OneDrive 同期ファイルをローカルで削除するときにエラー 0x80071128または0x80071129

現象

OneDrive と同期されているローカル フォルダーからファイルを削除しようとすると、次のいずれかのエラー メッセージが表示されます。

エラー 0x80071128: 再解析ポイント バッファーに存在するデータが無効です。

エラー 0x80071129: 再解析ポイント バッファーに存在するタグが無効です。 

メモ この問題は、OneDrive Files On-Demand がオンになっている場合に発生します。 

原因

OneDrive でオンデマンドファイルが有効になっている場合、同期されたすべてのファイルとフォルダーが再解析ポイントとして実装されます。 OneDrive のリンクを解除するか、ライブラリの同期を停止すると、OneDrive はすべての再解析ポイントを削除します。 一部の再解析ポイントが無効な場合、OneDrive はそれらを削除できないため、エラーが返されます。  

解決方法

この問題を解決するには、 chkdsk を使用して無効な再解析ポイントを削除します。

メモ Chkdsk は、大規模なドライブでプロセスを完了するのに数時間かかる場合があります。 そのため、夜間や週末など、アクティブな時間外に chkdsk を実行することをお勧めします。   

  1. [ スタート] を選択し、「 cmd」と入力し、[ コマンド プロンプト] を右クリックし、[ 管理者として実行] を選択します。 

  2. chkdsk <volume> /R /F コマンドを実行します。

    ドライブをロックできない場合は、次のメッセージが表示されます。

    ボリュームが別のプロセスで使用されているため、Chkdskを 実行できません。 次回システムが再起動するときに、このボリュームをチェックするようにスケジュールしますか? (Y/N)

    この場合は、「 Y」と入力し、Enter キーを押します。 次に、コンピューターを再起動して を実行 chkdskします。 

詳細

再解析ポイントには、次のコンポーネントが含まれています。

  • 再解析ポイント タグ: 再解析タグは、再解析ポイントの所有者を一意に識別します。 所有者は、再解析タグに関連付けられているファイル システム フィルター ドライバーの実装者です。 詳細については、「 ポイント タグの再解析」を参照してください。
  • データの再解析: データは所有者が何らかの作業を行うために使用されます。 Windows Cloud Files Filter Driver (CldFlt) の場合、データにはファイル ID と、OneDrive が特定のファイルを処理するために必要なその他の情報が含まれます。 詳細については、「 ポイントの再解析」を参照してください。