラー、またはプログラム エラーの報告を生成するように構成できます。このサービスは、Windows XP Professional および Windows Server 2003 でのみ使用できます。 \[Error Reporting service\] を使用すると、このようなエラーをインターネット経由で Microsoft に報告したり、社内のファイル共有に報告したりできます。エラー報告に重要なデータまたは機密データが格納される可能性がありますが、Microsoft はエラー報告に関するプライバシー ポリシーに従って、そのようなデータを不正に使用しないことを保証します。ただし、データはプレーンテキスト HTTP で転送されるので、第三者によってインターネット上で傍受され、解読される可能性があります。 \[Windows エラーの報告をオフにする\] 設定では、\[Error Reporting service\] がデータを送信するかどうかを制御します。 このポリシー設定は、Windows Server 2003 の場合、グループ ポリシー オブジェクト エディタを使用して、次の場所で指定できます。 **コンピュータの構成\\管理用テンプレート\\システム\\インターネット通信の管理\\インターネット通信の設定** このガイドで定義している 3 種類の環境すべての BHLP で、\[Windows エラーの報告をオフにする\] は \[有効\] に設定します。 [](#mainsection)[ページのトップへ](#mainsection) ### SCW を使用してポリシーを作成する 必要なセキュリティ設定を展開するには、セキュリティの構成ウィザード (SCW) と、このガイドのダウンロード バージョンに付属のセキュリティ テンプレートの両方を使用して、サーバー ポリシーを作成する必要があります。 独自のポリシーを作成する場合は、\[レジストリ設定\] セクションと \[監査ポリシー\] セクションをスキップします。これらの設定は、選択した環境のセキュリティ テンプレートで提供されます。この方法は、テンプレートのポリシー要素が SCW によって構成されるポリシー要素より優先されるようにするために必要です。 構成作業を始める際には、オペレーティング システムの新規インストールを使用することをお勧めします。こうすることにより、以前の構成の古い設定やソフトウェアが残っていないことが保証されます。可能であれば、展開に使用するものと同様のハードウェアを使用することをお勧めします。これにより、互換性が向上します。このような新規インストールを*参照コンピュータ*と呼びます。 サーバー ポリシーの作成手順で、検出された役割の一覧からファイル サーバーの役割を削除することに注意してください。この役割は、それを必要としないサーバーに構成されていることが多く、セキュリティ リスクになる可能性があります。ファイル サーバーの役割が必要なサーバーでそれを有効にするには、このプロセスの後半で別のポリシーを適用します。 **要塞ホスト ポリシーを作成するには** 1. Windows Server 2003 SP1 の新しいインストールを新しい参照コンピュータに作成します。 2. \[コントロール パネル\]、\[アプリケーションの追加と削除\]、\[Windows コンポーネントの追加と削除\] の順に選択して、セキュリティの構成ウィザードのコンポーネントをコンピュータにインストールします。 3. すべての要塞ホストに必要な必須アプリケーションのみをインストールし、構成します。ウイルス対策やスパイウェア対策のユーティリティなどが該当します。 4. SCW GUI を起動し、\[新しいセキュリティ ポリシーの作成\] を選択して、参照コンピュータを指定します。 5. Web サーバーなど、検出されたサーバーの役割が要塞ホストに適していることを確認します。その他のサーバーの役割はすべて削除します。 6. 検出されたクライアント機能が環境に適していることを確認します。不要なクライアント機能をすべて削除します。たとえば、**Microsoft ネットワーク クライアント**機能と **DHCP クライアント**機能を削除して、サーバー攻撃の危険性を低くする必要があります。 7. 最大限の保護を実現するため、Windows ファイアウォールを除く管理オプションをすべて削除します。その他のオプションを残しておくと、要塞ホストを管理しやすくなりますが、反面、攻撃の危険性が増大します。要塞ホストの正常運用に必ずしも必要ではないオプションについては、その利点と潜在的なセキュリティ リスクとを慎重に比較検討してください。 8. ベースラインに必要な追加サービス、たとえばバックアップ エージェントやウイルス対策ソフトウェアが検出されていることを確認します。 9. 環境で指定されていないサービスの扱いを決定します。セキュリティをさらに向上させるため、このポリシー設定を \[無効\] にします。この設定は、運用ネットワークに展開する前にテストしてください。運用サーバーが、参照コンピュータに複製されていない追加サービスを実行する場合に、問題が発生することがあります。 10. \[ネットワーク セキュリティ\] セクションで \[このセクションをスキップする\] チェック ボックスがオフであることを確認し、\[次へ\] をクリックします。前の手順で特定した適切なポートとアプリケーションが、Windows ファイアウォールの例外として構成されます。要塞ホストの機能に必要なポートを除くポートをすべてオフにします。 11. \[レジストリの設定\] セクションで、\[このセクションをスキップする\] チェック ボックスをオンにし、\[次へ\] をクリックします。これらのポリシー設定は、付属の INF ファイルからインポートされます。 12. \[監査ポリシー\] セクションで、\[このセクションをスキップする\] チェック ボックスをオンにし、\[次へ\] をクリックします。これらのポリシー設定は、付属の INF ファイルからインポートされます。 13. 適切なセキュリティ テンプレート (SSLF-Bastion Host.inf など) を含めます。 14. ポリシーを適切な名前 (Bastion Host.xml など) で保存します。 #### SCW を使用してポリシーをテストする ポリシーを作成して保存したら、テスト環境に展開することを強くお勧めします。テスト サーバーが運用サーバーと同じハードウェアおよびソフトウェア構成であることが理想的です。こうすることで、特定のハードウェア デバイスに予期しないサービスが必要になった場合などの、潜在的な問題を検出して解決できるようになります。 要塞ホストの役割のコンピュータはドメインに接続されないので、設定の適用に SCW を使用する必要があります。ドメインなしでグループ ポリシーを使用することはできません。 ポリシーをテストする目的は、そのポリシーを対象サーバーに適用しても重要な機能に悪影響が及ばないことを確認することです。構成の変更を適用したら、コンピュータの主要な機能を検証する必要があります。