次の方法で共有


OneDrive for Business同期では、"指定した SharePoint サイトに接続できません" というエラーが返されます

現象

Microsoft SharePoint または OneDrive for Businessで [今すぐ同期] をクリックすると、次のエラーが返されます。

指定した SharePoint サイトに接続できません

[OneDrive for Business同期エラー メッセージ] ダイアログ ボックスのスクリーンショット。

原因

この問題は、次のいずれかのレジストリ値が次のように構成されている場合に発生します。

  • HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\x.0\Common\SignIn

    名前: サインインオプション

    種類: DWORD

    値: 3

  • HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\x.0\Common\SignIn

    名前: サインインオプション

    種類: DWORD

    値: 3

SignInOptions=3 では、Microsoft または組織 ID を使用して SharePoint または SharePoint Online にサインインすることを制限します。

注:

x.0 プレースホルダーは、Office バージョン (16.0 = Office 2016、Office 2019、Office LTSC 2021、または Microsoft 365 Apps、15.0 = Office 2013) を表します。

解決方法

重要

このセクションの手順の実行には注意が必要です。 レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。 変更する前に、問題の発生に備えて復元用にレジストリのバックアップを作成してください。

この問題を解決するには、次の手順を実行します。

  1. [ OK] を クリックして同期ウィンドウを閉じます。

  2. レジストリ エディターを起動します。

  3. 次のサブキーを見つけて選択します。

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\x.0\Common\SignIn

  4. SignInOptions 値をダブルクリックします。

  5. [ 値データ ] ボックスに「 0」と入力し、[OK] をクリックします。

  6. レジストリ エディターを終了します。

注:

SignInOptions 値が Policies hive の下にある場合は、グループ ポリシーによって作成されている可能性があります。 このような場合、管理者はこの設定を変更するためにポリシーを変更する必要があります。

詳細情報

SignInOptions 値は、ユーザーが Microsoft アカウント ID または Microsoft 365 にアクセスするためにorganization (組織 ID) によって割り当てられたユーザー ID を使用して Office に資格情報を提供できるかどうかを制御します。 この設定は、次の値を使用して構成できます。

  • 0 = 両方の ID 型が許可されます
  • 1 = 許可されている Microsoft アカウント ID のみ
  • 2 = 許可されている組織 ID のみ
  • 3 = ユーザーはどちらの種類の ID を使用してもサインインできません