同一サーバーでの移行のプロセスは、4 つの手順と、オプションであるテストの手順から成ります。SUS サーバーを使用して WSUS を展開する場合は、このプロセスを使用します。組織に複数の SUS サーバーがある場合は、このプロセスとリモート サーバーでの移行のプロセスを組み合わせて、複数の SUS サーバーを WSUS を実行しているサーバーに統合することができます。
手順 1: 同一サーバーでの移行 : WSUS をインストールして構成する
SUS がインストールされているコンピュータに WSUS をインストールする場合は、カスタム ポートを使用してインストールする必要があります。WSUS サーバーは移行の前に同期が必要です。ダウンロードの遅延に関する同期のオプションを使用することを検討してください。このオプションは、既定では有効に設定されます。また、SUS で構成されている数と同じ数の言語の更新プログラムをダウンロードするように WSUS を構成します。既定では、WSUS はすべての言語をダウンロードするように構成されます。以上の構成を行うことで、既にネットワークに存在している更新プログラムや不要な言語の更新プログラムをダウンロードする必要がなくなります。
SUS コンピュータに WSUS をインストールして構成するには
- SUS コンピュータに WSUS をインストールして構成します。手順については、前述の「WSUS サーバーのセットアップを実行する」および「詳細な同期のオプションを構成する」を参照してください。
手順 2: 同一サーバーでの移行 : コンテンツと承認を移行する
SUS サーバーからは、コンテンツと承認の両方を移行する必要はありません。最初にコンテンツを移行して、後から承認を移行したり、目的に合わせて任意の数だけ組み合わせて移行したりできます。
コンテンツや承認を移行する前に、SUS が同期されていないことを確認する必要があります。SUS から WSUS にコンテンツと承認を移行するには、WSUSutil.exe を使用します。WSUSutil.exe の詳細については、前述の「移行のコマンド ライン ツール」を参照してください。
SUS の承認を WSUS のコンピュータ グループに割り当てる場合は、まず、WSUS にグループを作成します。詳細手順については、前述の「コンピュータのコンピュータ グループを作成する」を参照してください。
SUS からローカルのコンテンツと承認を移行して、承認を WSUS のカスタム コンピュータ グループに割り当てるには
コマンド プロンプトで、WSUSutil.exe が格納されているディレクトリに移動します。
次のように入力します。
wsusutil.exe migratesus /content PathToLocalSUSContent /approvals SUSServerName "WSUSTargetGroupName" /log filename
例 :
wsusutil.exe migratesus /content c:\sus\content\cabs /approvals sus1 "all desktops" /log local_migration.log
すなわち、WSUSutil.exe の後に、migratesus コマンド、スペース、/content コマンド ライン オプション、スペース、SUS の .cab ファイルの場所、スペース、/approvals コマンド ライン オプション、スペース、SUS サーバーの NetBIOS または完全修飾ドメイン名 (FQDN)、スペース、引用符、WSUS 上のターゲット グループの名前、引用符、スペース、/log コマンド ライン オプション、スペース、ログ ファイルの名前、の順に入力します。
SUS からローカルのコンテンツと承認を移行して、承認を WSUS の "すべてのコンピュータ" ターゲット グループに割り当てるには
コマンド プロンプトで、WSUSutil.exe が格納されているディレクトリに移動します。
次のように入力します。
wsusutil.exe migratesus /content PathToLocalSUSContent /approvals SUSServerName /log filename
例 :
wsusutil.exe migratesus /content c:\sus\content\cabs /approvals sus1 /log local_migration.log
ローカルのコンテンツのみを移行するには
コマンド プロンプトで、WSUSutil.exe が格納されているディレクトリに移動します。
次のように入力します。
wsusutil.exe migratesus /content *PathToLocalSUSContent */log filename
例 :
wsusutil.exe migratesus /content c:\sus\content\cabs /log local_migration.log
ローカルの承認のみを移行するには
コマンド プロンプトで、WSUSutil.exe が格納されているディレクトリに移動します。
次のように入力します。
wsusutil.exe migratesus /approvals SUSServerName /log filename
例 :
wsusutil.exe migratesus /approvals sus1 /log local_migration.log
注意
環境内に別の SUS サーバーがあり、それらをこの WSUS サーバーに統合する場合は、この手順とテストが終了した後に「リモート サーバーでの移行」の「手順 2 リモート サーバーでの移行 : コンテンツと承認を移行する」を参照し、リモート コンピュータから承認を移行する手順を確認してください。
手順 3: 同一サーバーでの移行 : WSUS をテストする (オプション)
WSUS に接続するコンピュータはすべて、WSUS クライアントがインストールされている必要があります。
テスト用に WSUS クライアントを展開するには
- 環境に WSUS クライアントを展開して WSUS をテストします (オプション)。手順については、前述の「自動更新を更新する」を参照してください。
手順 4: 同一サーバーでの移行 : WSUS をポート 80 に移動する
SUS サーバーを廃止し、WSUS の Web サイトをカスタム ポートからポート 80 に変更します。SUS クライアントは WSUS サーバーにチェックインすると、WSUS の Web サイトを検出して、WSUS と互換性のある自動更新クライアントに自己更新します。SUS クライアントに自己更新させるためにグループ ポリシーを変更する必要はありません。
更新ソリューションをポート 80 以外のポートのままにしておく場合は、WSUS をカスタム ポート 8530 に割り当てたまま、WSUS サーバーで、クライアント ポリシーをこのポートを指すように変更します。ポート 80 上の仮想ディレクトリ selfupdate は、WSUS 互換でないクライアント コンピュータを WSUS 互換のクライアントに更新できるよう、維持する必要があります。
SUS を廃止するには
[スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックします。
[名前] ボックスに「inetmgr」と入力し、[OK] をクリックします。
IIS で、SUS の Web サイトを右クリックして、[停止] をクリックします。
WSUS をポート 80 に切り替えるには
[スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックします。
[名前] ボックスに「inetmgr」と入力し、[OK] をクリックします。
IIS で、WSUS の Web サイトを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
[WSUS の管理のプロパティ] ダイアログ ボックスで、[TCP ポート] の値を「8530」から「80」に変更します。
注意
WSUS のインストール後にポート番号を変更する場合は、[スタート] メニューから WSUS コンソールにアクセスするための新しい URL を使用して、新しいショートカットを [スタート] メニューに作成する必要があります。ショートカットの作成手順については、ヘルプとサポートを参照してください。