たとえば、証明機関 (CA) として構成されているサーバーの場合は、クライアントが証明書を要求して取得できること、証明書失効リストをダウンロードできることなどを確認します。 ポリシーの構成に問題がないことを確認したら、次に示す手順に従って、Scwcmd を使用して、ポリシーを GPO に変換します。 SCW ポリシーのテスト方法の詳細については、https://technet2.microsoft.com/WindowsServer/ja/Library/5254f8cd-143e-4559-a299-9c723b3669461041.mspx?mfr=true* *の『[セキュリティの構成ウィザードの展開ガイド](https://technet2.microsoft.com/windowsserver/ja/library/5254f8cd-143e-4559-a299-9c723b3669461041.mspx?mfr=true)』および https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=43450 の「[Security Configuration Wizard Documentation](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=43450)」(英語情報) を参照してください。 #### ポリシーを実装する ポリシーを徹底的にテストしたら、次の手順に従って実装します。 1. SCW GUI を起動します。 2. \[既存のセキュリティ ポリシーの適用\] を選択します。 3. 前の手順で作成した XML ファイル (Bastion Host.xml など) を選択します。 4. SCW ウィザードを終了して、設定を適用します。 SCW セキュリティ ポリシー ファイルに Windows ファイアウォールの設定が含まれている場合、この手順を正常に完了するには、ローカル コンピュータで Windows ファイアウォールが有効になっている必要があります。Windows ファイアウォールが有効であることを確認するには、\[コントロール パネル\] を開き、\[Windows ファイアウォール\] をダブルクリックします。 次に、最後のテストを実行して、SCW により意図した設定が適用されることを確認します。この手順を完了させるために、設定が適切であること、機能がその影響を受けないことを確認します。 [](#mainsection)[ページのトップへ](#mainsection) ### まとめ Windows**Server**2003 SP1 を実行する要塞ホスト サーバーは、ファイアウォールなどの他のデバイスによっては保護されず、外部からの攻撃にさらされます。要塞ホスト サーバーは、できる限り、可用性を最大限にしながら、被害を受ける可能性を最小限に抑えるために、セキュリティ保護する必要があります。セキュリティが最高レベルの要塞ホスト サーバーでは、そのサーバーへのアクセスを信頼できるアカウントのみに制限し、有効にするサービスもそのサーバーの機能を完全に実行するために必要なものだけに限定します。 この章では、要塞ホスト サーバーのセキュリティをさらに強化するために使用する設定と手順について説明しました。この設定の多くは、ローカル グループ ポリシーを使用して適用することができます。また、設定を手動で構成し適用する方法についても説明しました。 #### 関連情報 Windows Server 2003 SP1 を実行する要塞ホスト サーバーのセキュリティ強化に関する詳細情報は、以下のリンクから参照できます。 - プライベート ネットワーク構築の詳細については、www.wiley.com/legacy/compbooks/press/0471348201\_09.pdf の「[Firewalls and Virtual Private Networks](https://www.wiley.com/legacy/compbooks/press/0471348201_09.pdf)」(Elizabeth D. Zwicky、Simon Cooper、および Brent D. Chapman at 著) (英語情報) を参照してください。 - ファイアウォールとセキュリティの詳細については、https://www.itmweb.com/essay534.htm の「[Internet Firewalls and Security – A Technology Overview](https://www.itmweb.com/essay534.htm)」(Chuck Semeria 著) (英語情報) を参照してください。 - 多層防御モデルの詳細については、https://usmilitary.about.com/careers/usmilitary/library/glossary/d/bldef01834.htm にある、米軍の「[About defense in depth](https://usmilitary.about.com/careers/usmilitary/library/glossary/d/bldef01834.htm)」ページ (英語情報) を参照してください。 - 侵入者に対する防御策の詳細については、https://www.cert.org/tech\_tips/intruder\_detection\_checklist.html の「[Intruder Detection Checklist](https://www.cert.org/tech_tips/intruder_detection_checklist.html)」(Jay Beale 著) (英語情報) を参照してください。 - 要塞ホストをセキュリティ強化する方法については、https://www.sans.org/rr/whitepapers/basics/420.php にある、SANS Info Sec Reading Room の記事「[Hardening Bastion Hosts](https://www.sans.org/rr/whitepapers/basics/420.php)」(英語情報) を参照してください。 - セキュリティの構成と分析ツールのトラブルシューティングの詳細については、https://support.microsoft.com/?kbid=279125 のマイクロソフト サポート技術情報「[セキュリティの構成と分析ツールに複数のテンプレートをインポートした後に、問題](https://support.microsoft.com/?kbid=279125)」を参照してください。 - サイトのセキュリティの詳細については、https://www.faqs.org/rfcs/rfc2196.html の「[Site Security Handbook](https://www.faqs.org/rfcs/rfc2196.html)」(英語情報) を参照してください。

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