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Microsoft 365 のアプリとサービスの Internet Explorer 11 の使用停止に向けた SharePoint 環境の準備

Microsoft 365 の進化に伴い、お客様に最も価値のあるものを提供するために、アプリやサービスの評価を継続的に行っています。 昨年 8 月、私たちは「1 年後に Internet Explorer 11 に別れを告げます」と発表しました。

Microsoft Edge ブラウザーにフォーカスすることで、ブラウザーや Microsoft Teams、OneDrive、SharePoint、Lists などの最新アプリケーションでの Microsoft 365 体験のイノベーションを加速することができます。

2021 年 8 月 17 日より、Microsoft 365 アプリおよびサービスは、Internet Explorer 11 をサポートしなくなります。 この変更が一部のお客様にとって困難なことであることは承知しておりますが、Microsoft Edge をご利用いただくことで、Microsoft 365 を最大限に活用していただけるものと信じております。 Internet Explorer 11 に依存している SharePoint 機能から移行する場合に、混乱を避けるため、管理者が考慮すべき事項と実践方法をまとめました。

注意

  • Internet Explorer 11 および Edge IE 互換モードは、Teams サイト、OneDrive 個人用サイト、またはその他の種類の SharePoint コンテンツ サイトではサポートされていません。 Internet Explorer 11 の代わりに Microsoft Edge を探索することをお勧めします。
  • 2023 年 1 月中旬以降、Internet Explorer 11 および Edge IE 互換モードから SharePoint Online と OneDrive へのアクセスは、すべてのユーザーに対してハード ブロックされます。

Microsoft Edge などの最新ブラウザーの導入

最初に、お使いの環境に Microsoft Edge が展開され、構成されていることを確認します。 この記事では、Microsoft Edge への移行における重要な質問と手順をお客様にご案内しています。

Microsoft 統合サポートをご利用のお客様は、Microsoft Edge への移行に関するサポートを同サポート サービスに依頼することができます。

Microsoft Edge の計画、展開、または導入方法に関するガイダンスが必要なお客様には、FastTrack があります。 FastTrack は、Windows 10 Enterprise の有料版シート数が 150 以上のお客様に追加料金なしでご利用いただけます。 まず、FastTrack サイトからサポートをリクエストを送信します。

また、自分で始めたいというお客様のために、Docs サイトにセルフで導入し構成するための資料を用意しており、Microsoft Mechanics シリーズも用意しています。

[エクスプローラーで開く] または [エクスプローラーで表示] の代わりに同期を使用する

従来の SharePoint エクスペリエンスの [エクスプローラーから開く] コマンドは、Internet Explorer 11 に依存しており、Microsoft Edge などの新しいブラウザーでは利用できません。 Edge を使用する場合のモダン エクスペリエンスの [エクスプローラーで表示] コマンドは、[エクスプローラーで開く] と同様のテクノロジに依存するため、どちらの方法も推奨されなくなります。 変わりに、[エクスプローラーで開く] または [エクスプローラーで表示] を使用するよりも、OneDrive 同期アプリを使用して SharePoint ファイルをコンピューターと同期することをお勧めします。

OneDrive ファイル オンデマンドとの同期では、すべてのファイルをダウンロードしてデバイスのストレージ スペースを使用することなく、ファイル エクスプローラーですべてのクラウド ファイルを扱うことができます。 ユーザーが共有するファイルや、SharePoint や Teams で見つけたファイルに簡単にアクセスするために、共有フォルダーにショートカットを追加することができます。 ショートカットは OneDrive に表示されるので、ファイルを見つけて作業することができます。

お使いの環境に OneDrive を展開して構成し、ファイルを移行するには、OneDrive リソース ページから始めてください。 ただし、OneDrive 同期に対応していない環境もあることに留意してください。

OneDrive 同期が機能しない、またはサポートされていない環境

  • オンプレミスの SharePoint Server 2016 環境、またはそれ以前のバージョンの SharePoint Server。
  • SAML (Security Assertion Markup Language) など、特定の種類の認証を持つ SharePoint Server 2019。 詳細については、「SharePoint Server でユーザー認証方法を計画する」をご覧ください。
  • 非永続的な仮想デスクトップ環境では、各コンピュータに同期クライアントがインストールされていません。 詳細については、「仮想デスクトップで同期アプリを使用する」をご覧ください。
  • ファイル オンデマンドをサポートしていない Windows のバージョン。 ファイル オンデマンドには、Windows 10 Fall Creators Update (バージョン 1709 以降) または Windows Server 2019 が必要です。 ただし、回避策として選択的同期を利用することができます。

Power Apps を使用したビジネス プロセスの自動化

ビジネス プロセスを自動化するためには、Power Apps で新しいカスタム フォーム ソリューションを作成し、InfoPath フォームを Power Apps に変換することをお勧めします。 Power Apps は、コードを書くことなくビジネス ソリューションを構築し、展開することができます。 Power Platform の管理方法をご紹介します。

従来の「スプレッドシートのインポート」アプリではなく、リスト作成機能を利用する

スプレッドシートを基にリストを作成する」の手順に従ってください。 サイト コンテンツ ページの「アプリの追加」にある従来の「スプレッドシートのインポート」アプリは、Internet Explorer 11 に依存しており、2021 年 8 月 17 日以降の Microsoft 365 ではサポートされなくなります。