Excel Services REST API の概要
Excel Services の REST API は、Microsoft SharePoint Server 2010 の新機能です。 REST API を使用すると、URL を介してブックのパーツや要素に直接アクセスできます。
注:
SharePoint Online 用の Excel Services REST API は、2022 年 2 月 28 日以降、Microsoft 365 アカウントでサポートされなくなります。 代わりに、Microsoft Graph エンドポイントの一部である REST API を使用してください。
REST サービスは、次の 2 つの要件に基づいています。
ネットワーク リソースを検索するために使用するアドレス指定方式
これらのリソースを表現したものを返すための手法
REST サービスはリソース中心です。 REST では、データがリソースに分割され、各リソースに URL が与えられ、リソースに対して標準操作が実装され、作成、取得、更新、削除などの操作が可能になります。
注:
REST サービスとカスタム Web サービスの違いの詳細については、「 カスタム サービスまたは RESTful サービス」を参照してください。
Excel Services用の REST API を使用すると、HTTP 標準で指定された操作を使用して Excel ブックに対する操作が可能になります。 これにより、Excel Servicesコンテンツにアクセスして操作するための柔軟で安全でシンプルなメカニズムが可能になります。また、Excel Services REST API に組み込まれている検出メカニズムを使用すると、開発者とユーザーは、特定のブックに存在する要素に関する情報を含む Atom フィードを提供することで、ブックのコンテンツを手動またはプログラムで探索することもできます。 REST API を使用してアクセスできるリソースの例としては、グラフ、ピボットテーブル、テーブルなどがあります。REST API によって提供される Atom フィードを使用すると、関心のあるデータに簡単にアクセスできます。 フィードに含まれる要素を詳細に調べれば、少しのコードにより、ブック内に存在する要素を検索できます。 REST サービスへのアクセスと、Excel Servicesでの REST サービスのサンプル URI の取得については、「基本的な URI の構造とパス」および「サンプル URI for Excel Services REST API」を参照してください。